メールマガジン バックナンバー

2058号 2019年10月9日

「変われる人」の条件は、「でも、~だからやりたくない」を封ずることができるかどうか

(本日のお話 2078字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件の個別コーチング。
また1件のアポイントでした。

夜は、妻とともに
代々木公園で開催された
アイドルグループ「わーすた」(!)の無料ライブに参戦。

「アイドルを見ると元気が出る!」という
おじさんの気持ちがわかってしまった自分がおります。
新たな自分を発見し、また人生の幅が拡がりました。

この話については、またいずれ。
(熱く語ると引かれそうですが汗)



さて、本日のお話です。

最近、連続コーチングをしたり、
人の話を聞く中で

「変われる人と変われない人の違い」

についてよく考えます。

今日はこのテーマについて、
思うところを皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【「変われる人」の条件は、「でも、~だからやりたくない」を封ずることができるかどうか】


それでは、どうぞ。



■少し前に知人と話をしているときのこと。

色々と現状の不満や理想を聞いていたのですが、
こんな彼曰く、以下の状況であるとのこと。


・今の現状に、そこそこ、満足をしている。

・しかし、将来の不安がないと言えば嘘。

・仕事の柱を2本3本と立てていきたい(いわゆる複業)


、、、ふむふむ、なるほど。

確かに今よく言われるように、
複業で自分の価値を高めたい。
よくわかる。


そして、彼は続けます。
とはいうものの、そんなに簡単に、
新しい事ができない、という悩みを話します。


・しかし、仕事から家に帰ると急にやる気が無くなり、
 何もできなくなってしまう。

・休日も疲れて、外に出る気がしない。

・ついダラダラしてしまう。


うんうん、わかる。
こういうことも、あるよな。

水は低きに流れ、人は易きに流れる。

人は、スイッチがオフになると、
つい流れ流されダラリとしてしまうもの。


■そして、続けてこのような話をしました。

しかし、私はその話を聞いたときに、
これまでとは違って、

”ちょっとまずい(=変わるのは難しい)のではないか”

と正直なところ、思ってしまったのでした。



話としては以下のような話でした。


・家に帰るとダメだから、
 どこかによって勉強したりすればよいとはわかる。

 でも、自分の家の帰路から、
 外れて帰るのは面倒だからしたくない。


・家に帰って、着替える前に掃除をすればいいとわかる。
 
 でも、それをするとしんどいからしたくない。


・休日や夜に、勉強や運動をするためにコミュニティに入る、
 ジムに通うなどすればいいと頭ではわかる。

 でも、それをすると、プレッシャーだからしたくない。


そんな中で、条件が整えば、
挑戦してもいいけどなあ、、、

とのことでした。


■まあ、個人の問題ですし、

健康で、仕事もあり、収入もある中で、
自分が何を選択するのか、
そしてその結果、どういう人生を送るのかは、
自己責任です。

ゆえに、私がどうこういう必要もないのでしょう。

しかし、私の未熟さもあり、
つい心の中でこう思ってしまったのでした。


「いやいやいや、なんの負荷なく
 得られるものがあるとあるはずもないでしょ」


と。


■確かに人は弱い。
意志の力も弱くて、
言ったことを守れないこともある。

でも、

「こうなりたい。
 そしてどうすればよいかわかってる」

という前提がある中で、


【でも、〇〇だからやりたくない】


と”できない理由づけ”を始めたら、
いかんせん、本当に何も始まらないし、

そもそも前に足を踏み出すことを放棄している、

と私は感じてしまうのです。


■言いすぎかもしれませんが、

・全てが完璧にお膳立てされて、
・都合よく物事が揃ったらやります、

というのは、

「自分では何もしない」

と言っていることと相違なく、
もっと言ってしまえば、

「自分の意志で人生を作ろう」

という権利を放棄しているように思えるのです。


選べるのに選ばない。
変えられるのに変えない。
そしてできない理由を言う。

この一連の流れは、

自分の可能性の火に、
自ら水をかけて消して、
そして火がつかないと嘆いている、

そんな様子に思えてならないのです。


◼︎意志の力がなくとも、
つい怠けてしまってもよい。

でも、一握りの

『今の状況を少しだけでも、
 ”自分で”変えてみようと思う意志』

は捨ててはならない、と思うのです。


【「変われる人」の条件は、
 「でも、~だからやりたくない」を封ずることができるかどうか】

です。


その結果やることは、
決して大きなことではなくて、

疲れているから、とか
周りにジムがないから、とか、
家の帰りに寄れるいい場所がないから、とかを封印して、


・家に帰ったらまず1分掃除してみる、とか

・ランニングをせずとも、ジャージに着替えて外に出てみるとか、

・ジムの入会について調べてみる、とか

・土曜の朝、友人と予定を入れてみる、とか

・帰りがけ寄れそうな場所を調べてみる、とか


ごくごく小さなことでよいのでしょう。

ただ、何かこれまでとは違う一歩踏み出して、
今と違う結果を求めようとすること。


【「変われる人」の条件は、
 「でも、〇〇だからやりたくない」を封ずることができるかどうか】

そして一歩踏み出すことでしょう。


このことが、

”人生のコントロール感”

を持ち続けるために、
極めて重要なのであろう、
そのように思う次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

人生はとトランプゲームに似ている。
配られた手は決定論を意味し、
どう切るかはあなたの自由意志である。

ジャワーハルラール・ネルー

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