「小2のおもらし事件」から学ぶ、”自分の強み”の見つけ方
(本日のお話 2553字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、1件のアポイント。
並びに1件の個別コーチング。
夜からは人事の仲間で、
かつ昔からお世話になっている友人に、
研修の相談(と飲み会)でした。
(Wさん、楽しい時間をありがとうございました!)
*
さて、本日のお話です。
昨晩、お酒を酌み交わしながら、
”幼少期の思い出”を話す機会がありました。
その幼少期の(恥ずかしい)思い出から連鎖するようにして、
「今の自分の強み」にふと気づいたのでした。
同時に、誰もが幼少期のエピソードをお持ちであり、
実はそれは、皆様それぞれの「強み」につながっているのではなかろうか、
、、、と思っています。
ということで、
本日は私の幼少期の恥ずかしいエピソードとともに、
気づきをご共有できればと思います。
タイトルは、
【「小2のおもらし事件」から学ぶ、”自分の強み”の見つけ方】
それでは、どうぞ。
■皆さまは、
「小さい頃の、ちょっと恥ずかしいエピソード」
なるものはありますでしょうか?
おそらく、誰しもが、忘れかけているけれども、
「やらかしてしまった経験」の、
1つや2つ、きっとあるのではないかと。
そしてそれらの失敗と言うのは、
数十年の時を経てもなお、
自分の記憶に心に、刻まれているものですね。
そして今の自分を形作っている、
重要なパーツの1つとなっているのでしょう。
■私(紀藤)も例外なく、
そんなエピソードがあります。
少し参考までに、告白させてください。
*
それは、今から30年前の話。
私が小学校2年生の時でした。
お昼直後の3限目か4限目か、
その辺だったと思います。
算数の授業の時間で、
「算数のドリル」を皆がやっていました。
それぞれが静かに、
黙々と問題集を解いています。
そのクラスには、
私が密かにライバル視をしていた、
”わたなべくん”という頭のいい男子がいました。
幼心に、彼に負けたくない、
彼よりも早く問題集を解き終わりたい、と思っていました。
彼がページを捲るのを横目でみながら、
彼よりも早くとくぞ、と頑張っていました。
、、、しかし、8歳の私は、その時、
猛烈にオシッコがしたくなったのです。
しかし、「わたなべくんに負けたくない」。
加えて、ビビりだったので、手を挙げて、
「先生おしっこしたいです」と言う勇気もない。
、、、我慢に我慢を続けましたが、
8歳の私に、膀胱をコントロールする筋力も、
そして意志力もありませんでした。
猛烈な尿意に負け、結果、
教室内にて、おしっこを漏らしたのでした。
(ああ、はずかしい、、、)
先生に手を引かれ、トイレに行くシーンが、
映画のセピア色のワンシーンのように、
未だに脳に刻まれています。
■、、、というのが、
私の幼き頃の恥ずかしい思い出。
まあ、今となってはそんなこともあったな、
くらいですが、8歳でも意識もプライドもあります。
そして、このことを思い出す中で、
「自分の強み」について気づいたことがありました。
それは、どうやら昔から、
『「それしか見えなくなる」という特徴』
があった(っぽい)、ということ。
何か、一つのことに注目すると、
変なこだわりがあり、猪突猛進してしまう。
*
小2の別の時、こんな出来事もありました。
今度は理科のクラス。
「たんぽぽについての作文を書く」
という宿題が出たときの話。
何を血迷ったのか、
「たんぽぽ”についてどれだけたくさん書けるか」
にこだわり始めました。
その日以来、夕方ごとに放課後残って書き続け、
その量は、原稿用紙計25枚分となりました。
8歳の稚拙な語彙力と、表現力なので、
ゆえに、内容は大したことないのですが、
『「それしか見えなくなる」という性分』
は、ここでも現れていました。
■ちなみに、この話から、
何が言いたいか、というと、
【幼少期から続く、自分特有の思考・行動のパターン】
を探すことで、「自分の才能」について、
気付けることがあるのでは、
と思ったのです。
■人の「才能」については諸説あります。
「強み分析」で世界2300万人が受けるアセスメント、
『ストレングス・ファインダー』によると、
”「才能」とは思考・行動・感情の、
自然の繰り返しパターンである”
と定義します。
そしてその才能のいくつかは、
幼少期にできあがっているとのこと
■私が、おしっこ漏らし、
たんぽぽの作文を書き続ける
『「それしかみえなくなる」という性分』
は自分が持っている才能は、
自分の尖った部分であり、才能だったのかもしれない、
と思ったのでした。
(ストレングス・ファインダーで言えば、
「目標志向」や「最上志向」という資質ですね)
■私の例は、あくまでも一例。
きっと他の人にも同じように、
【幼少期から続く、自分特有の思考・行動のパターン】
があるのではないかと思います。
例えば、
「なぜ?なぜ?」と多くのことに関して、
疑問を持つ子供時代の方もいるでしょうし、
人の気持ちが敏感にわかる、
友人関係が上手だったという過去を持つ人もいるでしょう。
あるいは何かにハマったら、
とことん追求してしまう凝り性のタイプもいたり、
大人の気持ちがわかり、何をすれば、どう人が動くのか、
直感的に分かった子供時代の方もいるでしょう。
■人はそれぞれ、
【幼少期から続く、自分特有の思考・行動のパターン】
が、なんだかんだあるように感じるのです。
そしてその性分を、
今の仕事や生き方にうまく活かせているかを考えることは、
重要であると思っています。
私の場合、
これと決まったら忘れなくなると言う猪突猛進型の性分は、
今は仕事(営業活動)や、
自分の能力向上、趣味(マラソン)に活かせている、
と思います。
■最近、多くの選択肢が生まれたことにより、
「自分が本当に何をしたいのかわからない、
どんなことが向いているのかわからない」
という声も耳にします。
では、どうやったら自分の強みや、
向いている事がわかるかというと、
結局そのヒントは
「これまでの自分にしかない」
のでしょう。
それを探すには、
・幼少期に印象に残った3つの出来事、
・小学校で印象残った3つの出来事
・中学校で印象に残った3つの出来事
・高校で印象に残った3つの出来事、
・大学で印象に残った3つの出来事、
などを思い出し、
そこで経験した出来事、学んだ教訓、
出会った人々、などを探求していくことでしょう。
そしてその中で、
自分にとって大切な出来事と、それにまつわる
【幼少期から続く、自分特有の思考・行動のパターン】
を探すこと。
それらを探求することで、
自分が自分のそのままで、
よりよく活躍できる道筋が見えるのかもしれない、
そんなことを私(紀藤)自身の
「おもらし事件」「たんぽぽ作文」から思い起こし、
ふと思った次第です。
最後までお目通し頂き、ありがとうございました。
本日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
いくつかの芸を月並みにこなすより、
一芸に秀でる方がよい。
コプリニウス(古代ローマの政治家/61-112)
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