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2078号 2019年10月29日

人は孤独で、弱く、時に頼りたい生き物である

(本日のお話 1420字/読了時間1分半)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は、1件のアポイント。
午後から翌日の研修のため名古屋に移動でした。



さて、本日のお話です。

最近仕事をしていて、
またよくよく思うことがあります。

こんなこと言うと、
疲れているのではなかろうか、と思われそうですが、

「人は元来孤独であり、弱いものである」

と、しみじみ思っております。

ちなみに、何か嫌なことがあったわけではないですし、
最近読んだ本のエッセイの影響です(たぶん。。。)


ということで、本日はその「人の弱さ」をテーマに、
思うところを皆様にご共有できればと思います。


タイトルは、


【人は孤独で、弱く、時に頼りたい生き物である】


それでは、どうぞ。



■どれだけ強そうに見える人でも、
頼もしく、自信にあふれるような人が、

ひと度、病に冒されたり、
トラブルに見舞われたり、
うまくいかないことが続くと、だんだんと心が弱り
その人を支えていた自信が、
あっという間に弱くなるように見えることがあります。


こう思うのは、
私の人間的な未熟さかもしれませんが、

”人は健康で、ご飯が食べられて、
 良好な人間関係の中にあるから、
 前を向いていられる”

という側面があると思います。

ゆえに、

一度、健康や、人間関係や、
仕事面がボロボロと崩壊していけば、
いとも簡単にその心は弱ってしまう、

というのが私の考えです。



■今読み進めている、
三浦綾子の『道ありき』という、
小説家の心のあり方を書いた自叙伝に、
このような内容がありました。

「人は人に頼っているうちは、
 真に自立したことにならない。
 
 しかしながら人はやがていなくなる。

 そう考えると、最終的には、
 絶対揺るがない神に頼るしかないのでは、とも思えた」

というような話。

つまり、

・自分はゆるぎやすいから、人に頼る

・でも、人もゆるぎやすい

・神に頼る?

という構造ですね。

でも、たしかに一節あるし、
だから不遇な状況で、常に神の存在は、
人類とともに歩んできたことは事実です。


■そう考えた時、「我が身1つ」だけの場合、
その脆さ、弱さ、移ろいやすさと言うものは極めて大きく、
不安定の大きさたるやいなや凄まじいものがあるのかもしれません。

私自身、メルマガで自分の歩みを見える化して、
”きちんと歩いている”と思うことで、
強くいようとしていますが、

同時に、常に一人で立つことへの不安は
どこかであるのです。
(ビビりなだけかもしれませんが)

あるいは時にパワーの不足を感じるのは、
どこかで「孤独感」を覚えているからであり、
それはもしかすると、

「志を同じくする仲間」とか
「気持ちを分かり合える友」との、

ざっくばらんなコミニュケーションや、
やりとりができていないからではなかろうか、

とも思ったのです。

1人だけで仕事をやっていたとすると、
確かに気楽かもしれませんが、
補い合うこともできず、結局できる事は小さく、
大きなエネルギーも湧いてこないのだろうなと思うのでした。


■人との付き合いは、
なんだかんだでめんどくさいです。

ただ、そこから得られるものもとても大きい。

”誰かと誰かがつながり合ったり、
 癒やし合ったりすることで生まれる力”

は凄まじいものがあります。

同じ組織でなくても、
同じ志、同じように戦っている仲間の存在は、
自分の心を、少しだけ強くしてくれるのです。

■話が右往左往してしまいましたが、

人は弱い。
強く見えても弱い。
どこかで誰かに頼りたい。

そんな弱さが自分のうちにあることを認めること。

そして、もし自分がピンチになった時でも、

「頼れる誰か、頼れる何か」

を設けておく事は、
自分の精神を一定の場所に留める上で、
重要なことではなかろうか、

などと、思った次第です。

今日は、短めに。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。


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<本日の名言>

人々は悲しみを分かち合ってくれる友達さえいれば、
悲しみを和らげられる。

ウィリアム・シェイクスピア

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