「スパルタ英語塾」から学ぶ、忙しい中での『時間の作り方の原則』の話
(本日のお話 3002字/読了時間4分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、実行文化を作るための、
4DX(実行の4つの規律)のコーチ向けのセッションの実施でした。
また、夜からは1件の個別コンサルティング。
その後、自宅に帰ってコーチングの練習会。
加えて、昨日から入塾した「スパルタ英語塾」の宿題など。
もりもりの1日でした。
*
さて、本日の話です。
来年1月末に参加するカナダのワークショップを踏まえて、
「スパルタ英語塾」なるものに通い始めたと、
昨日のメルマガにてお伝えいたしました。
本日もその「スパルタ英語塾」からの気づきと学びを、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「スパルタ英語塾」から学ぶ、忙しい中での『時間の作り方の原則』の話】
それでは、どうぞ。
■『NCC総合英語学院』という英語塾が、
西新宿にひっそりとあります。
広告も出しておらず、
教室も、雑居ビルの中です。
加えて「NCC総合英語学院」で検索してみるとわかるのですが、
失礼ながら、
時代錯誤なホームページで、昭和感満載。
不思議な赤色のフラッシュと
気合の入った筆のようなフォントで、
「こんなところに人が集まるのだろうか、、、」
と思ってしまいます(失礼)。
しかし、
ホームページの深い部分までよくよく見てみると、
通った人のほぼ100%が劇的な成長の実感をし、
口コミだけで生徒が満席になり続け、
入塾するためにに2ー3ヶ月待ちになっている、
というなかなか稀有な英語塾であることがわかります。
(余談ですが、広告をたくさん使う、
高いネイティブの英語塾と一線を画した戦略で、
「広告ゼロ ✕ テナント費極小化 ✕ 事務社員ゼロ」で経費を極小化。
その減った部分を
「講師の質 ✕ 授業のクオリティ ✕ 授業費の低減」
に活用し、一点突破で突き抜けている塾です。
マーケティング的な視点からも、大変参考になります)
■さて、この英語塾に、
説明会の申込みのために電話してから、入塾するまで、
一貫して伝えられるスタンスがあります。
それが、
『真剣に努力する人のみ募集』
というスタンス。
決して塾生には迎合せず、
「真剣なる学習者のみ応援する」のです。
そのスタンスは、
説明会の申し込みをする時から始まります。
初めての電話で、説明会の申込みをするとき、
担当の人から淡々と、このように伝えられました。
「、、、恐縮ながら、
当塾のホームページを拝見いただきましたか?
そこで、”真剣に学習する人のみ募集”とありましたが、
その方針はご理解いただいておりますか?
そして、その上で、
説明会をご希望されるということでよろしいですか?」
と確認。
全く、お客様!という感じではなく、
最初からなんだか怒られている気がするほど(汗)
説明会に実際に、参加した際も、
「、、、再三となり恐縮ですが、
”真剣に学習する人のみ募集”というスタンスは、
十分、ご理解いただいておりますか?」
と確認があり、
事前のテキストの名前も、
なんと「スパルタ式」(期待通りです)。
その態度も、方針も、
塾生に媚びると言う事は一切なく、
「英語能力の向上にコミットする」
という1点突破で価値貢献をする、
(でも、本当に情熱的なのです)
そんな「本気」のスタンスが、
ビリビリと伝わってくるのでした。
■…と、前置きが長くなってしまいましたが、
そんな英語塾の入塾説明会にて、担当の先生が、
「英語の勉強時間の作り方」
について、こんな話をしていたのが印象的でした。
説明会が一通り終わった後、
「おそらく、皆様ここまでお話を聞かれて、
膨大な宿題な量があると知り、
”そんなにたくさんの英語の勉強する時間はない”
と思われたかもしれません。
仕事が忙しくて、もう30分も時間を取ることができない、と
ご不安になられているかもしれません」
「ただ、塾に入られた方で、
”最初は30分も時間を取る事は難しい”と言っていた生徒さんが、
私たちのレッスンについてくるために、
1日、もう1時間の時間を作れないかと模索していったら、
お昼の15分の時間や、移動時間の隙間、
電車の待ち時間、小休止の際など、積み重ねていき、
結果1日2時間勉強できるようになった、
という話は、珍しくないのです。」
「皆様が、『真剣に学習しようとした』結果、
その時間を捻出できたという人が多く、
それは多くの方に当てはまると思っています」
、、、という話でした。
■そして、この話は、
私は大変共感、そして納得したのです。
よく耳にするのが、忙しい方が多く、
「時間がない」と思われる方が多い、ということ。
そして、その気持ちも状況も、
大変よくわかります。
本当にそうだと思います。
ただそんな中で、
この英語塾の先生の話を聞いて共感したのが、
【「時間が全然ない」と言っていても、
『真剣に学習しようとした』ら、時間を捻出できた】
という話です。
確かに、時間というのは有限。
日中働き、学ぶ時間なんてないのも事実でしょう。
しかしながら、
「自分の中で、絶対これをやる!」
と決意し、その時間を作るために何とかならないだろうか、
と創意工夫したら、「絞り出せる時間」というのは、
多少なりとも、絶対にあるはずなのです。
■例えば、普通にやっている
・メール返信の雛形を作って、
1日5分間、捻出することはできないだろうか、
というアイデアも浮かぶかもしれないし、
・いつも作っている会社の議事録を簡略化して
1日10分間の時間を生み出すことができないだろうか、
と思うかも知れないし、
・家に帰って、ぼーっとしてしまう15分の時間を
学習に当てることはできないだろうか、
と考えつくかもしれない。
1日のどこかには、なんとなく過ごしている
”時間の空隙”が確かにあるはずで、
もしその隙間を活用しきれていないというのは、
「時間を絞り出す」とため努力をしていない、
または、そこまでして時間を絞り出す意味を、
見出していない、と言うことでしょう。
■世界的名著『7つの習慣』では、
「第3の習慣 最優先事項を優先する」において、
未来に繋がる時間の使い方として、
「緊急ではないが、重要なこと(=第2領域)」
に時間を投資することが重要だといいます。
(例えば。”勉強、計画・準備、健康維持、人間関係づくり”など)
それらに時間を投資をしていくことが
自分の未来を作り出していく、といいますし、
その感覚は、皆様もよくよくおわかりのはず。
しかし、ではどうやったら、
それらの「第2領域」に時間を使えるかというと言うと、
わかっていても、なかなか難しいのです。
なぜなら、人は流されるから。
その中で「第2領域」に時間を投資するには、
青臭い表現かもしれませんが、
『真剣にそれをやりたい、やらねばと思う「情熱」』
があることが極めて重要なのです。
それがなければ、「忙しい」という、
便利な三文字を持ち出し、
すぐ今の状況のままであることを、
自分で容認してしまうのでしょう。
■ゆえに、厳しいかも知れませんが、
日々忙しくて、
本を読む時間がない、
勉強する時間がない、
資格を取るための学習時間がない
と言っているとしたら、
それは英語塾風に言えば、
『真剣にやろうと思う気持ちが、実はない』
ことに他ならない、と思うのです。
■「7つの習慣」でも、
「第3の習慣 最優先事項を優先する」の前に、
「第2の習慣 終わりを思い描くことから始める」があるところに、
大きな意味があります。
”自分のミッションを持つこと”
すなわち、何がしたいか、
どうなりたいのかを自分自身に問い、心に落ちていなければ、
(第2の習慣 終わりを思い描くことから始める、がなければ)、
何が自分にとって優先順位が高いかもわからず、
時間を使おう、第2領域に投資しようと思わず、
流れ流されてしまうことになる
(第3の習慣 最優先事項を優先する、ができない)
となると伝えています。
ゆえに、本日のテーマである、
【「スパルタ英語塾」から学ぶ”時間の作り方の原則”】とは、
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1,真剣にやる、という「情熱」を醸成すること
2,その情熱を維持・サポートしてくれる「環境」を整えること
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この2点が鍵になるのでしょう。
皆様は、時間を捻出してでも「真剣にやりたいこと」は、ありますか?
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<本日の名言>
人生には何よりも
「なに、くそ」という精神が必要だ。
嘉納治五郎(講道館柔道の創始者・教育者/1860-1938)
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