「揺るがない自分を作る」ための2ステップ ~自分との約束を守る編~
(本日のお話 1654字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は某を建設会社に向けての、
『実行力を高めるワークセッション(4Dx)』の実施でした。
また夜は1件のアポイント。
「EQ診断(心の知能指数)」の
米国の最新のプログラムを翻訳された会社の社長とアポイントでした。
本当に人材開発も色々とあるものです。
*
さて、本日のお話です。
昨日のテーマが、
「揺るがない自分を作るための2つのステップ」ということで、
まず最初のステップは、
『ありのままの自分を認める』
ことが、第1のステップである、
というお話でした。
本日は後半のお話を続けたいと思います。
タイトルは、
【「揺るがない自分を作る」ための2ステップ ~自分との約束を守る編~」
それでは、どうぞ。
■昨日お伝えしたお話は、
「揺るがない自分」を作るためには、
【1,自分自身のこれまでのストーリーを理解し、受け入れること】
が、最初のステップである、
とお伝えしました。
なぜ自分が今この考えになっていて、
どのような経験や、家庭や、
コミュニティが関わってきたのか。
誰もが「然るべきしてこうなった」という、
ストーリーを多少なりとも持っているはずで、
これらを客観的に見つめることで、
自己の受容、他者の受容へ繋がる、
、、、というお話をお伝えいたしました。
■しかしながら「揺るがない自分自身(自己基盤)」が、
それだけでできるかと言うと、そういうわけではありません。
そこは最初のステップにしか過ぎず、
そこから強固な自分を作るためには、
暑苦しいようですが、
【2、自分との約束を守り、積み重ねること】
この2ステップ目を、
愚直に積み重ねることに尽きると思うのです。
■「自分を受け入れる」というのは、
なんとも優しい響きがあります。
”ありのまま”というのは、
広い解釈ができる言葉なので、
「そのままでよい」
「何もしなくても良い」
というように、
”自分への甘え”を許してしまう言葉にも、
受け取られると思うのです。
■本当は心のどこかで、
自分の中でやるべき事をもっていたり、
そのために成すべき行動があったり、
あるいはなくとも、何かしないと行けないという、
モヤモヤ感を持っているのに、
それを守れない自分を正当化するために、
「でも自分はこんな風に生まれてきたのだから(ありのままでいいよね)」
と自己受容をしようとしても、
それはもうひとりの自分が、
心から許してくれなかったりする。
どこかで、”もうひとりの自分”が見ているわけです。
■ゆえに、過去の自分を振り返り、
「1,自分自身のこれまでのストーリーを理解し、受け入れること」
の後には、
「自分でこうなっていきたい」という像に向かって
一歩一歩、日々積み重ねるように歩く、その過程により
「揺るがない自分」
というものが作り上げられるのではないか、
と思っています。
私の好きな名言で、
”人格は繰り返す行動の総計である。
それゆえに優秀さは単発的な行動にあらず、習慣である。”
(アリストテレス)
という言葉があります。
人格とか優秀さ、というのはおいておいても、
日々自分が繰り返している「習慣」があるとしたら、
一番インパクトを与えるのは、外的な結果以上に、
”それをやり続けている自分の心”
に、最も大きなインパクトを残すと思うのです。
ゆえに、繰り返し続ける積み重ね(習慣)と言うのは、
自分自身の信頼、すなわち「揺るぎなき自分」につながってくる、
そのように思うのです。
■人は易きに流れ、自分に甘えがち。
でも、どこかで必ず自分は気づいているものです。
ゆえに、
・自分のことを好きになりたい、とか、
・自分自身のことを信頼したい、とか、
・揺るぎなき自分を作っていきたい
と思うのであれば、まずは一つ、
どんなに小さくても、
こうありたい自分に向けての小さな一歩を、
日々積み重ねていくこと、
【2、自分との約束を守り、積み重ねること】
このことが重要なのであろう、
そのように思う次第です。
(と、自戒を込めて、
私も自分に言い聞かせております)
皆さまは、こんな風になれたらよいな、
という自分の像はありますか?
そのために、こうしようと決めたこと、
どれくらい積み重ねていますか?
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<本日の名言>
忍耐の草は苦い。
だが、最後には甘い、柔らかい実を結ぶ。
カール・ジムロック(ドイツの詩人/1802-1876)
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