「いつまでも勝ち続ける」ためには、勝ちに驕らず、気を抜かず、勝ち切ること
(本日のお話 2243字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日日曜日は、終日「サムライ塾」という
私塾の合宿に参加でした。
一昨日ほぼ眠れておりませんので、
(そして昨日も遅かったので)
かなり眠い月曜日でございます。。。
睡眠はやっぱり大事ですね。
*
さて、本日のお話です。
土曜日に、私のメルマガ&起業のきっかけの師匠の一人、
鮒谷周史さんのセミナーに参加してまいりました。
(ちなみに鮒谷さんは、
20万人のメルマガ会員を持つ
私のメルマガの大師匠でございます)
その際に、私の質問に対してのお話が、
戒めとして胸に刺さりましたので、
今日は私の気づきと学びについて、
ご参考までに、皆様にご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【「いつまでも勝ち続ける」ためには、勝ちに驕らず、気を抜かず、勝ち切ること】
それでは、どうぞ。
■私の個人的な感想ですが、
人を前へ前へと突き動かすものとは、
「危機感」
であると思っています。
「夢」とか「ありたい自分」という言葉は、
耳障りがよく、立てていても割と楽しいのですが、
”こうありたい”という柔らかい感情より、
「このままだと危険な未来がまっている」
という切迫感とも、
生存本能とも言える鬼気迫った感情のほうが、
”こうなれたらいいな”
という意識よりも、
何倍もパワーを持つものです。
枯渇感、
足りていない感、
なにくそ感、
今に見てろよ感。
何かを成し遂げた人が、
逆境をバネにして頑張って功を成した、
という話を耳にしますが、
上記の言葉に表されるような
「足りていないという感情」を動力源として使うことは
非常に大きな飛躍を生み出しうるのだろう、
と感じております。
■しかしながら、
「こんなもんじゃない感」
が、一端満たされると、
「油断」という魔物が目を覚まします。
私も起業したとき、
「やばいやばい」
「定期収入がなくなる」
「お客様に選ばれないと、将来がない」
「自分の力量を高めないと、潰れる」
「(潰れなくとも)起業しただけのカッコ悪い経営者になる」
というような、
”危機感を煽る言葉”が24時間、
私の頭の中をぐるぐると回っており、
日々朝起きては、
自分のパソコンのデスクトップにある、
「FY(fiscal year)2019」の、
今後の売上、売上見込、そして
自分が掲げた目標売上を見返して、
同時にエクセルで計算した、
「目標金額と現状のギャップ」
を日々眺めて、
「まだまだ足りない」
「目標にはこれでは到達しない」
「もっと攻めなければ」
と思い、できることをリストアップして
動いてきたのでした。
■そんな切迫感もあり、
11月末で、起業後2期目が終わろうとしていますが、
結果、今期は、
110%超えの目標達成率にて、
終わることができそうです。
振り返って、
お仕事を任せていただいたお客様の顔
(本当にありがとうございます)
そして期待に応えようと頑張ったという気持ちで、
それなりの充実感を感じていたここ2週間ほど。
今は請求書の処理、領収書、
そして来年に向けた仕入れ(自己投資も含め)、
また掲げている「英語の勉強」のために、
少し仕事のアクセルを緩めているので、
ある意味、気楽なわけです。
(誰かを巻き込んだ仕事に比べれば、、、です)
■しかし、そんなちょっとした満足感を持っている中、
先日、先程紹介した、経営においても師と仰ぐ鮒谷周史さんに、
「利益が出たときの自己投資」
について、とある質問をしたときに、
こんな回答を頂いたのが、
胸に刺さるとともに、ぎくりとしたのでした。
その内容とは、以下のような話でした。
「大体、起業して2~3年目くらいでうまくいくと、
”調子にのる”ことが多いんですよね。
でも、淘汰の波は2~5年目にやってきますよね。
皆が口々に「起業しました!」といって、
それからワイワイやっていたのに、
ふと気づいたらその人達は
いつのまにかゲームから退出していて、
会社たたみました、とか、
友達の会社手伝っています、とか、
いつからかサラリーマンに戻っていました、
という人が、びっくりするくらいたくさんいますね。」
「10年とかになると、
本当にほとんどプレイヤーがいなくなります。
だから、生き残ることは本当に難しいし、
5年目くらいまでは駆け抜けるということが、
とても重要ですよね。
紀藤さんは、調子に乗らなさそうだから、
大丈夫だと思いますけど(笑)」
、、、そんな話を、いただいたのでした。
■そのときに、
「紀藤さんは大丈夫だと思いますけど」
とフォローしてくましたが、
内心、ギクリとしたのでした。
「自分、調子に乗っていないか、、、?」と。
気をつけていたつもりだったのに、
どこかで、慢心している自分、
どこかで、油断している自分、
どこかで、甘く見ている自分、
どこかで、勘違いしている自分、
、、、そんな存在が、
顔を覗かせているような気がして、
ヒヤリとしたのです。
■本当に、自分に実力がついて、
「どんな状況でも絶対に大丈夫」
「たとえゼロになっても取り戻すことができる」
そういう盤石の状態になったときは、
”感覚でわかるようになる”と思います。
レベルが上になればなるほど、
見える世界が広がって行くわけですから、
”自分が頭一つ抜きん出た”
というのは、レベルが上がれば、
自分の感覚が教えてくれると私は感じます。
(例えば手前味噌ですが、メルマガとかはそうです)
そして、まだ「頭一つ(実際は2つ3つ)」抜きん出てもないのに、
まだまだ修行途中の「金メッキ」の状態なのに、
ちょっとでも慢心があるならば、
それはリスク・油断以外の何者でもありません。
■昔から、
『勝って兜の緒を締めよ』
とありますが、
本当にその通りなのでしょう。
上手く言ったからといって、
本当に実力かどうかわからないのです。
たまたまかもしれない”勝ち”を、
勘違いして手を抜いたり、
努力の手を休めて一息つくのは、
「ああ、気を抜いたのが悪かった」
と未来に後悔の種をまくことになりえます。
■ゆえに、
1,勝ったという気持ちは少し楽しんだら忘れる
2,新たな背伸びをした目標を掲げる
3,1日、1日積み重ねる気持ちで、後悔なきよう
また今日もやりきる、生き切る
このことを絶対忘れないようにしよう、
そのように思った次第です。
ちょっと暑苦しいようですが、
原則中の原則のことだと思った次第。
そして強い自戒を込めて。
皆様は、ご自身の目標を達成したとき、
勝って気を抜く、ことはありますか?
どのように気を抜かず走る仕組みを、
自分で設けていますか?
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<本日の名言>
進歩とは反省の厳しさに正比例する。
本田宗一郎
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