「目立たない人」にこそ、自分の勝ちパターンを見つけるヒントがある
(本日のお話 2543字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、2件のアポイント。
ならびに、新入社員研修「ディスカバリー」の立ち会い。
そして夜は、月1の空手の稽古でした。
毎回空手をするたびに、体のどこかを痛め、
翌日は至る所が痛むというのがデフォルトになっております。。。
怪我をしないためには、
自分が圧倒的に強くなれば良い。
もっと強くなりたい、と思った1日でした。
(もういい大人ではありますが、、、)
*
さて、本日の話です。
先日参加したセミナーにて、
「人は”目立つもの”が全てだと勘違いしやすい」
という興味深い話、そして共感する話がありました。
今日はこの話について、
皆様に学びと気づきをご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「目立たない人」にこそ、自分の勝ちパターンを見つけるヒントがある 】
それでは、どうぞ。
◼︎日々、生活をしていて、
インターネットのメディアや、
テレビ、SNSなどに接していると、
「目立つ人」
が、文字通り、目に付きます。
「目立つ人」というと
ざっくりしすぎていますが、
時流に乗っているとか、
注目を集めているとか、
話題になっているとか、
そんなイメージでしょうか。
例えば、
ITベンチャー
スタートアップ
マーケティング
コンサルタント
ユーチューバー
あるいは、
・今流行のオンラインメディア好き
・「いいね!」を大量に集める人、とか、
・今の世の中に影響与えている業界とか、
・人の繋がりをたくさん持っている人、
などが(私にとっては)
「目立つ人」
かなあ、と思っております。
(ホリエモンさんとか、
落合陽一さんとか、幻冬舎の箕輪さんとかもそう
※私の場合です)
■そして、そのような
「目立つ人」
を見ていると、
なんだかんだ魅力的に見るもの。
ゆえに向上心がある人こそ、
ともすると
「そうならなければいけない」
(=”目立つ人”と同じことをしなければいけない)
と思ってしまうことも、
あるのかもしれません。
例えば、自分が起業した。
軌道に乗せたい、そのためには、
「目立つ人」と同じように、
情報発信に切磋琢磨する必要があるのだ。
ゆえに、
Instagramをやって
YouTubeをやって
オンラインサロンを作って
・サブスクリプションモデルを作り上げて
と、(ここまで露骨ではないにせよ)
時流に乗ったことを、
しなければいけないと感じる、
というように。
■しかしながら、
そういった「目立つ人」で、
成功している風に見える人が、
本当に成功しているのか。
「目立っている人」=「経済的にも、人間関係としても豊かな状態」なのか?
と問われると、
必ずしもそうでもないことも、
多々あるものです。
もちろん、本物もいますが、
そう思わせているだけの人もいたりするもの。
ゆえに、
「目立っている」=「うまく言っている」
とは限らないようです。
■逆に、普段は、
そんなに前には出てこない
「目立たない人」
だけれども、
実際は大変成果を出していて、
うまく言っている人もいたりします。
例えば、私の知る中では、
・街のクリーニング屋さん
(学校のカーテンの洗濯を専門にしている。
目立っていないが安定顧客がおり、大変な利益がでている)
とか、
・街の畳屋さん
(飲食店に夜、畳の張替えを出張で行うことを専門にしている。
店舗はいくらでもあるので、お客様が途絶えない)
とか、
・中小企業向けの「モラル啓蒙ポスター&映像」を
専属に売っている研修会社(固定費極小、利益が極大)
などなど、
表には出てこない
「目立たない人」
こそが、実は、
想像を遥かに超えるほどうまく言っていることが、
ままあるのです。
■もう少し身近な、一般の組織で言うと、
「営業」の世界でもそう。
ものすごくセールストークが上手で、
明らかに自信があふれていて
どんな人でも説得せしめるような、
パワフルなトップセールスっぽい人よりも、
実は、
温厚で、地味そうで、
アツく語るのが得意そうではない、
しかし誠実で安心感を与える朴訥とした人の方が、
売り上げ数字を上げている
トップセールスだった、
というパターンもあります。
これも、
「目立っている」=「うまく言っている」
とは限らない例でしょう。
◼︎「目立つ人」は「目立つ」ので、
目の錯覚のごとく、その存在が大きく見えます。
より影響力も大きく、
よりその数も多く、
「目立つ人」が存在しているように思えます。
しかし、その「目立つ人」の割合は
実際、3割もいないくらい。
ほとんどは7割、8割の、
「目立たない人」です。
そして、そんな目立たず、
一見地味な中にこそ、
上手くいっている人の、絶対数が潜んでいます。
■よく言う、組織の
「リーダーシップ」においても、
一般的なリーダーとは、
・オーラがあって、
・人に指示をして動かすのが得意で、
・影響力が強く喋るのも巻き込むのも、
・非常に上手な人こそがリーダーだ、
と(その人が影響力があり目立つ人なので)
思いがちですが、
では世の中のリーダーと言われる人が、
皆、そう言ったリーダーシップスタイルかと言われると、
そういうわけでもないものです。
温厚で、人見知りのリーダーで
成功してる人だっているし、
優しくて、相手の気持ちをわかる事を尖らせて
人心をつかむリーダーだっているし、
戦略的で分析能力が高くその能力を生かして、
リーダーシップを発揮する人だっているし、
とにかく細かい事はよくわからないけれども、
必ずやり切る、と言う実行力で組織を率いる人もいる。
一つの「目立つタイプ」に、
リーダーシップも集約されるものではない、
と、私は思っています。
■影響与えている「目立つ人」は、大きく見えがち。
まるで、だまし絵のように、
同じ長さの2つの線なのに、
両端にある矢印の向きによって、
長く見えたり、短く見えたりするように、
錯覚が起こりるもの。
しかし、「目立つ人」の背景には、
7割8割の「目立たない人」がいて、
そちらこそ多数派で、
その中には違ったパターンの、
成功方法があったりするもの。
このことを理解しておくことが肝要かと思います。
目に見えるものだけが全てではないし、
世界は「目立つもの」だけでもない。
自分に合った戦い方、というのは、
見えていないところに存在しているはず。
そう信じて、自分の勝ちパターンを、
目立つ世界の後ろの目立たない世界に見つけに行く、
ということは大事なのでしょう。
そういった意味でも、
『視野と引き出しを広げるために、
目立った人だけでなく、
色んな分野の、多くの人と出会いにいくこと』
当たり前の話ですが、
結局このことが重要であろう、
そんなことを思う次第です。
皆さまは、「目立った人」に、
ご自身の価値観が影響を受けていると感じることはありますか?
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<本日の名言>
私は私の意見を述べる。
それが良い意見だからではなく、
私自身の意見だからだ。
ミッシェル・ド・モンテーニュ
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