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2132号 2019年12月23日

「幸福を感じづらい遺伝子」を持ちながら、 それでもなお「幸福を感じ続ける」ための方策

(本日のお話 1923字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日日曜日は、
某企業の役員の方をお招きした勉強会の開催でした。

大企業の複雑な人間関係や、
決して表面には出てこない組織の人間模様など、
実に興味深いお話のオンパレードでした。

人生の辛酸を味わってきた方々のお話は、
どんな書籍よりも学びになります。


また、夜はニューヨークに転勤している
コンサルの友人の一時帰国とのことで
飯田橋の焼き鳥屋で食事。

これまた、
アメリカのコンサルの方々がどのように働いているのか、
どれくらいスゴイのか、という話を聞き、
大変刺激になりました。

またこの内容はいずれ。



さて、本日の話です。

今日は私が個人的に思う、

「幸福を感じる方法」

について、最近よく感じることを、
皆さまにご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【「幸福を感じづらい遺伝子」を持ちながら、
 それでもなお、「幸福を感じ続ける」ための方策】


それでは、どうぞ。


■先日、『ジーンライフ』という
遺伝子検査を受けました。


自分の唾液をキットで送ると、

・自分の病気のかかりやすさ、
・朝型夜型人間か、
・髪が細いか太いか、

という”身体的特徴”もちろん、

・繊細な性格かどうか
・不確実なことに恐れるかどうか
・短期的利益を求めるかどうか
・恋愛で見た目を重視するかどうか

という”性格的特性”までわかるとのこと。


まぁ、まだ解明されてないことがたくさんありますから、
話半分ではあるものの、その中のある項目が気になりました。

それは、

私(紀藤)は、


”「幸せを感じづらい遺伝子」である”


という結果でした(残念!)。


ちなみに、「幸福を感じやすいかどうか」は、
脳内のとあるホルモン(セロトニン)が、
出やすいか否かに関連性があるらしく、
それは遺伝子型と相関関係があるそう。

そして私は、
そのホルモンは出づらいそうです。

なんと、幸福を感じやすいかどうか、
50%は遺伝子で決まっているとかなんとか。



■ただ、それでは救いがありません。


そこで思いました。

「幸福を感じる」ことを、
もう少し紐解いてみると、


『”幸福”なんて、本人の感覚にしか過ぎない』


と思ったのです。

つまり、いくらお金があろうがなかろうが、
本人が「それが幸福だ!」と思えば幸福だし、
幸福でないと思えば幸福ではない。

いわずもがな、です。


では、どうすれば「幸福という感覚を持てるのか?」を、
もう少し深ぼってみると、



“自分の人生、ちょっとずつだけど良くなり続けている感”


があるかどうかは、
幸福のとても大事な要素ではないか、

と思ったのです。


■例えば、

”もともと3畳一間、風呂なし暖房なし”
という環境で住んでいた人が、

”5畳一間になって、風呂つき”
になったらやっぱり嬉しいと思うし、

今まで、

1週間にビール1本だったのが、
1週間にビール3本になったら、

やっぱり嬉しいと思うのです。


幸福は感覚であり、
「本人の中での相対的なレベル」として成長していれば、
やっぱり、幸せを感じられる、のではないでしょうか。


■逆に、

8畳→5畳→3畳と、
だんだんと選択肢がなくなっていく、

ビール3本→ビール1ヶ月に1本と、
ダウングレードしていく中にいる中にいるなら、

おそらくよほど達観した人でなければ、

”幸福を感じづらい”

と思うわけです。


■世界的なベストセラー『7つの習慣』の著者の、
スティーブン・R・コヴィー博士は晩年、

『人生はクレッシェンドであれ』

と語っていたそう。

「クレッシェンド」とは、
音楽用語でだんだん大きくなると言う意味ですが、

人生も、自分が歳を重ねれば重ねるほど、
だんだんと大きくなっていく、
選択肢が増えていく、

そんな状況こそ、

「幸福を感じ続けられる状況」

ではないかと思うのです。


■では、どうすれば少しずつ、
「クレッシェンド」に、
大きくしていけると言うと、

青臭いようですが、やっぱり

”「そうなるように努力する」しかない”

のでしょう。

昨日の自分に比べて、
今日の自分が、多くの知識やスキルを身に付ける。

付加価値を生み出せる人間になる。

少しでも多くの人にプラスの影響を与え、
市場価値が高い自分になる。


そうすれば、確率として、
選ばれ、選べる機会が増えるでしょうし、

そういう状況であれば、
経済的にも、人間関係的にも自由度が増し、
昨日より今日、今日より明日と豊かになり

「(自分の中での)相対的幸福度が増す」

可能性も高まる、と思うわけです。


■環境や自分の能力も、
半年1年ではさほど変わりませんが、

3年、5年、10年と、
ある特定の領域に投資し、
「努力」し続ければ、確実に明確な差になります。


ゆえに、自分の人生を、

「クレッシェンド」、
逓増化させていくためにも、

【日々ちょっとずつでもいいから、たゆまぬ努力を続けること】。


これこそが、

幸福を感じ続けるための、
唯一無二の施策ではないだろうか、

そのように思っている次第。

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<本日の名言>

幸福は常に努力する生活の中にのみあるのだ。

石川達三

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