目標とは「いつまで続けて、いつ諦めればよい」のだろうか
(本日のお話 2088字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
お正月3日目。
世間的には本日までが、
しっかりしたお休み、ということで、
皆さまも様々なお休みを取られているのかと。
私も、自宅にて、
英語の勉強と読書にひたっております。
*
さて、本日のお話です。
今日は、昨日から読んでいた本の中から、
学びと気づきを皆さまに、
ご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【目標とは結局「いつまで続けて、いつ諦めればよい」のか】
それでは、どうぞ。
■『粘り強く続ければ、
いつか花開く時が来る』。
このような話は、
「努力が実る美しい話」として、
支持されやすい話かと思います。
実際、
『グリッド(やり抜く力)』
(by ペンシルベニア大学心理学教授、アンジェラ・ダックワース)
『1万時間の法則』
(by マルコム・グラッドウェル)
など、著名な大学教授等曰く、
「成功した人は、ひたすら
一つのことをやり抜く力を持っていた」
と発表し、世に知られる、
有名な話になりました。
■ですが一方、こんな話もあります。
「自分の”強み”ではないこと」に投資しても、
徒労に終わってしまう、
という説。
実際、これもまた一つの事実なのです。
皆さまも経験があると思いますが、
勉強でも、
「得意な教科は伸びるけど、
そうではないものは伸びがよくない」
という、”その人の向き不向き”は、
確かに存在しています。
■そして、
「やり抜く」とか「1万時間やる」というのは、
・その人にあった場所で、
・その人にあったやり方で行う、
からこそ、一点突破し、
他の追随を許さないことになれる。
このことは十分留意すべきであり、
「向いていないことは
見切りをつけることも重要」
ということも、大切な人生戦略でしょう。
■そして、上記な話をまとめると、
とある疑問が生じます。
結局、
【目標とは「いつまで続けて、いつ諦めればよい」のだろうか】
ということ。
目標を決めて、”続ける”ことがなければ、
結果もでないし、突き抜けられない。
でも一方、
”向いていないこと”は
見切りをつける必要もある。
では、どんな基準で、
続ける、諦めるの判断をすればよいのでしょうか?
■この疑問に対する答えについて、
以下のような意見を述べている本があり、
大変、納得したのでした。
(以下、引用です)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
自分がやり遂げるべき目標が、まだわからなければ、
答えを見つけるために、たくさんの事を試してみればいい。
(そのほとんどをいずれ捨てるとわかっていても)。
そして、何か興味の焦点が見つかったら、
学び続け、成長し続けるために、
”自分の時間の5~10%”を小さな試みに当てよう。
こうすることが、
試すこと、諦めること双方の利点を最も活かせる方法だ。
※引用:『残酷すぎる成功法則』エリック・パーカー著)
(ちなみにこの本は、米国著名なブロガーが、
多くの科学者、研究者の論文から、
よく言われる成功法則が本当に正しいのかを検証をしている本。
とても、面白いし説得力があります)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■上記に書かれている、
「自分の5~10%を小さな試みに当てよう」
という説。
これは言うなれば、
『自分の才能が向いていることを探すための、
良い加減の戦略的な探索時間』
と言い換えられるでしょう。
■たとえば、私の場合。
「運動」において、
向き不向き(あくまで得意領域)を探すために、
大体それぞれ100時間くらい、色々試してみました。
・テニス
・空手
・マラソン
・ボルタリング
・水泳
、、、などなど。
すると、自分が
「これ、向いているな」ということは分かるし、
逆に「これはあまり伸びない」ということも、
だいたいわかるものです。
(私の場合、一番はマラソンが、
同じ投資時間で一番伸びました)
■人は、
『才能があって、しかも続けられたもの』
があったとき、一気に花開き、
その存在対効果が最大化します。
そして、そうなれたら、
とても幸せです。
ただ、その「才能」とは、
「野球」とか「サッカー」とか、
有名でわかりやすいものばかりではなく、
ゆえに、見つかった人のほうが、
むしろ希少なのでしょう。
■そして、
その「才能が開花するポイント」とは、
ちょっとマニアックだったりすることも。
”給与計算を知り尽くす”とか、
”戦略フレームワークを使い尽くす”とか、
”メルマガを書きまくる”とか、
”人の話を聞く(コーチング)とか
未知の領域にあることも、ままあるもの。
ゆえに、幅広い範囲のことを、
どんどんやってみて、大きな範囲から見つけ、
中範囲、小範囲と絞っていき、
少しずつその範囲を狭めて、
そして、
「自分の才能が開花するピンポイント」
を見つけていく。
絞れたら、そこに
一気に時間と資源を投下していく。
■5~10%時間を投下していき、
それでもイマイチと思えれば、
どんどん捨てていけばいい。
メインの80%やっている本業を、
簡単に捨ててはリスクが多すぎますが
5~10%くらいであれば、
『自分の才能を開花させるための、
戦略的探求の時間』
であろう、と思います。
【目標とは「いつまで続けて、いつ諦めればよい」のか】
答えは、
1,5~10%を使い広げつづけ
2,捨てながら絞っていく
このことが一つの解と成り得るのでは、
そのように思った次第です。
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<本日の名言>
試してみることに失敗はない。
デイル・ドーテン(アメリカの実業家/1950~)
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