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『僕は、死なない。 全身末期がんから生還してわかった人生に奇跡を起こすサレンダーの法則』

今週の一冊『僕は、死なない。 全身末期がんから生還してわかった人生に奇跡を起こすサレンダーの法則』

2152号 2020年1月12日

(本日のお話 1776字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日は、英語学習。
読書、また部屋の片付けなど。

来月引っ越しをすることにいたしまして、
大幅なる断捨離をしております。

結果、だいぶタンスにゆとりができてきました。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、オススメの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は、

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『僕は、死なない。 全身末期がんから生還してわかった人生に奇跡を起こすサレンダーの法則』

刀根 健 (著)


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です。


■この本は、タイトル通り、
著者の刀根さんの、闘病記です。

何気ない健康診断の時に、
「肺がんのステージ4」であることがわかった著者。

悩みながらも、
できることは全部やろう、

その過程で経た、
希望や絶望の繰り返しの果てに、
結果、がんを克服された、、、

その一連の行動と、心境の変化を、
著者の率直な言葉で語られている本です。


■先にお伝えしておくと、結果

「スピリチュアルなお話」

がたくさん出てくるストーリーです。

ゆえに、読む人を少し選ぶかもしれません。

(そういうのはちょっと、、、という人は、
 あまりオススメはできないかも)


ただ、私は大変感動し、
涙した一冊でした。


■私は、メルマガで、
日々「皆さまが元気になる」ということをテーマに、

目標とか、習慣とか、
ミッションとか、ビジョンなど、
諸々発信をしております。


それは、人は誰しも
「より良くなりたい」という願いがあるから、
と私は信じておりますし、

とても大切な要素なので、
日々発信している、ということは事実。


■しかし、同時に思うことは、

”病の前では、どんなことも軽い”

とも感じるのです。


■身体的な苦痛。

それは、戦う気力を根こそぎ奪っていく、
それくらい大変なことです。

私も合計4回、
全身麻酔の手術で入院していますが、
命に関わる病ではなかったにせよ、
内側から湧き上がる痛みの前に、

「前向きに頑張ろう」
「薬を使わず頑張ろう」

という言葉は、
軽はずみに言って、元気になる類のものではない、
、、、とも感じていました。

(だって、めちゃくちゃ痛いのですから汗)


■しかしながら、この本の著者の刀根氏は、

・1回目からステージ4、
・全身への転移が見られる、
・どんどんと悪くなっていく体力、

という環境下において、9ヶ月間、

・自分の運命を誰かに任せない。
・できることは全部やる
・治る可能性があるなら、
 まじないだって、菜食主義だって、なんだってやる

・前向きな言葉だって、自己暗示だってやる

・父親との関係が問題と言われたら、
 勇気を持って、その課題にも取り組む、

、、、という覚悟を持って、
ありとあらゆることに、
挑み続けました。

ヒーリング、カウンセリング、
抗がん剤の検討、おまじない、前向きな言葉を言う、
運気を高める、、、などなど。

それを、

「どこかの先生に頼り切るのではなく、主体的にやる」

というスタンスで、戦い続けたのでした。

■結果、悪化していく一方で、

もう何もできることがない、
もう万策つきた、

というところまで
『やりきる』ことをし、

その上で、
『手放した(=サレンダー/明け渡す)』

ことをしていきます。
■その中で、偶然、
実に珍しいケースで、自分の遺伝子に合う薬が見つかり、
寛解に向かっていくわけですが、

その闘病のプロセスと、飾らない言葉が、
著者の生きようとする意志に触れたようで、
心が震える感覚を覚え、涙がでてしまうのでした。


■著者の刀根氏は、
書籍の中で、このように語っています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
危機に陥ったとき、まずは
「逃げるな!」「戦え!」
「できることは何でもやれ!」
「とことん、自分が納得するまでやってやってやり尽くせ!」
ということ。

しかし病気に関しては、
もう一つの選択肢があるということを、
今の僕は知っている。

それは『愛する』ということ。

(中略)

しかし僕がこの領域に達したのは
明け渡し、サレンダーの後だった。

サバイバルモードの真っ只中ではなかなか
「がんを愛する」ことは難しかったし、
僕には恐怖の対象を愛することはできなかった。

ゆえに、この領域に達するには、
様々な内的冒険を経験する必要があるのではないかと思う。


※引用:『僕は、死なない』より
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

■恐らくですが、

ちょっと怪しい、
その手の話はもういい、

と思われる方もいると思う内容も、
多分に含まれているかと思います。


■ですが、正直、そこよりも、
(そこも大事だと私は思っていますが)

「一人の人間の、魂の戦いの記録と
 人生をかけて気づいたことを知る」

という意味で、また、

「究極の危機に迫ったとき、私達はどうすべきか?」

という生き様を考える意味でも、
在り方を考えさせられる一冊だと私は思います。


■読み手を選ぶ本とは思いますが、
ご興味がある方は、ぜひ読んでみてください。

私は、その世界観に共感できる本です。

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<今週の一冊>

『僕は、死なない。 全身末期がんから生還してわかった人生に奇跡を起こすサレンダーの法則』
刀根 健 (著)


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