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2157号 2020年1月17日

「習慣形成の4つのステップ」から学ぶ、良習慣の作り方

(本日のお話 1999字/読了時間2分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。

並びに夜は、英語の勉強と、
その合間にムエタイジム&ランニングでした。



さて、本日のお話です。

最近、改めて「習慣」というキーワードが、
マイブームになっております。

その中で、今日は
「なぜ習慣ができるのか?」という、
習慣形成のメカニズムについて学んだことを、
皆さまにご共有させていただければと思います。

タイトルは、


【「習慣形成の4つのステップ」から学ぶ、良習慣の作り方】


それでは、どうぞ。


■気づいたら、
つい携帯ゲームをやっている。

気づいたら、
動画を見ふけっている。

気づいたら、
テレビを付けて、何となく見ている。

気づいたら、
1日の終わり、
ソファでだらだらしている。

■こういった
「気づいたら◯◯している」という、
無意識の習慣、皆さまにはございますでしょうか?

1日の始まりから終わりまで想像してみると、

起床、準備、出勤、働き始め、帰宅、食事、就寝、、、
と1つずつ考えていくと、

何かしらの「無意識の習慣」をやっていることを
きっと思い出されるはず。

人は「無意識の習慣」で、
ほとんどできているようなものです。


■そこで思うのです。

そのような、

「無意識の習慣は、どのように形成されるのか?」

と。

いつから、
どのようなメカニズムで、
携帯ゲームを始め、

動画を見たり、
マンガを見て、

あるいは帰り道に、
気晴らしにシュークリームを食べるのが常習化したり、
疲れたらお酒を飲む、となるのでしょうか?


■結論をお伝えすると、
この「習慣化の始まり」とは、


【「心の状態を変えたい」という願い】


から始まる、と言われています。


■「心の状態を変えたい」と願う。

その心の状態を変えたいと願う欲求の前には、
それを引き起こす「きっかけ」があります。

例えば、です。

「1日仕事でヘトヘト。疲れた」
という疲れ・ストレスを感じたとします。

これは、心の状態を変えたいと思う
『きっかけ』です。


すると、帰リの電車の中で、
ある『欲求』が生まれます。

「ああ、なんかこの仕事のモヤモヤ、
 疲れをスカッとさせたい!」

という欲求です。

これをスカッとさせられるもの、
行動はないか、と脳が探します。


そこで、スマフォをいじっていたら、
流行っているゲームが広告で紹介された、とします。
そして思うのです。

「何だかスッキリしそうだ。
 ためしにやってみようか」

そして行動、すなわち『反応』に繋がります。


試しにやってみました。
「バシバシ、モンスター倒すだけだけど、
 何も考えずにすむ時間だった、なんかスッキリした」

、、、と。

これは「心の状態を変えたい」という欲求に対しての、
『報酬』となります。

そして、この一連のプロセスが脳に記憶されます。


■すると、また仕事で
”疲れ・ストレス”を感じたとき。

スッキリしたい、という『欲求』が生じたら、
スッキリする、という『報酬』をもらいたくて、

帰りの電車にのると、脳が、
ゲームへと手を伸ばさせるのです。


■そして、その行動を繰り返していくと、
やがて習慣が形成されていく。

いつからか、
”疲れやストレス”を感じていない日でも、

「帰りの電車」=「スマフォゲーム」

と、自分がしつけられており、
別にスッキリもしないけど、
なんかやっちゃう、、、、となる。

良きにせよ悪しきにせよ、
このように、

「習慣化されていく」

わけです。


■まとめると、
以下の一連の流れが、

1,きっかけ
 ↓
2、欲求
 ↓
3,反応
 ↓
4,報酬
 ↓
(1,きっかけ、に戻る)

これが 「習慣化形成の4つのプロセス」となります。


■そして、ここで思い出したいのが、
そもそも人は、なぜ習慣ができるかというと、


【「心の状態を変えたい」という願い】


があるから、ということです。

あくまで行動は「手段にしかすぎない」ということ。
ここが、大事なのです!

「ゲーム」だったり、
「お酒」だったり、
「テレビ」だったり、
「YouTube」だったり、
「マンガ」だったり、

その「手段」は人によって違ってくる。
そしてそこは、「他のものでもいい」のです。

(だって、手段、なのですから)


■そして、もし、
「心の状態を変える」という行動を、

”中長期的により望ましい手段”

に置き換えることができたら、
一石二鳥になるはず。


おそらく「単調なゲーム」にふけって、
ひたすら毎日を過ごして、中長期的に得られるものは
あまりないというのは想像の通りのはず。


■それよりも、
「心の状態を変える」ための手段として、

「気晴らしに、走る」

ということが、もしできたとしたら、
中長期的にプラスになりそうだし、


「気晴らしに、料理を作る」

ということができるなら、
家族やパートナーも美味しい料理でハッピーで、
一石二鳥になりそう。

絵を描くとか、読書とかもいいかもです。


■もちろん、ここは人それぞれで、
価値観の話です。

ですから、これがよい、
これをすべきという答えはないでしょう。


しかし、

”「心の状態を変えたい」という願いから
 人の習慣は始まるというメカニズムがある、と知ること”

そして、

”「心の状態を変える」にあたって、
 自分にとって短期だけでなく中長期的にもよりよい方法を考え、
 差し替えていく”

ことは、

長い目で、自分の人生に、
大きな違いを生み出すはず。


■結局、人は動物です。

気持ちイイこと、
楽しいコトが好きです。

でも、本能だけに振り回され、
欲望に埋没すると、後悔するのです。

それもまた、人間だから。
未来を想像できる、人間がゆえでしょう。


だからこそ、
「本能と理性の間のベストバランス」
を追求すること。

そして、気持ちいい、楽しい、
でも、逓増していく(いきそうな)仕組みを考え、
既存のものと差し替え、人生に組み込んでいく。

これが、努力している感覚なくして、
人生より良くなっていくための、


【 「習慣形成の4つのステップ」から学ぶ、良習慣の作り方 】


であろう、そのように思う次第です。


などと思った次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆さまにとって、本日も素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

人間にとって、苦悩に負けることは恥辱ではない。
むしろ快楽に負けることこそ恥辱である。

ブレーズ・パスカル(フランスの哲学者/1623-1662)

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