メールマガジン バックナンバー

2158号 2020年1月18日

「メルマガへの辛辣なるご感想」から学んだ、フィードバックの威力

(本日のお話 1902字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日金曜日は、友人で教育会社の
プレゼンテーション研修にサポート講師として参加。

「ロジック」と「感情」、
この両面を抑えて伝えること。

サポートしながら、改めて伝え方の大切さを、
噛み締めた次第でございます。




さて、本日のお話です。

研修でも、仕事でもそうですが、
私達に気づきを与えてくれる大いなる機会とは、

「フィードバック」

でしょう。

本日はこのフィードバックについて、
私の1ヶ月前の体験から、学びと気づきを
皆さまにご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【「メルマガへの辛辣なるご感想」から学んだ、フィードバックの威力】


それでは、どうぞ。


■メルマガを配信していると、
ご感想をいただくことがございます。

基本、プラスの言葉、
感謝の言葉をいただけることが、
大変ありがたいことに多いものですが、

中には「厳し目のご指摘」をいただくこともございます。


■プラスもマイナスも、
全てのご感想を含めて、
大いなる気づきの機会になるため、
基本、大歓迎でございます。

、、、しかし、です。

1ヶ月ほど前、
”とあるご感想”を頂いたとき、
その内容にショックを受けたのでした。


■その”あるご感想”とは、こちらです。

↓↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

もっと簡潔に。

時間の大切さを滔々解きながら,
だらだらとしたメッセージが垂れ流しでは,
言っていることとやっていることが全くの矛盾だ。
Kevin Eikenberryのメルマガを参考にしなさい。

S,N様(男性)

(※ご本人の掲載許可を得ております)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


■、、、ご感想を開いて、読んだ際、
ドキリと鼓動が大きく打つとともに。
一瞬、時が止まったような感覚を覚えたのでした。


短文で、尖ったご感想。

「時間の大切さをときながら、
 ダラダラしたメッセージを垂れ流している」

、、、とはいえ、
一生懸命書いたメルマガについての、
厳しいご感想でしたので、心にグサリと来ました。

正直、凹みました。。。

(なので、1ヶ月前の話なのです)

■言い訳がしたくなりました。

いや、違うんですよ、
こういう気持ちで書いているんですよ、
この文章も必要なんですよ。

そんな風に、

自分を守りたくなる気持ち、
否定したくなる気持ち、
言い返したくなる気持ちが、

自然と沸き起こってきました。


■しかし、見る人から見れば、
「このように見える」のは事実なのです。

正しい、間違っているは、
判断の仕様がありません。

しかし、
「こう思われている1つの事実」
は、否定ができないわけです。

でなければ、わざわざご感想として、
送られてこなかったはずですから。


■そして、もう少し想像すると、

”他にもそのように思っている人もいるかもしれない”

とも言えるわけです。


ゆえに、この「フィードバック」を頂いてから
色々考えてみたのでした。


「メルマガは何のために書いているのか?」

「だらだらとしていないメルマガとは何か?」

「どれくらいがベストの文量なのか?」

「内容は、本当にこれでよいのか?」


、、、と。

フィードバックにより、確かに凹みました。

しかし、そのことがきっかけで
メルマガの在り方を、今一度見直すきっかけにもなった。

それが今回いただいた、

「辛辣なるご感想(フィードバック)」

だったわけです。


■結果、考えた(今のところの)答えとして、

”2000文字程度で、2分で読める文量”
”1つはメッセージをお持ち帰りいただける内容”

のメルマガが良いのだろう、と思い、
口述筆記から、タイピングへと、
やり方も変更したのでした。


■そして、この一連のことから学んだこと。

それは、

『フィードバックの威力』

です。

仕事においても、
研修においても、

「フィードバック」すなわち、
”私は、あなたのことが、こう見えていると伝えること”

は実に効果的です。

なぜならば、人は自分のことが見えないからです。
だから、こう見えているという事実だけで、
破壊力を持つ気付きになります。


■職場でも、定期的な360°評価だったり、
直接のコメントだったり、形は様々ですが、
皆さまにもご経験があるでしょう。

そしてその多くは、
殆どの場合、刺激的で、
時に受け止めたくないものであることもあります。

それが普通です。

「オレの一部しか見ていない」
「そんなはずはない」
「あいつはわかっていない」

そう、受け止めたくない内容も、
あるものでしょう。


■しかし、

「真実かはわからないが、事実である」

ことは否定できないのです。

そして、それを、
「受け入れる」かどうかは別として
「受け止める」ことは、自らがもう一歩進むために、
とても重要なスタンスだと思います。

それは、一つの機会のはず。


■もし、フィードバックを渡してくれた人が
少なからず本人のためを思って、

少なくとも敵意を持っていない状態でいるのであれば、
大人になって(大人ぶってでも)真剣に受け止めるほうが、

長期的に本人のためになる、
私は、そのように思いますし、
そう有りたいと思います。


■最後に、今回取り上げさせていただいた
ご感想ですが、厳しい内容にも関わらず、

頂いた御方は、本名+会社名も記載して、
イニシャルで紹介してよいと、

ご本人のご身分を明かした上で、
真正面からフィードバックいただきました。

ゆえに、本当に良い機会になった、と
感謝しております。

そして、

『フィードバックの威力』

を改めて体感した次第です。


■ただ1点。

「フィードバック」はその威力ゆえ、
上司の方など、渡す側は扱い方を十二分に注意しましょう。

準備が整っていないと、
立ち直れないほどの刃になりますので!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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