「メルマガへの辛辣なるご感想」から学んだ、フィードバックの威力
(本日のお話 1902字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日は、友人で教育会社の
プレゼンテーション研修にサポート講師として参加。
「ロジック」と「感情」、
この両面を抑えて伝えること。
サポートしながら、改めて伝え方の大切さを、
噛み締めた次第でございます。
*
さて、本日のお話です。
研修でも、仕事でもそうですが、
私達に気づきを与えてくれる大いなる機会とは、
「フィードバック」
でしょう。
本日はこのフィードバックについて、
私の1ヶ月前の体験から、学びと気づきを
皆さまにご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「メルマガへの辛辣なるご感想」から学んだ、フィードバックの威力】
それでは、どうぞ。
■メルマガを配信していると、
ご感想をいただくことがございます。
基本、プラスの言葉、
感謝の言葉をいただけることが、
大変ありがたいことに多いものですが、
中には「厳し目のご指摘」をいただくこともございます。
■プラスもマイナスも、
全てのご感想を含めて、
大いなる気づきの機会になるため、
基本、大歓迎でございます。
、、、しかし、です。
1ヶ月ほど前、
”とあるご感想”を頂いたとき、
その内容にショックを受けたのでした。
■その”あるご感想”とは、こちらです。
↓↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
もっと簡潔に。
時間の大切さを滔々解きながら,
だらだらとしたメッセージが垂れ流しでは,
言っていることとやっていることが全くの矛盾だ。
Kevin Eikenberryのメルマガを参考にしなさい。
S,N様(男性)
(※ご本人の掲載許可を得ております)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■、、、ご感想を開いて、読んだ際、
ドキリと鼓動が大きく打つとともに。
一瞬、時が止まったような感覚を覚えたのでした。
短文で、尖ったご感想。
「時間の大切さをときながら、
ダラダラしたメッセージを垂れ流している」
、、、とはいえ、
一生懸命書いたメルマガについての、
厳しいご感想でしたので、心にグサリと来ました。
正直、凹みました。。。
(なので、1ヶ月前の話なのです)
■言い訳がしたくなりました。
いや、違うんですよ、
こういう気持ちで書いているんですよ、
この文章も必要なんですよ。
そんな風に、
自分を守りたくなる気持ち、
否定したくなる気持ち、
言い返したくなる気持ちが、
自然と沸き起こってきました。
■しかし、見る人から見れば、
「このように見える」のは事実なのです。
正しい、間違っているは、
判断の仕様がありません。
しかし、
「こう思われている1つの事実」
は、否定ができないわけです。
でなければ、わざわざご感想として、
送られてこなかったはずですから。
■そして、もう少し想像すると、
”他にもそのように思っている人もいるかもしれない”
とも言えるわけです。
ゆえに、この「フィードバック」を頂いてから
色々考えてみたのでした。
「メルマガは何のために書いているのか?」
「だらだらとしていないメルマガとは何か?」
「どれくらいがベストの文量なのか?」
「内容は、本当にこれでよいのか?」
、、、と。
フィードバックにより、確かに凹みました。
しかし、そのことがきっかけで
メルマガの在り方を、今一度見直すきっかけにもなった。
それが今回いただいた、
「辛辣なるご感想(フィードバック)」
だったわけです。
■結果、考えた(今のところの)答えとして、
”2000文字程度で、2分で読める文量”
”1つはメッセージをお持ち帰りいただける内容”
のメルマガが良いのだろう、と思い、
口述筆記から、タイピングへと、
やり方も変更したのでした。
■そして、この一連のことから学んだこと。
それは、
『フィードバックの威力』
です。
仕事においても、
研修においても、
「フィードバック」すなわち、
”私は、あなたのことが、こう見えていると伝えること”
は実に効果的です。
なぜならば、人は自分のことが見えないからです。
だから、こう見えているという事実だけで、
破壊力を持つ気付きになります。
■職場でも、定期的な360°評価だったり、
直接のコメントだったり、形は様々ですが、
皆さまにもご経験があるでしょう。
そしてその多くは、
殆どの場合、刺激的で、
時に受け止めたくないものであることもあります。
それが普通です。
「オレの一部しか見ていない」
「そんなはずはない」
「あいつはわかっていない」
そう、受け止めたくない内容も、
あるものでしょう。
■しかし、
「真実かはわからないが、事実である」
ことは否定できないのです。
そして、それを、
「受け入れる」かどうかは別として
「受け止める」ことは、自らがもう一歩進むために、
とても重要なスタンスだと思います。
それは、一つの機会のはず。
■もし、フィードバックを渡してくれた人が
少なからず本人のためを思って、
少なくとも敵意を持っていない状態でいるのであれば、
大人になって(大人ぶってでも)真剣に受け止めるほうが、
長期的に本人のためになる、
私は、そのように思いますし、
そう有りたいと思います。
■最後に、今回取り上げさせていただいた
ご感想ですが、厳しい内容にも関わらず、
頂いた御方は、本名+会社名も記載して、
イニシャルで紹介してよいと、
ご本人のご身分を明かした上で、
真正面からフィードバックいただきました。
ゆえに、本当に良い機会になった、と
感謝しております。
そして、
『フィードバックの威力』
を改めて体感した次第です。
■ただ1点。
「フィードバック」はその威力ゆえ、
上司の方など、渡す側は扱い方を十二分に注意しましょう。
準備が整っていないと、
立ち直れないほどの刃になりますので!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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