起業3年目にして、起業したリスクを深く考え始めて思うこと
(本日のお話 2310字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
ならびに、1件の個別コンサルティング(受ける方)。
また夕方から、今期の決算報告を聞きに、
税理士の先生の元に行きました。
明日よりいよいよ
カナダでのコーチング研修。
今日の夜発ちます。
結局、
「第一領域」
(=緊急かつ、重要なこと)
にまみれて、英語の勉強は、
1日1時間くらいしか進みませんでしたが、
飛行機の時間であがきをしようと思います。
まあ、今更ですが(汗)
楽しみです。
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また、昨日よりご案内させていただいております、
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自分のことを知り、
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さて、本日のお話です。
私は毎月、専門の方に
コーチングとコンサルティングを、
それぞれ受けております。
「コーチング」は、頭の整理。
「コンサルティング」は、経営のアドバイスをいただく、
そんな用途でお願いをしているのですが、
昨日の「コンサルティング」で先生から聞いた話が、
ずしりと胸にくるものがありました。
今日はそのお話について、
皆さまに学びと気づきを
ご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【起業3年目にして、起業したリスクを深く考え始めて思うこと】
それでは、どうぞ。
■2019年の11月末で、
起業してから2年目の決算を迎えました。
そして、昨日、税理士の先生の元へ、
決算の報告に伺いました。
そして、諸々、報告を聞きました。
・今期の売上はいくらか?
・今期の全体の経費はいくらか?
・純利益はいくら?
・法人税は最終いくらになるのか?
・どれくらいの資産が会社に残ったのか?
、、、などなど。
■サラリーマンのときには、
”「決算書」とは、
意識して興味を持とうとするもの”
(=勉強しなければならないもの)
であったのが
起業して自分事になると、
「無機質な決算書」が、自分の通知表のように思える、
そして、圧倒的な興味の対象になるものです。
結局、人は、
「自分事だから、真剣になる」
のですよね。
■そして、同日、
月1でお世話になっている経営者の大先輩である、
鮒谷周二さんに、個別のコンサルティングに伺ったのでした。
(妻も役員なので、妻も一緒に)
そして、今期の結果についても、
話がいたりました。
税理士の先生のも褒めていただいたので、
個人的には、正直なところ
「結構、頑張ったよね」
「どう、すごいでしょ」
くらいの勢いだったのですが、
その先生のメッセージとしては、
「喜ぶのはまだ早い。
まだ始まってもいないですよ」
とのことでした。
ちーん、という感じです。
■ただ、まだまだとはいえ、
それなりに売上も上げて、
利益もあげることができた。
でも、まだまだというのは、どういうことか?
その心とは、その先生曰く、
『「最悪のことがあった時に、
どれだけ耐えうることができるか」が実力である』
という理由からでした。
■なんだかんだで、
起業をした人は、結構な割合で潰れます。
それは、
・景気が急激に悪化した
・自分が不慮の病気や事故で動けなくなった
・メインクライアントとの取引がなくなった
・その他トラブルで経営に負のインパクトを与えることが起こった
、、、などリスクが、
1発、2発、3発あると、
それで体力がなくなり、資金ショート、
そして倒産、、、となるから。
■びくともしない経営体制。
ここまでいかないと、
「安心領域」なんてとてもじゃないけど、
いえないんじゃないですか、
そんなことが私の未来を考えて、
愛あるメッセージとして投げかけられたのでした。
■そしてよくよく考えてみます。
そして、問います。
「最悪のことがあった時に、
どれだけ耐えうることができるのか?」
、、、と。
すると、全然足元が固まっていない、
と思わざるを得ないのでした。
■会社に勤めていると、
大変なことはたくさんあります。
でも安心材料があるとするならば、
会社は資産もあり、福利厚生があり、
有給休暇もあるし、もし倒れても傷病手当もある。
なんなら社宅もある。だから、多少は持つかもしれない。
あるいは、
親族の急なアクシデントがあっても、
お互いの仕事の相互補完で、
切り抜けることができる。
あるいは、
もし自分の能力や分野が、
市場から陳腐化したとしても、
会社の多様性により、リスクが分散されるので
しばらくは生き残れる、
というのは組織の強みです。
■しかし、自分でやっている場合、
”リスクが集中している”
ので、一発でかいマイナスを食らったら、
「即死亡」である、、、
このことを話を聞きながら、
しみじみと感じたのでした。
そして、起業は簡単でも、
生き残リ続けることは10倍難しく、
成長し続けることは100倍難しい。
このことを、噛み締めたのでした。。。
■そして、最後にこんなお話をいただきました。
それは、
【生存戦略とは、「最悪を想定して、最善を尽くす」こと】
である、と。
■そしてこれは、
起業している、していないに関わらず、
私達全員に同じことが言えるはず。
人は、自分のことになると、
「まあ、なんとかなるっしょ」
と何かあった時のリスクを、
考えないように、見ないようにしがち。
でも、いざその時がやってきたら、
その時初めて後悔をするのも、人の常。
急な退職勧奨、
会社の倒産、
自分の病気のリスク、
メインクライアントの倒産、
などなど。
■「まさか」が起こったことを仮定して準備をし、
「よし、こい」くらいのレベルで安心できるところまで、
『最善を尽くす』こと。
もしそれが来なかったら、
それはそれで「ああ、よかった」となるから、
それでよい。
そういった意味でも、
【生存戦略とは、「最悪を想定して、最善を尽くす」こと】
である。
このことを個人の人生において、
そしてキャリアにおいて常に考え続けること。
それは特に、これから先行きが厳しくなるであろう、
日本という船に乗る我々にとっても、
とても大事なことではなかろうか、
そんなことを感じた次第でございます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
私は機会の到来に備えて学び、
いつでも仕事にかかれる態勢を整えている。
エイブラハム・リンカーン(第16代米国大統領/1809-1865)
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