カナダ日記 vol.1 ~見た目がバラバラだと、何でもありな気がしてくる~
(本日のお話 1998字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
現在カナダに来て2日目です。
なんとか1日目の研修が終わりました。
本当に、来てしまえば「なんとかなる」ものですね。
楽しい1日でした。
(疲れたけど、、、汗)
*
さて、本日のお話です。
今日は、初のカナダの旅路(研修)を通じて、
感じたことについて、
皆さまにご共有させていただければと思います。
いつもより、更に徒然日記風で、
いつもより、更に長いですが、
よろしければ、お付き合いいただけますと幸いです。
タイトルは、
【カナダに来て思うこと vol.1 ~見た目がバラバラだと、何でもありな気がしてくる~】
それでは、どうぞ。
■1月30日(木)18:50。
羽田発→トロント行の飛行機に乗り、
飛行機に揺られること12時間。
現地時間の1月30日(木)16:50に
トロント・ピアソン空港に到着しました。
半日も飛行機に揺られたのに、
なぜだか時間が巻き戻るという不思議。
(14時間の時差ですね!)
■機内では、エコノミーで、
かつ満席の真ん中の席。
私の座席の液晶が壊れて
楽しみな映画を見ることもできませんでした。
なんとも、残念すぎる。
すると、できることは、
1,寝ること、
2,研修の予習テキストに取り組む
の2択になります。
しかし眠たくもなかったので
「2、研修の予習テキストに取り組む」を選択して、
ひたすら徹夜のごとく10時間続けました。
というのも、最近買った『Airpod Pro』の
ノイズキャンセリング機能が半端なくスゴくて、
(本当におすすめ!売り切れになるのもわかります)
完全に自分の世界に没頭できたのでした。
結果、妙な達成感とともに、
『勉強しかやることがなければ、
人はそれに取り組むものである』
という、
「環境設定」の大切さを、
カナダ行の飛行機が教えてくれました。
日本でも、勉強しようと思ったら、
それ以外ない場所に行けばいいのです。
(スマフォをおいて、図書館とか、合宿に出かけるとか)
エア・カナダよ、気づきをありがとう。
■さて、カナダ到着後、
まず驚いたことがあります。
それは、到着した瞬間に、
・「Y mobile!」が自動的に
スマフォを海外ローミングにつないでくれる!
・iphoneがネットに繋がる!
・宿までの行き方も”Googleマップ”が全部教えてくれる!
という「テクノロジーの恩恵」でした。
なんと、便利なことか。
(あれ、普通?)
更に言うと、空港から街へいく、
「ロマンスカー」みたいな特急に乗ると電源もついていて
(しかも、コンセントも日本のと同じ!)
「海外旅行ってこんなに便利なんだ、、、」
と田舎から上京してきた
若者のような気持ちになりました。
■そして、極めつけは、
「はじめてのおつかい」ならぬ、噂の
「はじめての『Airbnb』」です。
日本で、Airbnbのアプリにて、
「トロントのタワーマンション34階の一室」を
事前に予約しておきました。
なんと、一泊5000円。
近くのマリオットホテルは
1泊1万5000円するので、
比較して、ものすごいお得。
流行るわけです。
■しかし、宿のホストの人がAirbnbのアプリにて、
「セキュリティに鍵を預けているから、
受付にYasuyuki kitoと言ってください」
とメールで案内をくれていましたが、
その通りに実際に声をかけると、
「Yasuyuki? 住人じゃない?
権限がないから鍵をわたせないよ」
の一点張り。
一悶着ありました。
(結果、鍵はもらえましたが)
まだ、こういうこともあるんだな、
と思いつつも、新しいサービスが流行することは、
どんどんビジネスも変えていくのだと、体感します。
5年後は、もっともっと、
環境を変えて、日本の市場も変わることでしょう。
■、、、というと話が尽きないのですが、
今日の「カナダの気づき」の本題。
キーワードは「多様性」です。
一番ハッとさせられたことは、
カナダについた瞬間、見た目がバラバラ!
ということでした。
・白人
・黒人
・アジア人
・性的マイノリティの方
など、見た目で違いが分かる人が、
ものすごくたくさんいるのです。
「これぞ多様性!」と
思わずにいられません。
だから、到着したばかりの日本人の私に、
普通に道を聞いてきたのでしょう。
■カナダの国の特徴を調べると
まさしく
『多様性を尊重する国』
と書かれています。
実際、カナダの特徴を調べてみると、
以下のようなものがありました。
・元々フランス領であり、ゆえに、
「フランス語」と「英語」の2ヶ国語が公用語。
・人口3600万人(日本の1/4)
国土はロシアに次ぐ世界2位であり、移民に寛容。
毎年20万人移民を受け入れている
・政府が「多文化主義政策」を推し進めている。
200以上の民族が互いの文化を尊重・保持している。
・LGBT(性的マイノリティー)に対する理解も寛容。
同性婚もカナダ全土で認められている。
、、、などなど。
ゆえに、カナダの特徴は、
(決してメープルとオーロラだけではなく!)、
『THE・多様性の国』
と言えるのでしょう。
■そんな国に来て、思うことがありました。
それが、今日本で言われている、
「ダイバーシティ(多様性)問題」
のお話。
例えば、
「年上の部下とどう接したらよいのか?」
「介護の問題を抱えている人に、どう仕事を任せたらよいのか?」
「働くお母さん問題をどうすればよいのか?」
「海外の人をどう受け入れたらいいのか?」
、、、などなど。
この問題は実に深く、
簡単に片付く答えはないと思います。
しかし感覚として思ったのが、それでも
「大幅に違う人が、大量にいる」と、
『違いは、あって通常である』
という感覚に、一瞬でなる、ということでした。
違いを受け入れてなんぼである、
じゃあ、それぞれに合わせてルールを変えよう、
という感覚が全体に浸透するのも、頷けます。
■日本は「単一民族」であり、
ゆえに、その強さがあることも、承知の上。
ただ、もちろん違う国ですが
だからこそ、空気で察する国・日本が、
敢えて学ぶことも多いのではなかろうか、とも思えます。
■例えば、の話ですが、
他の国の方を毎年何人か採用して、
受け入れていけば、なんだかんだ合わせられる日本人は
「多様性の筋力」
を少しずつ受け入れて、進化する気もします。
短期的には、色々大変かもしれませんが、
長期的にみたら、そちらのほうが、日本も強くなるかも。
賛否両論ありそうですが、
私は歴史を持ちながらも多くの文化を受け入れて、
洗練させてきた日本が好きですし、
きっと、できるのではないだろうか、
と思いました。
■また、日本人は、少なくとも、
私が出会った方は
「日本人」
として尊重してくれている感じがします。
これも過去の日本人が、
積み上げてきた功績なのでしょう。
日本に誇りを感じました。
■、、、と気づけば、
研修に参加してからのお話を書こうと思っていたのに、
全く始められず、ここまできてしまいました(汗)
研修に参加して、
思うところはまた別の深いものがありました。
研修の参加者は17名ですが、
そこには、
・ナイジェリア人
・イラン人
・アメリカ人
・カナダ人
・インド人
・フランス人
・日本人(私)
、、、etc
と実に多様な国籍の方がおり。
これまた大変刺激的な研修初日だったのでした。
このお話の続きは、明日に続けたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。
=========================
<本日の名言>
決めたということは行動するということ
ルーシー・モード・モンゴメリ
(カナダの小説家『赤毛のアン』/1874-1942)
=========================