カナダ日記 vol.2 ~「終わった時に後悔しない」を大事にしたい~
(本日のお話 2704字/読了時間3分半)
■おはようございます。紀藤です。
さて、昨日に引き続き、
カナダでのシステムコーチング研修でした
色々思うことがありすぎて、
何から書けばよいのか、わかりません。
引き続き、本日もご共有できればと思います。
タイトルは、
【カナダ日記 vol.2 ~「終わった時に後悔しない」を大事にしたい~ 】
それでは、どうぞ。
■1月31日(金)、朝8:40。
研修の1日目です。
ワークショップ会場に来ると、
既に人が集まっています。
受けるコースは、
『システム・コーチング』
(厳密には、ORSC システム・インテグレーション・コース)
というものです。
システムコーチングは
組織やチームなど
複数の人の持つ”関係性”に対してコーチングをするという、
比較的新しい手法です。
■イメージがしづらいと思いますので、
どんな時に使えるかというと、
例えば、
・会社がM&Aして文化が違う組織がくっついた。
社内では見えない衝突が起こっている
(でも、双方歩み寄りたいと思っている)
というシチュエーションとか、
・夫婦で子供が生まれて関係性が変わった。
以前のようにハッピーでなく、辛い
(でも、より良い未来をお互いが望んでいる)
というシチュエーションとか、
・営業と開発の意見の違いでお互い苦しんでいる
(でも、双方いい会社にしたいと思っている)
みたいなシチュエーションにて、
その威力を発揮します。
■様々な「システムコーチング」のツールを駆使して
お互いの本音の部分を出し、相互理解をし合う。
それにより、
新たな解決策が生み出れていくことを、
支援するための技法が
『システムコーチング』
と言えるでしょう。
■それを、世界中から学びに来て行われるのが
今回のトロントのワークショップ。
ワークショップには、
・カナダ人
・アメリカ人
・イギリス人
・ナイジェリア人
・イラン人
・インド人
・フランス人
(他もいたけど忘れました)
など、色々な国籍の人が参加します。
既にその中の人たちは、
今回に続くコースを一緒に受けているため、
「Hey!It's been a long time to see you(久しぶり).」
など言って、そこら中でハグをしています。
■アウェイ感があるだろうな、
と最初から思っていましたので、
「出だしが肝心だろう」ということで、
事前に仕込んでおいた、
”日本からのお土産”
(餅、クッキー、最中)
という飛び道具を大量に持ち込み、
それをネタに、参加者の皆さんに
「日本人来たぞ!」
と知ってもらいました。
実際、そのおみやげをきっかけに、
最初の会話が結構始まりましたが、
これは営業で学んだ「事前準備の大切さ」の教訓の成果でしょう。
■さて、コースが始まると、
当然ながら、全部英語です。
ただ、実際はかなり温かい場で、
想像よりも何だか大丈夫な気もしました。
というのも、「コーチング」を
世界中から学びに来ている人なので、
「受け止め力」が洗練されているからでしょう。
皆、次々に笑顔で話しかけてくれて、
「Hey!Nice to meet you!」
と、どんどんやってきてくれます。
英語得意じゃないんだけど、、、といっても、
OK!OK! NOプログレムよ!と返してくれます。
■事前にコースリーダーの人が、
「もし話すのが早かったり、気になることがあったら、
いつでも言ってね。止めても構わないから」
と、非常に懇切丁寧に
言ってくれることから始まり、
コースの最初では、
「今回、初めて日本からはるばる参加したYasuさんです。
皆で3日間サポートしたいと思うけど、
誰か協力してくれる人はいますか?」
と全体に聞いてくれて、
かつ、参加者が次々に手を挙げてくれます。
結果、カナダ人の小柄のマダムが
私のサポートをしてくれることになりました。
なんとも優しい、優しすぎる。。。
特に日本人に対して尊重してくれているのがわかり、
これは先人の作り上げてきた「日本人ブランド」、
なのだろうと思いました。
ありがたい。
そして、コースはスタートしていったのでした。
■ただ、幸先のよいスタートができたのは
カナダの研修に参加するにあたって、
事前に考えていたことがあったから。
それは、
『3日間が終わった時に、後悔しないために、
どうありたいかを考える』
ことでした。
そして、上記について
思うところを書き綴ってみました。
(以下、スマフォのメモです)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<カナダが終わったとおきに後悔しないために>
Q, 後悔しない状況とは?
A,・皆と友達になれている
・英語をもっと勉強したい!と思えている
・海外に対して抵抗感がなくなっている
・これから10-20年、自分の海外のスタートになったと思えている
・積極的に自分から話している
・ブロークンでも、伝えようと思えている
・楽しかったと思えている
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これが、結構効いたのです。
なんだかんだで、
”自分の3日間のスタンスを決めるものになった”
という効果がありました。
■「こうありたい」を書き出すと、
それが近ければ近いほど、自分が行う行動は
自然と決まってくるものです。
「皆と友達に慣れている」とか
「楽しかったと思えている」は、
それを作り出す行動がなければ、
例えば、「とにかく前のめりにいく」ことがなければ、
恐らく、実現が難しいはず。
「自分が3日間どうありたいのか」の問いを立てる。
暑苦しいようですが、
易きに流れ、ただただ
黙っていることにもなりかねない、
という中で「短期的な楽による後悔」を避ける、
重要な行動であった、とも思いました。
■実際、自分が言葉に詰まったところで、
誰もさほど気にしないでしょう。
多様性の国・カナダだし、
特に今回の温かい各国代表のような人たちなら、
圧倒的に応援してくれるでしょう。
あと必要なのは
「Courage(勇気)」だけ。
そのことを、
【ありたい姿を書き出すことで思い出す】
ことができた気がします。
■余談ですが、
奇しくもコースが始まるとき、
「コース全体で大切にしたいキーワード」
を話し合う時間があったのですが、
その時に出てきた言葉が、
「Courage(勇気)」
「Openess(オープンさ)」
「Safety(安全性)」
などでした。
ここでは「Courage(勇気)」という、
キーワードが登場しました。
ちなみに、私の会社の名前も、
「Courage(カレッジ)」です。
ゆえに、このメルマガも
「Courageサプリ(カレッジ・サプリ)」です。
極めつけは、自分の泊まっている宿の最寄り駅の名が、
「College(カレッジ)」という、何という偶然。
(これは「大学」の意味ですけどね)
■カレッジ。3連発。
なんだか励まされ、
背中を押されている気がしました。
ゆえに、初日から、
「自分が思ったことがあれば、
拙い英語でもとにかく発言しよう」
「とにかく一生懸命やろう」
そうフォーカスをすることに決めました。
■ということで、研修が始まってからのお話は、
また明日に続けたいと思います。
ちなみに、こんな偉そうなことを言っておきながら、
後でものすごい頭を抱えることになるのですが。。。
その話はまた改めて。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
未来は偶然ではない。
未来はある程度まで現在を生きる時の勇気と、
事に当たっての正しい選択とによって決定される。
福永 武彦
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