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2173号 2020年2月2日

カナダ日記 vol.2 ~「終わった時に後悔しない」を大事にしたい~

(本日のお話 2704字/読了時間3分半)


■おはようございます。紀藤です。

さて、昨日に引き続き、
カナダでのシステムコーチング研修でした

色々思うことがありすぎて、
何から書けばよいのか、わかりません。
引き続き、本日もご共有できればと思います。

タイトルは、


【カナダ日記 vol.2 ~「終わった時に後悔しない」を大事にしたい~ 】


それでは、どうぞ。


■1月31日(金)、朝8:40。
 
研修の1日目です。

ワークショップ会場に来ると、
既に人が集まっています。

受けるコースは、

『システム・コーチング』
(厳密には、ORSC システム・インテグレーション・コース)

というものです。

システムコーチングは

組織やチームなど
複数の人の持つ”関係性”に対してコーチングをするという、
比較的新しい手法です。


■イメージがしづらいと思いますので、
どんな時に使えるかというと、

例えば、

・会社がM&Aして文化が違う組織がくっついた。
 社内では見えない衝突が起こっている
 (でも、双方歩み寄りたいと思っている)

というシチュエーションとか、

・夫婦で子供が生まれて関係性が変わった。
 以前のようにハッピーでなく、辛い
 (でも、より良い未来をお互いが望んでいる)

というシチュエーションとか、

・営業と開発の意見の違いでお互い苦しんでいる
 (でも、双方いい会社にしたいと思っている)

みたいなシチュエーションにて、
その威力を発揮します。


■様々な「システムコーチング」のツールを駆使して
お互いの本音の部分を出し、相互理解をし合う。

それにより、
新たな解決策が生み出れていくことを、
支援するための技法が

『システムコーチング』

と言えるでしょう。


■それを、世界中から学びに来て行われるのが
今回のトロントのワークショップ。

ワークショップには、

・カナダ人
・アメリカ人
・イギリス人
・ナイジェリア人
・イラン人
・インド人
・フランス人
(他もいたけど忘れました)
など、色々な国籍の人が参加します。

既にその中の人たちは、
今回に続くコースを一緒に受けているため、

「Hey!It's been a long time to see you(久しぶり).」

など言って、そこら中でハグをしています。


■アウェイ感があるだろうな、
と最初から思っていましたので、

「出だしが肝心だろう」ということで、
事前に仕込んでおいた、

”日本からのお土産”
(餅、クッキー、最中)

という飛び道具を大量に持ち込み、
それをネタに、参加者の皆さんに

「日本人来たぞ!」

と知ってもらいました。

実際、そのおみやげをきっかけに、
最初の会話が結構始まりましたが、
これは営業で学んだ「事前準備の大切さ」の教訓の成果でしょう。


■さて、コースが始まると、
当然ながら、全部英語です。

ただ、実際はかなり温かい場で、
想像よりも何だか大丈夫な気もしました。

というのも、「コーチング」を
世界中から学びに来ている人なので、
「受け止め力」が洗練されているからでしょう。


皆、次々に笑顔で話しかけてくれて、

「Hey!Nice to meet you!」

と、どんどんやってきてくれます。
英語得意じゃないんだけど、、、といっても、
OK!OK! NOプログレムよ!と返してくれます。


■事前にコースリーダーの人が、

「もし話すのが早かったり、気になることがあったら、
 いつでも言ってね。止めても構わないから」

と、非常に懇切丁寧に
言ってくれることから始まり、
コースの最初では、

「今回、初めて日本からはるばる参加したYasuさんです。
 皆で3日間サポートしたいと思うけど、
 誰か協力してくれる人はいますか?」

と全体に聞いてくれて、
かつ、参加者が次々に手を挙げてくれます。

結果、カナダ人の小柄のマダムが
私のサポートをしてくれることになりました。

なんとも優しい、優しすぎる。。。

特に日本人に対して尊重してくれているのがわかり、
これは先人の作り上げてきた「日本人ブランド」、
なのだろうと思いました。

ありがたい。

そして、コースはスタートしていったのでした。


■ただ、幸先のよいスタートができたのは
カナダの研修に参加するにあたって、
事前に考えていたことがあったから。


それは、

『3日間が終わった時に、後悔しないために、
 どうありたいかを考える』

ことでした。

そして、上記について
思うところを書き綴ってみました。
(以下、スマフォのメモです)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<カナダが終わったとおきに後悔しないために>

Q, 後悔しない状況とは?
A,・皆と友達になれている
・英語をもっと勉強したい!と思えている
・海外に対して抵抗感がなくなっている
・これから10-20年、自分の海外のスタートになったと思えている
・積極的に自分から話している
・ブロークンでも、伝えようと思えている
・楽しかったと思えている

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これが、結構効いたのです。

なんだかんだで、
”自分の3日間のスタンスを決めるものになった”
という効果がありました。


■「こうありたい」を書き出すと、
それが近ければ近いほど、自分が行う行動は
自然と決まってくるものです。

「皆と友達に慣れている」とか
「楽しかったと思えている」は、

それを作り出す行動がなければ、
例えば、「とにかく前のめりにいく」ことがなければ、
恐らく、実現が難しいはず。


「自分が3日間どうありたいのか」の問いを立てる。

暑苦しいようですが、

易きに流れ、ただただ
黙っていることにもなりかねない、

という中で「短期的な楽による後悔」を避ける、
重要な行動であった、とも思いました。



■実際、自分が言葉に詰まったところで、
誰もさほど気にしないでしょう。

多様性の国・カナダだし、
特に今回の温かい各国代表のような人たちなら、
圧倒的に応援してくれるでしょう。

あと必要なのは
「Courage(勇気)」だけ。

そのことを、

【ありたい姿を書き出すことで思い出す】

ことができた気がします。

 
■余談ですが、
奇しくもコースが始まるとき、
「コース全体で大切にしたいキーワード」
を話し合う時間があったのですが、
その時に出てきた言葉が、

「Courage(勇気)」
「Openess(オープンさ)」
「Safety(安全性)」

などでした。

ここでは「Courage(勇気)」という、
キーワードが登場しました。


ちなみに、私の会社の名前も、
「Courage(カレッジ)」です。

ゆえに、このメルマガも
「Courageサプリ(カレッジ・サプリ)」です。

極めつけは、自分の泊まっている宿の最寄り駅の名が、
「College(カレッジ)」という、何という偶然。
(これは「大学」の意味ですけどね)


■カレッジ。3連発。

なんだか励まされ、
背中を押されている気がしました。

ゆえに、初日から、

「自分が思ったことがあれば、
 拙い英語でもとにかく発言しよう」
「とにかく一生懸命やろう」

そうフォーカスをすることに決めました。


■ということで、研修が始まってからのお話は、
また明日に続けたいと思います。

ちなみに、こんな偉そうなことを言っておきながら、
後でものすごい頭を抱えることになるのですが。。。

その話はまた改めて。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>
未来は偶然ではない。
未来はある程度まで現在を生きる時の勇気と、
事に当たっての正しい選択とによって決定される。

福永 武彦

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