カナダ日記 vol.5 ~「開き直る勇気」があれば、何とかなる~
(本日のお話 3104字/読了時間5分)
■こんにちは。紀藤です。
本日もカナダにおります。
さて、これまで4日間にわたって、
個人的なチャレンジである、
「カナダでの3日間のコーチング研修」
について記載をしてきました。
1日目は、結構上手く言った気がして、
2日目は、周りについていけなくて、
愛想笑いとともに、孤独を感じ、
3日目、さてどうする?
このままで追われないよね、
というところでした。
今日は3日目からのお話を、
引き続き皆さまにご共有できればと思います。
タイトルは、
【 カナダ日記 vol.5 ~「開き直る勇気」があれば、何とかなる~ 】
それでは、どうぞ。
■2月2日(日)。
コーチング研修の3日目の話。
慣れない環境もあり、
2日間で、ものすごく疲れていました。
17時に終わって、
歩いて10分のAirbnbで借りたコンドミニアムに帰り、
部屋につくなり気絶するように眠り、気づけば20時。
そこからメルマガを書いて、
その後、23時から5時くらいまで眠りました。
まとまって6時間眠れたのが、
カナダに来て初めてでした。
(時差ボケのせいです)
ぐっすり眠ることができました。
■2日目、自分が置いていかれて、
孤独を感じていた、というときに、
「なんでそう感じたのだろうか?」
を寝る前に問いつつ、眠りつきました。
そうすると、
思ったことがいくつかありました。
1つは「時差ボケ」でした。
眠かったのです。
眠いのは、ダメです。
話そう、頑張ろうという気力が、
根こそぎなくなります。
そしてもう一つは
「かっこつけ」でした。
■1日目、拙い英語ながら、
一応、私財を投資して、
いくつもの英語塾に通ってきた成果があったのでしょうか。
多分なるお世辞を含んでいるのだけれども
「英語がなかなか上手ね」
「英語はどこで学んでるの」
と言われたため、
何だか調子に乗ったようです。
(本当にしょうもないレベルなのに汗)
ゆえに、英語をうまく、
それっぽく話そう、
と無意識に思ってしまったのでしょう。
カナダに来て、1日や2日で、
英語力が向上することはなく、
たまたま環境になれて、
言葉にしやすくなっただけにすぎません。
急にボキャブラリーも増えなければ、
文法も自分が知っているものしか使えないし、
聞き取る力も、それなりにしか
やっぱり上がらないはず。
■なのに、なんだか調子に乗って
「英語っぽくしゃべろう」という
”かっこつけ感”が顔を出していた。
しかし、それは、
「自分がどう見られるかに意識がいっている」
のであって、
「自分の内側から湧き上がることを
”相手になんとか伝えよう”」
と「相手に意識が行っている」
ものではありませんでした。
だから、変に緊張したり、
話せなくなっていたのだろう、、、
と夢うつつ感じていました。
■朝起きて、そんなことが、
頭の中にハッキリと形になっていました。
最後の3日目は、そういった自分の
「かっこつけ」を手放して、
後悔しないようにしよう、と思いました。
そう思って、
A4の予習用の紙の左上に、
こんなことをメモしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1)何とか伝えようと思うこと
言葉がダメならジェスチャー、手、体、全部使うこと
相手に伝わればそれで良い。心を開くこと。
2)わかりやすい文法を使う(教科書のように)
変にかっこつけて省略をしたりしない。
そもそもそんなことはできない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あと、紙には書きませんでしたが、
「日本人として意見や視点は、きっと役に立つ。
だから、思ったことは口に出そう」
と思いました。
それは2日間で、少なくとも、
このシステムコーチングにおいては、
「日本の文化に対する尊敬がある」ことを、
はっきり感じたからです。
■後は、講師の方が、
事前にくれたロープレの題材を見て、
準備をしてから参加するだけ。
3日目。これまで習ったことを使った、
全体のロールプレイングを行いました。
いろいろな役に分かれて、
チーム全体でロールプレイングをします。
書き出した、
1)何とか伝えようと思うこと
2)わかりやすい文法を使うこと
というポリシーを見て、意識するだけで、
かなり話しやすくなった気がしました。
自分の実力は、
今、自分が持っているものでしかなく、
それ以上でもそれ以下でもない。
ネイティブと比べたら、
圧倒的にしょぼい。仕方ない。
それを認めて、『開き直ろう』と思いました。
■その上で発言すると、発言したことに対して、
むしろ、皆がリアクションしてくれるように感じました。
誰かがコーチ役をしたときも、
自分から積極的に、その人に
フィードバックするようにしました。
「言葉は全部聞き取れなかったけど、
あなたの姿勢や雰囲気からは、
こんなものが感じられた」
というように。
言葉にできない時は、
ジェスチャーを使って表現してみました。
国籍がどこだろうが、誰だろうが、
「自分がどんなふうに見えて、
どんなところが強みなのか」
という事は、フィードバックされて
興味がない人はいないはず。
■「相手目線のスタンス」になると、
不思議と自分の緊張もなくなっていきました。
すると、自分がその場にいる、
そのシステム(グループ)の一部である、
という風に感じることができて、
黙っていてもここにいていいのだ、
自分はここの仲間なのだ、
そんな感覚がしてきました。
これまでの二日間ではなかったことでした。
■もちろん、一緒にいたその時間の長さもありますが、
不思議とその場がいろんな国籍の人がいて、
言葉もよくわからずとも、
居心地の良い空間になっていたのが不思議でした。
楽しむと、あっという間に時間が過ぎて行きます。
気づけば最終日は、この3日間で
1番たくさん、話したし、
1番たくさん、わからない事も認めたし、
1番たくさん、多くの承認、拍手ももらいました。
手を挙げることも躊躇しなかったし、
皆が話をして内容も、
一番よくわかった気がします。
これは耳が慣れたせいもあるのかもしれません。
また、日本で学んだ「礼法」から、
”正式なお辞儀の仕方”を、
みんなに伝えることができたし、
「心」という漢字と意味を紹介しましたが、
それが何だかとても受けていて、皆がメモをしていました。
日本人として、誇りを持って、
日本の素晴らしさも伝えることができた気もします。
■コースの一番最後に、
自分に対して参加者の何人かが、
「言葉」を送ってくれました。
2日間、自分のバディーとして、
ランチに一緒に言ってくれたり、
サポートしてくれたマーガレットさんは、
全部聞き取れませんでしたが、
こんな言葉をくれました。
『英語がわからない中で、
日本のコースを受けてきて、何もわからない中で、
この場所にきて、たくさんの刺激と「勇気」をくれてありがとう。
あなたの「勇気」を心から尊敬します。ありがとう」
みたいな話でした。
何を言っているかは、
詳細には掴み取れませんでしたが、
とても大切な単語、
「Courage(カレッジ)」
という言葉が、何度か登場していることは、
わかりました。
そのとき、ちゃんと自分は、
自分がやろうと思ったことを、
3日間トータルでは出来たんだな、
と思えました。
■改めて振り返ると、
今回のコースはたった3日間であり、
その20時間あまりで、
どんな「スキル」が得られたかと言うと、
英語力も、コーチングのスキルも、
ごくごく限られた範囲だったと思います。
しかしながら、
『自分の内的な世界観』の変化、
パラダイムの変化、
ものの見方の変化、
は確実に起こりました。
そして、この内的な変化は自分のこれからに、
多大な影響を与えてくれたように思います。
これから、自分は海外で学ぶこともできるし、
誰かと対峙するときは
使えるものは全部使って伝えようとするだろうし、
日本に来ている外国の人も、孤独を感じているはずだから、
話しかけよう、サポートしようと思いました。
■終わった時に、他の参加者の人から、
「今晩ディナーをどう?」
「明日のランチ一緒にどう?」
と、お誘いを受けました。
また、その後、参加者全員と、
『Whats app』というアプリで繋がり、
全員と連絡先を交換し合いました。
きっと、「お友達」になれたのかな、と思います。
1日目に決めた、
「終わった時に後悔しないことリスト」
を見返してみました。
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<カナダが終わったとおきに後悔しないために>
Q, 後悔しない状況とは?
・皆と友達になれている
・英語をもっと勉強したい!と思えている
・海外に対して抵抗感がなくなっている
・これから10-20年、自分の海外のスタートになったと思えている
・積極的に自分から話している
・ブロークンでも、伝えようと思えている
・楽しかったと思えている
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終わってみれば、結果、全部やりきれたと思います。
後悔せず、出し切ることができました。
本当に、心から満足です。
そして、月並みですが、
こういった場に来れたたこと、
たくさんの人と繋がれたこと、
そして応援メッセージいただきました皆さまを始め、
みんなに感謝でございます。
■最後、明日は「カナダ日記編」最終回として
全体のまとめと、研修後にて、
・ディナーとランチに行く編
・カナダの金融企業のオフィス見学に行く編
・カナダでシークレット勉強会に誘われた編
と、後日談がありますので、
そこでの気づきを、もう少しだけ、
皆さまにお伝えできればと思います。
いやあ、今回はがんばった。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
勇気とは、恐怖心をいだいていないことではなく、
恐怖心を抱いていても行動する度胸があることだ。
アレクサンダー・ロックハート
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