「自分の軸」とは、言葉によって作り出すもの
(本日のお話 1730字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、1件のコンサルティング、
また1件のアポイント。
研修体系を作成するための
ディスカッションを行いました。
(G社の皆様、4回にわたり、ありがとうございました)
その他、研修の企画、また引越しの準備など。
*
さて、本日のお話です。
しばしばコーチング等でご相談いただく内容に、
「何かするときに、これでいいのか迷う」
「軸が定まらずにぶれる」
となるものがあります。
本日はこの「軸の作り方」について、
思うところを皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「自分の軸」とは、言葉によって作り出すもの】。
それでは、どうぞ。
■思うに、
”人は言葉によって思考し、
言葉によって自分を躾けて、
自分の行動を促していくもの”
ではなかろうか、と思っています。
そして、この話は冒頭の、
「自分の軸」の作り方に、
大きく影響している、と感じています。
■例えば、このメルマガ。
2000号となり、まあ結構な量、
発信し続けているわけです。
もちろん、一生懸命書いておりますが、
それが皆さまにとって役に立っているのか、
時折不安になることもあります。
■そんな時に自分が常に立ち戻るところは、
「軸となる言葉」です。
このメルマガの場合、
『皆様の1日を5%元気にする』
ことを目的に発信をしています。
、、、とすると、
自分のメルマガがいいか悪いか、と言う事は
皆様がこのメルマガで元気になるかどうか、
刺激をもらえるかどうかになる、
と「メルマガの軸」が定義されます。
■もし、このメルマガのコンセプトを
明確に「言葉」として定めていなかったとすると、
・独りよがりの深い思索が続いたり
・悩みや葛藤を書き連ねるだけになったり、
・商売気が出過ぎたり、
となり、どこぞやかに思考が飛んでいって、
「あれ、このメルマガなんで書いているんだっけ?」
となる可能性もあります。
つまり、「軸」がブレるのです。
■しかしながらそこに、
「皆様の1日を5%元気にする」
という言葉があることによって、
何かしら貢献しよう、
何かしらプラスのものをお届けしよう、
と「軸」を合わせることができています。
そしてこれが、
【「自分の軸」を、言葉によって作り出す】
ことだと考えています。
■ちなみにこのようなことは、
皆様の日常の、あらゆるところにあるのではないか、
と思います。
例えば、
誰かとお会いするときに、
”お金が発生していようがなかろうが、相手に必ず価値をお渡しする”
と言葉にしていたとすると、
『人と合う時の軸が定まる』
と言えるだろうし、
1日のスケジュールを立てるときに、
”将来につながる仕組み作りを最優先する”が
と言葉にしていたとすると、
『スケジュールの定め方の軸が定まる』
と言えるだろうし、
”生産性を高めるために1日7時間必ず眠る”
と言葉にしていたとすると、
『1日の過ごし方の軸が定まる』
ことになるでしょう。
■そんなの当たり前だよ、と思うかもしれませんが
これらのことを微に入り細に入り、
「明確に言葉にしている」
かどうかが重要なのです。
思考の段階では、
それはふわふわとした雲のようなもの。
しかし、言葉になると、具体性がぐっと増して、
自分がそれをやっているかどうか、
という判断基準になりえます。
「感覚で軸を持ちえる」人であればよいですが、
全員が全員、そうであると、私は思いません。
であれば、「軸がない」とこんなに相談をうけることも、
ないはずですから。
ゆえに、
「自分がぶれている、軸がない」
と感じるのであれば、言い換えれば、
『自分の行動の軸となる「言葉」がない』
とも、いえるのかもしれないし、
逆を返して言えば
ぶれない軸を持つために、
一つ、有用なことは、
細かい事から大きな事まで、
【自分の行動の軸となる言葉】
を持つこと、といえるのでしょう。
■ですから、
・人と会うときのルール、
・スケジュールを立てるときルール、
・メルマガを送るときのあり方としてのルール、
という個別具体的なところもそうだし、
もっと大事なところで言えば、
人生におけるあり方、つまり、
「ミッションを定める」
ことも同様に、ブレないために、
極めて重要であろう、
そのように思っています。
皆様は、どのような
「自分の軸」となる言葉をお持ちですか?
最後までお読み頂きありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
人は習慣を好む、
なぜならばそれを作ったのは自分だから。
バーナード・ショー(イギリスの劇作家/1856-1950)
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