自分をアップデートする最強戦略「KDP」
(本日のお話 2316字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
また、詳細は明日お伝えいたしますが、
「特別イベント」を共催することが決まりました。
テーマは『マーケティング』です。
本当に濃厚な学びの時間になりそうで
私も事務局(というか参加者)として参戦いたしますが、
非常に楽しみです。
(詳細は、また明日!)
*
さて、本日のお話です。
最近、副業をふくめ、
「個人の戦闘力を高めるか」という本やセミナーなどが、
よく目に入ってきます。
私も、自分自身をアップデートしていくことが趣味なのですが、
その中で、「これは使える!」と思う、
「自分の人生をアップデートする戦略」がございます。
今日はこの話について、学びと気づきを、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【自分をアップデートする最強戦略「KDP」】
それでは、どうぞ。
■時を減れば減るほど、
考えれば考えるほど、思うこと。
それは
『「言葉の力」は、絶大なるものである』
ということです。
「言葉の力」を表現する名言として、
「文章を書くことなしには思索を進めることはできません。書くから自分にもわかる」
岡潔(数学者)
「私の言葉の限界は私の世界の限界だ」
(The limits of my language means the limits of my world.)
ルードヴィッヒ・ヴィトゲンシュタイン(Ludwig Wittgenstein 哲学者)
としばしば引用されているのを見ますが、
まさにそのとおり。
■人は言葉で定義することで、
その存在を明らかに認知します。
「素数」と言う言葉なくして
「素数」が何なのかイメージすることができないし、
「カツオ」と「マグロ」のそれぞれの言葉を知らなければ、
「ああ、ツナね」とまとめて表現してしまうように
(刺し身に馴染みがない海外の人はそうらしい)、
「かぼちゃ」という言葉を知らなければ
「ああ、あのイモっぽいやつね」となります。
「言葉」があるから、
物事を定義し、世界を広げ、
思索を深めることができるわけです。
■そして、今のこの世の中は
「知識労働社会」です。
手や体動かすだけでなく、
・アイデアや工夫や、
・仕組み作り、
・問いを立てる力、
などが求められていますし、
その知識労働のレベルが高いことは、
サバイバル能力に直結する、
と感じます。
そんな「知識労働」の質を高めるコアの部分は、
結局、思索を深める、
「言葉を扱う力」
であると思いますし、
また、
「言葉を扱う力」
があるからゆえ、
他者の思考や感情や行動を動かし、
人を巻き込めるのでしょう。
だから、
『「言葉の力」は、絶大なるものである』
と思いますし、
この扱う力は武器である、
と思うわけです。
■では、この「言葉の力」を高めるためには、
どのような戦略が必要なのでしょうか。
それは、もちろん
本を読んだり
人とたくさん話をしたり、
思考をブログや日記やメルマガにまとめるなどの
基礎体力作りは当然のことながら
その上に、一つ、
効果的な方法があるならば、
【 敬意を持って(K)、堂々と(D)、パクる(P) 】
(=DAIGO風にいうと「KDP」)
というスタンスこそが、
効果的な戦略でなかろうか、
と思うのです。
■これは私自身の経験です。
よく研修などで、
人前で話をして思うのですが、
自分が
「この話はめちゃくちゃいいたとえ話だ!」
とふと思いついて、熱く語っても
その場に刺さる割合は、残念ながら、
5発に1発くらい(汗)
実は、
「自分のオリジナルはあまり刺さらない」
と感じているのです。
(ああ、悲しい、、、)
■しかしながら、
研修やセミナーで、
そのときの講師が喋って場が動いた
”皆が納得する上手い比喩”
というのは、
その人が経験してきた年月の風雪を耐え、
そして生き残っている「比喩」なので、
ものすごく洗練されているのです。
例えば、
”今日の研修は、恐らく知っていることもたくさんあるでしょう。
でも、ぜひ皆さんは、
『「しっている」から、小さい「っ」を抜く』
ことをしてもらいたい。
「知っている」→「している」。
知識と行動の間には万里の隔たりがあるのです。”
とか、あるいは、
「強み」についての研修で、
”「自分の強みは鼻筋のようなもの」です。
鼻筋とは相手からはよく見えても、
自分の目では見ることができません。
強みは鼻筋のようなものだから、
お互いに見合って、見つけていくのが今日の研修です”
とか、
”「Why are you a Star?」
(なぜ、あなたは星なのか?)という言葉があります。
それは、星は出っ張っているところと、引っ込んでいるところがあるから。
ぜひ皆さんの出っ張りをどんどん伸ばしていきましょう。
引っ込んでいるところを伸ばしても、
丸くなるだけです。”
とか、みたいな話は、
元々は他者からの引用ですが、
よく磨かれた表現で「なるほどなぁ」、
と思っていただける可能性が高いのです。
(上記の言葉だけで、
このニュアンスが伝わっているのかがちょっと不安ですが)
■力のある言葉は、
いつからか、
どこからか語り継がれてきたものかもしれないし、
ある時、誰かが思いつき、生み出し、
そして広がってきたことかもしれません。
それは、商標登録等されていたら別ですが、
「言葉」というものは、
人類共通の資産であり、知恵でもあるし、
誰かからの贈り物、と考えることもできます。
それらを、
その「言葉」を思いついた誰かの
才能と聡明さと努力に対する最大限の
”敬意を持って(K)”
しかしながら、
自分のアイデアなどたかが知れているということで割り切って、
”堂々と(D)”
そして、
”パクる(P)”
という戦略が、
まだ0→1を生み出すに至っていない、
自らの知的戦闘力を高める基礎として、
非常に有用な戦略ではなかろうか、
そのように思っております。
■そして、その「言葉のストック」を集め、増やし続け、
自分の価値観、感性と融合していくと、
最初は模倣でも、
次第にその言葉のつながりが、
有機的にオリジナルのものになっていき、その過程で
”「自分のオリジナルの世界」を表現するに至る”
となるのだろう、と思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
独創力とは、思慮深い模倣以外の何ものでもない。
ヴォルテール(フランスの作家/1694-1778)
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