「美しくボキボキに折っていただく」ことが、怠けず奢らず、歩み続ける活力となる
(本日のお話 2316字/読了時間3分半)
■こんにちは。紀藤です。
本日土曜日は、早朝に起きて、
仕事を片付けた後、10時から18時まで、
終日オンライン会議システム「ZOOM」でのセミナーの参加。
合計8時間でしたが、
意外と楽しく参加できるものですね。
明日は、私が主催側で、
『「人生のミッションを定める」自己探求ワークショップ(1日オンライン版)』
の実施です。
これまた新たな試みで、
楽しみでございます。
ご参加頂く皆さま、
どうぞよろしくお願いいたします。
*
さて、本日のお話です。
本日、参加したセミナーですが
私(紀藤)がメルマガを始めたきっかけになった、
メルマガの師匠と仰ぐ方の月一のプログラムでした。
今日は、このセミナーに参加しつつ
思ったこと、感じたことについて、
学びと気づきを皆さまにご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「美しくボキボキに折っていただく」ことが、怠けず奢らず、歩み続ける活力となる】
それでは、どうぞ。
■私、はメルマガを書き始め、
早7年ほどとなりました。
もはや、ライフワーク(苦行?)です。
今日で2215号となりますが、
当然、書き始めたきっかけ、というものがありました。
それが、今日セミナーを受講した師匠で、
鮒谷周史さんという方との出会い。
ちなみに氏はメルマガを、
6000号(!)毎日書き続けている方です。
■メルマガを毎日書いている、
しかも1000号を超えて毎日書いている、
、、、と言うとよく珍しがられますが、
上には上がいるもの。
2000号と6000号の壁は、
良くわからないレベルに見えますが、
相当なる隔たりがあるものです。
知り得る世界の幅と深さ。
理解している概念の解像度の細かさ。
概念を表現するために持つ言葉の種類。
複雑に絡み合った数式を、
言葉でエレガントに切り分ける力量と、
弛むことなき知的格闘の軌跡を感じ、
嫉妬やため息にも似た、
”打ちひしがれる”
という感覚を持つほどです。
本日のセミナーも、
「言葉の組み合わせ」にしか過ぎないのに、
唸らさられるのは、その道の険しさを、
僅かながら感じるからでしょう。
■と、「メルマガの世界」、
そして「言葉の世界」について語っていますが、
こういった話は、あらゆる分野で同様に言われます。
スポーツや芸術の世界など、まさにそう。
その道を深く探求すればするほど、
より細かい部分が見えてくるようになります。
例えば、
”テニスプレイヤーの、数センチ右を狙う、
針の穴を通すような繊細なるフォアハンド”。
一瞬でその技倆と奥深い実力を知り、
もし敵として対峙したときは、
力の差に戦意を喪失します。
まるで、
「心がボキボキに折られる」
かのようです。
■その道を、
しっかりと歩んでいない人にとっては、
何が違うのか全くわかりません。
しかし、ある程度、
その道に向き合ってくると、
その違いが明確にわかるもの。
”圧倒的な違いとわかってしまう”
と同時に、心が折れることもある。
これは、何かに打ち込んだ経験がある方は、
感じた事がある感覚ではないでしょうか。
■セミナーの中で、さらりと
こんな話がでていました。
それは、
(成長曲線を描き続けるには)
『 定期的に”折られにいった方”が、いい』
という話でした。
自分の当たり前、自分の世界観。
人は、その世界を、
いかに他愛もないものか、
早々に打ち砕かれることで、
己の身の丈を知り、
広い大海を知ります。
■”井の中の蛙”という、
有名すぎる言葉がありますが、
まさしくその通りで、
人は
「調子に乗ると努力しない」のです。
・自分は力がある、
・自分はすごい、
・自分は優れている
・自分は周りに比べて頭1つ抜きんでている
そんな「優位性」を、
己が感じているときは、
「まだまだです」
とか言いながら、
結局心はどこか、怠けている。
こういった、
”なんちゃってこの道十数年”
という二流で止まっている、
先輩とか上司とか、
その分野のプロと称している人は、
たくさん、たくさんいるように思うのです。
(自戒を込めて、、、、)
■人は、
「足りない、まだまだ」
という枯渇感にも似た感情を、
心から感じねば、本気を出しえません。
頑張ろうと真剣に思えなかったり、
思おうとしても、つい緩んでしまったり。
結果、知らず知らずのうちに、
己の足取りが遅くなるのでしょう
■そして、そんな時にとても必要なのが、
自分の先にいる人から、
「なに、調子乗っちゃってんの?
まだ始まってすらいない」
と、
【美しく、ボキボキに折っていただく】
ことで、
結果的に自分の中の焦りが生まれ、
世界が(良い意味で)壊され、
【怠けず奢らず、歩み続ける活力となる】
と思うわけです。
■人の成長と言うのは、
必ずいくつものステージがあります。
”自分が優れている”
などと思っても、
そんなのは、ことさら勘違い。
必ずその上には、
さらに上のステージがあり、
誰もが、目指すべき、
さらに高い到達点がある。
そして、そこを歩む、
高みを目指すプロセスそのものが、
「人生という挑戦」ではないかと、
(私の世界では)思ったりもするのです。
■プレッシャーがかかり、
大変なことを
なぜわざわざ頑張るんだ、
と思う人もいるでしょうし、
「努力」を押し付ける考え方が、
必ずしも正とも限りません。
時代錯誤かもしれません。
でも、ケツを蹴られながらでも、
前へ前へと歩み続けることが、
結果的に、
”他者に貢献できる力量を高める”
ことになるし、
それはイコール
”自分自身の人生も助けてくれる武器になる”
ともいえるはず。
■だからこそ、人は
「定期的に、美しく折られる場所」
を持ち、自分を常に、
羽化させ続けるように仕向けることが、
大事なのだろうな、と思う次第。
”井の中の蛙”にならないよう、
意識的にして、より優れた手本を見つけ、
自分を鼓舞していき、歩み続けていく。
【「美しくボキボキに折っていただく」ことが、
怠けず奢らず、歩み続ける活力となる】
これこそが最も大切な、
キャリア戦略の根本中の根本であろう、
そんなことを思っている次第です。
ただ、ポイントは強引に、
愛がない人に複雑骨折のように折られると、
治療にただ時間がかかるだけ。
ゆえに、愛ある先人や師匠に、
「美しく折っていただく」のがポイントです。
美し折れれば、つながった時、
骨と同様、前より強くなるものしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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<本日の名言>
自惚れは進歩の障害である。
ディオゲネス(古代ギリシャの哲学者/BC412-323)
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