NHK シリーズ コロナ危機から学ぶ、 ”起こりうる「最悪」を想定しつつ「最善」を尽くす”ということ
(本日のお話 2009字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日日曜日は、1件のオンラインミーティング。
ならびに、 そして隅田川を散歩しながら 読書、
また今ハマり中のNHKの特番を視聴などでした。
*
さて、本日のお話です。
先週よりNHKオンデマンドにて
「コロナ関連の特集」を続々視聴しています。
我家にはテレビがないこと、
また私はつい自分の世界に没頭し
世の中の流れを忘れがちになる傾向があるため
定期的な情報収集として見ておこう、
と思ったこともあります。
そんな中で、先日視聴をしたコロナ関連の番組で
また一層考えさせられるものになりました。
今日はそのお話を受けて思ったこと、感じたことについて
皆さまにご共有させていただければと思います。
タイトルは
【NHK シリーズ コロナ危機から学ぶ、 ”起こりうる「最悪」を想定しつつ「最善」を尽くす”ということ 】
それではどうぞ。
■NHKオンデマンドで、4月18日に放映された
『BS1スペシャル シリーズ コロナ危機「グローバル経済 複雑性への挑戦」<前編>』
というNHKの番組を視聴していました。
(BS1のNHKの番組は、なんだか深くて
興味深い&学びになるものが多いです)
先日もメルマガでご紹介しましたが
「NHKのコロナ危機」シリーズ。
上記の番組はその中でも
”「グローバル経済」がどうなっていくのか?”
という経済の側面について、
世界の知性が語るテーマの番組です。
きっと、ご覧になられた方もいるのではないかと。
■ちなみに、番組の内容は
以下のように説明されています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
世界経済にも激震が走り、
リーマン・ショック以上、第二次大戦以来の危機とも言われる今、
グローバル経済に何が起きているのか?
人の動きが停滞、経済活動も抑制、
株価は急激な下落後、予断を許さない状況が続く。
以前から「不確実性」「複雑性」の時代の到来、
資本主義の抱える本源的な不安定性に継承を鳴らしてきた
「欲望」シリーズ。
その出演者たちが今を分析、これからを展望する。
時代の枠組み、価値観を転倒させる変化はあるか?
※番組紹介より引用
『BS1スペシャル シリーズ コロナ危機「グローバル経済 複雑性への挑戦」<前編>』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
実に、興味深いですね。
■番組では「経済界の知性」と呼ばれる人が
共通して語っていることが、
・アメリカの歴史上最大のショックであることは確か
・イギリスのデーターも調べたが、
この四半期に匹敵するものはほとんどなかった
・今回はリーマンショック以上。
財政的症状+公衆衛生の危機のダブルである
・既に、今回行われている危機対策は
リーマショック以上である
・アフターコロナは続く。人は消費をしなくなる。
そうすると、益々経済は停滞していく。
・日本はまだ平常時モードであるのが
崩れていないように思う。
・今回明らかになったのは、日本はテレワークにしても、
オンライン教育にしても圧倒的に遅れている。
今回は問答無用、まったなしである。
・今回のコロナ危機は、”声を持っていない人”を苦しい立場に置く。
・不法移民、非正規雇用者。
彼らが生活基盤が失われたとき、どうなるのか?
どのような動きにつながるのか? この事を考えなければいけない。
、、、他色々。
■すべての内容が、理解できたわけではありませんが、
「これから想像以上に、長く続く、
”最悪の事態” がありうるのだ」
という感覚は、じわりと感じました。
2008年、リーマンショックのときに、
私は求人広告の営業をしていました。
当時、まだまだ自立もしきれていない
しょうもない営業であり、
アルバイトの求人を中心に営業をしていました。
ただ、ニュースで不安の声を聞くと同時に、
有効求人倍率が下がっていき、
特に中途社員の部門を中心に採用ニーズが減り、
「ヨミ表」が埋まらなくなっていく営業が増え、
別部署の売れていたはずの
ベテランの先輩の今週の売上がゼロで、
「今週ないです」と口を開いていたシーンが、
なぜだか頭に残っています。
■自分のことでいっぱいいっぱいだったあの時期ですが、
「いつ切り替わったかわからないレベルで、
危機が目の前に訪れていた」
という感覚を、振り返って感じています。
■私は経済の専門家ではないので、
詳しい話については、よくわかりません。
ただ思うことは、
今目の前で起こっている
・対面で合うことができないストレス
・医療上の不安
・いつまで続くかわからない自粛、等の先に、
おそらくこの経済界の知性が語る、
「更に長く続く不安」が待ち構えているとしたら。
その事を想像し、空恐ろしくなったのでした。
■同時に、今下降線を下がっている今だからこそ、
その不安を払拭すべく、待つのではなく、
今できることに集中し、攻めることなのだろう、
と思われます。
私が尊敬する友人でもあり人生の先輩である
某企業の役員の方が行っていたのが、
ピンチの時に行うべきことは、
「全力で営業」
(=お客様の声を、すべての部署の人が取りに行くこと)
あるいは、
「新製品開発」
(=普段できなかったニーズがある商品を開発する)
ことに、時間と限られた資源を集中して
投下していくことが定石の一つである、
と教えてくれました。
■あるいは、私の友人が勤めている
某バリバリの不動産の営業会社も、
ここぞとばかりに一気に攻め、
営業をしまくっている(オンラインで)
と聞きました。
■下がっているときだからこそ、
なんとか浮上しようともがくことに、
”美しさ”を感じるようにも思います。
結局できることは、
ただ流されるだけではなく、
【起こりうる「最悪」を想定しつつ、「最善」を尽くすこと】
なのでしょう。
これも、
私が師事する経営者の方から教えてもらった言葉ですが、
本当にそのとおりなのだろうな、
と思います。
そんな思いを元に、
今週も駆け抜けていきたい、
そのように思っている次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も、皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
機会を待て。
だが、けっして時を待つな。
ヴィルヘルム・ミュラー(ドイツの詩人/1794-1827)
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