メールマガジン バックナンバー

2288号 2020年5月26日

移動が緩和されて改めて考える、「脳」と「体」の関係性

(本日のお話 1856字/読了時間3分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は5件のミーティング。
また英語の勉強など。

英語学習は、なんとなくやっているような
やっていないようなことを繰り返しておりましたが、
6月から、気合を入れて進めていこうと思います。



さて、早速ですが本日のお話です。

本日の日経新聞で緊急事態宣言が解除され、
これから段階的に都市間の移動も緩和されていくと
書かれていました。

(第二波がこなければ…ですが)

実際に家を出て歩いて外に行ったり
人が集まったり、対面で会うことも、
少しずつ増えていくのだと思います。

ある意味、肉体的に”動くこと(=移動すること)”を
以前に比べ制約されていた1ヶ月半。

そんな中で、

「移動することと、頭の働き方」

の繋がりについて、
ふと思うことがありました。

本日はそんなテーマで、
思うところを皆様にご共有させていただければと思います。

タイトルは、

【移動が緩和されて改めて考える、「脳」と「体」の関係性】

それではどうぞ。

■突然ですが、質問です。

「皆様は、自分の脳が
どんな時に最高のパフォーマンスを発揮するのか?」

について、どれくらいご自身で理解されていますでしょうか?

おそらく、考えている人は
ものすごく考えているテーマだし、

考えたことがない方は
全然考えたことがないテーマかと。

■例えば、

・朝起きた直後、頭が働く

・散歩をしている時、頭が働く

・昼寝をした後、頭が働く

・立って働くと、頭が働く

・誰かと会話をしながらだと、頭が働く

、、、というように、
自分が意識しているしていないにかかわらず

「自分の脳のパフォーマンスが高まる条件」

というものが、皆さまそれぞれに
あるのではないでしょうか。

■『脳を鍛えるには運動しかない 〜最新科学でわかった脳細胞の増やし方』
(著:ジョンJ.レイティ;エリック・ヘイガーマン)

という本によると、

”運動をして脳の準備を整えてから、
机に向かってなにか新しいことを覚えようとすると、
脳に入ってくる刺激がニューロンの結合を強めていく。

そうしてできた脳の回路は、
情報が何度も通ることでさらに強くなる。”

と語っています。

私たちの体と脳(特に運動/体を動かすこと)は、
どうやら密接に影響しあっており、
切っても切り話すことができない関係性であるようす。

(この本はものすごく名著だと思っているので、
よければぜひお手にとってみてください)

■少し私(紀藤)の話になりますが、
この「脳と体の関係」について1つエピソードをご紹介させてください。

このメルマガについて、です。

このメルマガ、本日で2288号となりますが、
これだけひたすら書いていると、

「もっと効率的に書けないのかなあ」
と、やっぱり思います。

ゆえに、この2000回を超える内省の中で、
「どんな条件だと一番うまくかけるのか?」を問い、
様々試してきました。

結論ですが、メルマガを書く時に、

『「体を動かす」というアクションを入れることで、
頭が働き、効率的にメルマガが書ける』

ことが分かってきました。

■メルマガと体を動かすパターンの組み合わせは、
主に、2つあります。

私は気分に応じて、

・口述筆記(音声入力) or タイピング

いずれかで書いています。

(不思議なことに朝書くときはタイピングのほうがよくて、
日中書くときは音声入力の方がうまく書けます)

まず、タイピングの時。

『「腕立て」をしてから、タイピングすると効率が良く書ける』

のです。

そして、音声入力の時は、

『「ウロウロ歩き回りながら口述筆記(音声入力)する」と、言葉が湧いてくる』

のです。

不思議なのですが、
どちらも腕立てしたり、歩き回ったりすると、
頭が冴えて、上手く書けるのです。

100%そうやっているわけでもないですが、
こうして振り返ってみると、

「やっぱり体と脳はつながっているのだな」

と感じるわけです。

■おそらく、皆さまの中でも、この1ヵ月半の間、
特に在宅勤務になられた方で「脳と体の関係」を感じた方、
いらっしゃったのではないでしょうか。

例えば、

・朝の通勤で歩く時間がなくなったことで、頭の働きが鈍くなった、とか

・使い慣れない椅子に座って仕事をして生産性が落ちた、と感じる、とか

・または、朝か夕方に運動を挟む時間ができたことで、頭のキレがむしろ高まった

、、、などなど。

もちろん、脳の働きには、
その他、睡眠、食事、周りの環境など
様々な要因が影響しているので、
「体を動かすこと」が与える影響は一部です。

ただ、今回のように大きく環境が変わった中では、

”脳と体(動くこと等)の関係を、
私たちに教えてくれる機会”

になったのでは、ないでしょうか。

■ゆえに、こういったときだからこそ、
冒頭の問いの、

「自分の脳がどんな時に最高のパフォーマンスを発揮するのか?」

を考えてみることも、
今後の働き方を考える、大切な問いではなかろうか

などとを思った次第。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

人間の体は機械と同じ。
きちんと動かすためには日ごろの手入れが必要である。
少しでも故障したら、必ず修理してメンテナンスを怠らないことだ。

トーマス・エジソン(米国の実業家・発明家/1847-1931)

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