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2305号 2020年6月12日

情報発信とは「アナタと私の心の綱引き」のようなもの

(本日のお話 2934字/読了時間4分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
並びに夜は、英語塾への参加でした。

また、先日よりご案内しております
ストレングスファインダーのワークショップ。
残席が残りわずかとなりました。

「集合でのワークショップは
ちょっと早かったかなぁ」

と心配しておりましたが
杞憂でございました。

(お申し込みいただいた皆様、
ありがとうございます!)

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ということで、
ご興味がある方は、お早めにどうぞ!
定員になり次第締切とさせていただきます。

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さて、本日のお話です。

皆さまの中で、
ブログやfacebook、
twitterやnote、あるいは
YouTubeなどで発信をしている方、
どれくらいいるのでしょうか?

以前よりだいぶ個人が
発信をしやすくなりましたが
やはりそれでもなお、

自分でSNS等で発信することは
まだまだ一部の人だけのよう。

総務省のデータによると、
facebookやブログの発信は
全体の約5%くらい(らしい)です。

※参考:総務省|平成27年版 情報通信白書|SNSでの情報拡散の状況
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd142210.html

■そんな文脈でいうと、

今日の話は特に
「情報発信」をしている方向けです。

それでは早速参りましょう。

タイトルは、

【情報発信とは「アナタと私の心の綱引き」のようなもの】

それでは、どうぞ。

■突然ですがこのメルマガ。

メルマガの配信システムで
皆さまにお送りしておりますので、

『各メルマガの「開封率」』

なるものが、日々わかります。

■「開封率に」何が
影響しているのでしょうか?

はい、一番は
なんと言っても

「タイトル」

ですね。

(皆様も読者の感覚として
わかりますよね)

ちなみに、ここ最近で
非常に開かれたメルマガとしては

『妻からの「あなたのキツい言い方がやる気を削ぐ」というフィードバックから
”自らのコミュニケーションのあり方“を見つめた話』(2264号)
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/9243/

でした。

個人のしくじり系の話、
特にそれが、妻と夫という閉鎖的な家庭内でのやりとりの
覗き見的コンテンツ(?)であれば、多くの方にとって
やっぱり興味があることだよなあ(うんうんわかる)

と思いつつ見ておりました。

人の気持ちって、面白いです。

■そしてもう一つ、
メルマガ(情報発信)で
大切だなと思うことが

「ご感想」

です。

「人が感想を書きたくなる」、
という状態とは
プラスであれ
(あるいはマイナスでれ)

・感情が大きく揺れた時、
・共感、納得、気づき、
疑問、発見などあったとき
でしょう。

ゆえに、
情報発信の価値を図る上で、
「ご感想」は大事である、と思います。

■つまり「情報発信」をする上で
とても大事なのは、

「受け手(読者)」

であるということ。

発信しても、受信がないと、
虚しい独り言になってしまいます。

かつ、私(紀藤)も当然
承認欲求や、自尊心が
もちろんございますので、

メルマガを日々発信しつつ、
心の奥では密かに、

「読者の方に刺さるかな
受けるかな(ドキドキ)」

と思っております。

多分それは私だけでなく、
発信している方の多くが
持ち合わせている感情ではないかと。

だから、facebookも
「いいね!」合戦になったり

いいねの多寡で
一喜一憂したりも
するのでしょう。

情報発信の価値は、
「受け手」が決めるもの。

■、、と「受け手」が大事だよね、
と言いつつ、思うこともあります。

それは、ぶっちゃけたところ

「受け手に迎合をしたくない」
「受け手なんて関係ねぇ!!」

と思う気持ちもある、こと。

つまり、

・勝手気ままに
・自分が言いたいことだけ、
・ひたすら語りまくるということをしたい

という書き手の欲求です。

これ、この本音も
「情報発信」を継続的にする上では
極めて重要。

無理しても続かないから。

■例えば、

今はママタレになっている
小倉優子さん(当時こりん星といっていた)や
華原朋美さんなど、

「不思議キャラ」で売っていた当時、

それはユーザー(視聴者)から
求められてたキャラであるがゆえ
演じていた。

しかし、実際の自分を
表しているキャラではなかった。

ゆえに、無理が出てきて
途中から苦しくなってきた

、、、みたいな話は
芸能界であるあるらしいです。

(テレビを見ていないので
詳しくはわかりませんが)

■つまり、

『「求められている自分」と「素の自分」』

これが無理がない範囲で
自然と一致していないと、

居心地の悪さやストレスを
感じるのが人間なのだと思います。

もちろん、「素の自分」というのも
どこまでを指すかは難しいところがありますが
少なくとも、”長時間その状態でいても
ストレスがかからない自分”でなければ、
どこかで破綻してしまうでしょう。

■人生(仕事でもプライベートでも)
”「求められている自分」と「素の自分」が
一致した場所を見つけたい”
と私達は願っていると思いますし、
それが見つかったら、

「ゴキゲンで快適で
人生を過ごせる居場所」

を見つけた1つの”アガリ”と
いえるのかもしれません。

■そして、話を
「情報発信」に戻します。

そんな文脈において
「情報発信」がどんなメリットが
あるのかと言うと、

情報発信を通じて

『「求められている自分(=アナタの思考)」と
「素の自分(=私の思考)」を一致させる』

という筋力を鍛えることになる、
と思うのです。

その状態を比喩的に

【情報発信とは「アナタと私の心の綱引き」】

と今日のタイトルで表してみました。

人は一人では生きられませんから、

・相手が欲しいものはなにか、
何が刺さるのか、喜ばしいのか、
何に今、興味があるのか、

と「受け手」、すなわち
”あなた”のことを考えることは大事。

一方、

・自分が心から伝えたいことはなにか、
気づきを与えたい、刺激を与えたい
何か受け取って欲しいものはなにか、

と「発信側」の思いも伝えていく。
すなわち、なぜ私が発信するかという
”私”の思いです。

■このアナタと私の間を
エレガントにつなごうとする試み、
それが日々の「情報発信」です。

そして「アナタと私の間」で、

・思いっきりアナタに寄せる日もあれば
・思いっきり私に寄せる日もあれば
・ど真ん中の中間地点を狙いに行く日もあり、

アナタと私の間には
膨大な位置取りがあります。

■その間の絶妙な中間地点に
一流の鍼師のようにピンポイントで刺せると、

「感情のシナプスのつながり」

がその場に生まれ、
心が響き、震え、そしてバズる
(私は経験ないですが)、

ことになるのかと。

■そしてこれは、
実は「情報発信者」だけでなく
多くの人にとっても大事です。

なぜなら、

『「求められている自分(=アナタの思考)」と
「素の自分(=私の思考)」を一致させる』

という思考は、

「不変なる生き抜く力」を
鍛えることもなると思うから。

特に独立、副業などをすると

「相手のニーズと、
自分が持つ価値を接続する力」

が求められます。

これはいわゆる
「営業・マーケティング」活動です。

そして、ぶっちゃけ売る力があれば
どこでも生きていく事ができるので、
極めて重要な基礎筋力。

■営業ではなくても、
人は営業疑似行為をしています。

・社内で賛同者を増やすこと
・生涯の伴侶を見つけること
・共に歩んでくれる仲間を探すこと

これらは、あらゆる人に必要な力であり
鍛え方は

” 自分の思いを相手の思いを
Win−Winになる形で実現しようとするプロセス”

によって鍛えられます。

■とはいいつつ、一方、
何が人の心に刺さるかというのは
「発信してみないとわからない」という
紛れもない事実もありますが、

【情報報発信とは「アナタと私の心の綱引き」である】

と認識し、

「アナタと私の心の間」を
自由に行き来する発信を心がけることで

・受け手の気持ち・心を想像する力が鍛えられる

・発信者の言いたいことを受信者に
合わせる思考筋力が鍛えられる

・結果、相手のニーズと自分の伝えたいことを
絶妙に撃ち抜く力(=生き抜く力/営業・マーケティング力)
が鍛えられる

ことになるでしょう。

これからますます、
多くの人が情報発信をする側に
回る機会も増えてくるでしょう。

そんな中で、1つ大切な
情報発信のポイントかな、

と思い書かせていただいた次第。

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<本日の名言>

本当に腹底から出たものでなければ、
人の心を動かすことはできない。

ゲーテ(ドイツの劇作家/1749-1832)

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