情報発信とは「アナタと私の心の綱引き」のようなもの
(本日のお話 2934字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
並びに夜は、英語塾への参加でした。
また、先日よりご案内しております
ストレングスファインダーのワークショップ。
残席が残りわずかとなりました。
「集合でのワークショップは
ちょっと早かったかなぁ」
と心配しておりましたが
杞憂でございました。
(お申し込みいただいた皆様、
ありがとうございます!)
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さて、本日のお話です。
皆さまの中で、
ブログやfacebook、
twitterやnote、あるいは
YouTubeなどで発信をしている方、
どれくらいいるのでしょうか?
以前よりだいぶ個人が
発信をしやすくなりましたが
やはりそれでもなお、
自分でSNS等で発信することは
まだまだ一部の人だけのよう。
総務省のデータによると、
facebookやブログの発信は
全体の約5%くらい(らしい)です。
※参考:総務省|平成27年版 情報通信白書|SNSでの情報拡散の状況
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd142210.html
■そんな文脈でいうと、
今日の話は特に
「情報発信」をしている方向けです。
それでは早速参りましょう。
タイトルは、
【情報発信とは「アナタと私の心の綱引き」のようなもの】
それでは、どうぞ。
■突然ですがこのメルマガ。
メルマガの配信システムで
皆さまにお送りしておりますので、
『各メルマガの「開封率」』
なるものが、日々わかります。
■「開封率に」何が
影響しているのでしょうか?
はい、一番は
なんと言っても
「タイトル」
ですね。
(皆様も読者の感覚として
わかりますよね)
ちなみに、ここ最近で
非常に開かれたメルマガとしては
『妻からの「あなたのキツい言い方がやる気を削ぐ」というフィードバックから
”自らのコミュニケーションのあり方“を見つめた話』(2264号)
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/9243/
でした。
個人のしくじり系の話、
特にそれが、妻と夫という閉鎖的な家庭内でのやりとりの
覗き見的コンテンツ(?)であれば、多くの方にとって
やっぱり興味があることだよなあ(うんうんわかる)
と思いつつ見ておりました。
人の気持ちって、面白いです。
■そしてもう一つ、
メルマガ(情報発信)で
大切だなと思うことが
「ご感想」
です。
「人が感想を書きたくなる」、
という状態とは
プラスであれ
(あるいはマイナスでれ)
・感情が大きく揺れた時、
・共感、納得、気づき、
疑問、発見などあったとき
でしょう。
ゆえに、
情報発信の価値を図る上で、
「ご感想」は大事である、と思います。
■つまり「情報発信」をする上で
とても大事なのは、
「受け手(読者)」
であるということ。
発信しても、受信がないと、
虚しい独り言になってしまいます。
かつ、私(紀藤)も当然
承認欲求や、自尊心が
もちろんございますので、
メルマガを日々発信しつつ、
心の奥では密かに、
「読者の方に刺さるかな
受けるかな(ドキドキ)」
と思っております。
多分それは私だけでなく、
発信している方の多くが
持ち合わせている感情ではないかと。
だから、facebookも
「いいね!」合戦になったり
いいねの多寡で
一喜一憂したりも
するのでしょう。
情報発信の価値は、
「受け手」が決めるもの。
■、、と「受け手」が大事だよね、
と言いつつ、思うこともあります。
それは、ぶっちゃけたところ
「受け手に迎合をしたくない」
「受け手なんて関係ねぇ!!」
と思う気持ちもある、こと。
つまり、
・勝手気ままに
・自分が言いたいことだけ、
・ひたすら語りまくるということをしたい
という書き手の欲求です。
これ、この本音も
「情報発信」を継続的にする上では
極めて重要。
無理しても続かないから。
■例えば、
今はママタレになっている
小倉優子さん(当時こりん星といっていた)や
華原朋美さんなど、
「不思議キャラ」で売っていた当時、
それはユーザー(視聴者)から
求められてたキャラであるがゆえ
演じていた。
しかし、実際の自分を
表しているキャラではなかった。
ゆえに、無理が出てきて
途中から苦しくなってきた
、、、みたいな話は
芸能界であるあるらしいです。
(テレビを見ていないので
詳しくはわかりませんが)
■つまり、
『「求められている自分」と「素の自分」』
これが無理がない範囲で
自然と一致していないと、
居心地の悪さやストレスを
感じるのが人間なのだと思います。
もちろん、「素の自分」というのも
どこまでを指すかは難しいところがありますが
少なくとも、”長時間その状態でいても
ストレスがかからない自分”でなければ、
どこかで破綻してしまうでしょう。
■人生(仕事でもプライベートでも)
”「求められている自分」と「素の自分」が
一致した場所を見つけたい”
と私達は願っていると思いますし、
それが見つかったら、
「ゴキゲンで快適で
人生を過ごせる居場所」
を見つけた1つの”アガリ”と
いえるのかもしれません。
■そして、話を
「情報発信」に戻します。
そんな文脈において
「情報発信」がどんなメリットが
あるのかと言うと、
情報発信を通じて
『「求められている自分(=アナタの思考)」と
「素の自分(=私の思考)」を一致させる』
という筋力を鍛えることになる、
と思うのです。
その状態を比喩的に
【情報発信とは「アナタと私の心の綱引き」】
と今日のタイトルで表してみました。
人は一人では生きられませんから、
・相手が欲しいものはなにか、
何が刺さるのか、喜ばしいのか、
何に今、興味があるのか、
と「受け手」、すなわち
”あなた”のことを考えることは大事。
一方、
・自分が心から伝えたいことはなにか、
気づきを与えたい、刺激を与えたい
何か受け取って欲しいものはなにか、
と「発信側」の思いも伝えていく。
すなわち、なぜ私が発信するかという
”私”の思いです。
■このアナタと私の間を
エレガントにつなごうとする試み、
それが日々の「情報発信」です。
そして「アナタと私の間」で、
・思いっきりアナタに寄せる日もあれば
・思いっきり私に寄せる日もあれば
・ど真ん中の中間地点を狙いに行く日もあり、
アナタと私の間には
膨大な位置取りがあります。
■その間の絶妙な中間地点に
一流の鍼師のようにピンポイントで刺せると、
「感情のシナプスのつながり」
がその場に生まれ、
心が響き、震え、そしてバズる
(私は経験ないですが)、
ことになるのかと。
■そしてこれは、
実は「情報発信者」だけでなく
多くの人にとっても大事です。
なぜなら、
『「求められている自分(=アナタの思考)」と
「素の自分(=私の思考)」を一致させる』
という思考は、
「不変なる生き抜く力」を
鍛えることもなると思うから。
特に独立、副業などをすると
「相手のニーズと、
自分が持つ価値を接続する力」
が求められます。
これはいわゆる
「営業・マーケティング」活動です。
そして、ぶっちゃけ売る力があれば
どこでも生きていく事ができるので、
極めて重要な基礎筋力。
■営業ではなくても、
人は営業疑似行為をしています。
・社内で賛同者を増やすこと
・生涯の伴侶を見つけること
・共に歩んでくれる仲間を探すこと
これらは、あらゆる人に必要な力であり
鍛え方は
” 自分の思いを相手の思いを
Win−Winになる形で実現しようとするプロセス”
によって鍛えられます。
■とはいいつつ、一方、
何が人の心に刺さるかというのは
「発信してみないとわからない」という
紛れもない事実もありますが、
【情報報発信とは「アナタと私の心の綱引き」である】
と認識し、
「アナタと私の心の間」を
自由に行き来する発信を心がけることで
・受け手の気持ち・心を想像する力が鍛えられる
・発信者の言いたいことを受信者に
合わせる思考筋力が鍛えられる
・結果、相手のニーズと自分の伝えたいことを
絶妙に撃ち抜く力(=生き抜く力/営業・マーケティング力)
が鍛えられる
ことになるでしょう。
これからますます、
多くの人が情報発信をする側に
回る機会も増えてくるでしょう。
そんな中で、1つ大切な
情報発信のポイントかな、
と思い書かせていただいた次第。
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<本日の名言>
本当に腹底から出たものでなければ、
人の心を動かすことはできない。
ゲーテ(ドイツの劇作家/1749-1832)
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