メールマガジン バックナンバー

2316号 2020年6月23日

なんてことない普通な1日を、良き1日に変える習慣とは?

(本日のお話 2336字/読了時間4分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は4件のアポイント。
ならびに、3件の個別コーチングの実施でした。

オンラインにすると
とことん時間を詰め込むことができますが、
移動がないので肉体の疲労が少なく、
待ち時間もありません。

”お客様とお会いし、
何かしらの価値を提供する”

という営業的な観点で見ると、
今回のコロナ禍は
「生産性の爆発である」
とも思えてきました。

本当に、こんなにわかりやすい
変化の只中にいることは
むしろなかなかないことだよなあ、、、

と希少さを感じ始めております。



さて、本日のお話です。

最近、「7つの習慣」の話を
熱く書きまくっていたため、
通常版のメルマガを書くことを
すっかり忘れておりました。

そんな中、久しぶりに
メルマガを書くことを通じて

「メルマガ(日記)を書くことの効能」

に思いを馳せておりましたた。

今日はこのお話について
思うところを皆さまに
ご共有させていただければと存じます。

タイトルは、

【なんてことない普通な1日を、良き1日に変える習慣とは?】

それでは、どうぞ。

■皆さまの中にも、

日記やブログ、SNSなどで
日々の思考などを発信している方
いらっしゃるかと思います。

私もメルマガもそうですが、

”陰山手帳”という手帳を
フランクリン・プランナー風(7つの習慣の手帳風)に
勝手にアレンジをして、使っていますが

その手帳の中に

『”今日成し遂げたこと”を書く』

という項目があり、そこで日記を書いています

■その手帳には、そのまま
「今日何を成し遂げたのか」を書くのですが
実際に書いてみると不思議なもの。

ちょっとだけ、

「うん、今日は充実した1日であった」

という感じがするのです。

無理矢理でも言葉として記載すると、
その言葉が意味を持ち、
「成し遂げた1日感」が生まれてきます。

(ちょっとだけ、ですけど)

■ちなみに、
もっとレベルを上げた別のやり方もあります。

それは、「ポジティブ心理学」の理論による

【うまくいったことエクササイズ】

というもの。

やり方はこれまたシンプル。

1,今日うまくいったことを3つ書く
2,それがどうしてうまく言ったのか理由を書く

以上。

これをひたすら続けよう、
という内容です。

ちなみに、記述内容は
どんな些細なことでも、
重大なことでも、どちらでもよいです。

例えば、”些細なこと”で言えば

1,うまくいったこと
→ 「夫が仕事帰りにアイスを買って帰ってくれた」

2,どうしてうまくいったのか
→ 「夫は気が利く性格なので」あるいは
「自分が買って帰ってきて、と連絡したので」

あるいは”重大なこと”で言えば、

1,うまくいったこと
→ 「姉が健康な赤ちゃんを出産した」

2,どうしてうまく言ったのか
→ 「姉は妊娠中にきちんと生活を送っていたから」

みたいな例です。

(※参考:『ポジティブ心理学の挑戦』(セリグマン))

■このエクササイズ、
「ポジティブ心理学」の理論による、
実際の被験者を使っての研究で証明された、
効果があるものです。

この
『うまくいったことエクササイズ』を続けると
直接的、間接的に関わらず

”自分の人生にポジティブな事が起きている”

ことに自覚的になっていきます。

すると、
”人は落ち込むことが少なくなり、
人生の幸福度が高まる”

効能があるそうです。

起こったことは同じでも、
そこに対する「解釈」を変えるだけで
人生がハッピーになる。

■そして最後は、
私の個人的な話となりますが、

「紀藤のメルマガ」

も、上記の2つと同じ。

、、、というより、
その強化のバージョンと感じています。
(書き手=すなわち紀藤にとって)

このメルマガの構成とは、基本

”日々自分が考えたこと、
自分の身に起きたことを振り返り、

抽象度を高めて
皆さまの役に立てるように
学び」の意味づけを与えてお届けする”

という形でお届けしています。

■何か色々書いていますが、

正直言えば、私の身に、
毎日事件が起こるわけでもないし、

大したことが起こっていない毎日も
ものすごーくいっぱいあります。

ただ、ポイントは、

”大したことがあろうがなかろうが
そこに「意味づけ」をして
他者が価値と感じていただけると思うレベルで
お届けをしようと試みる”

というプロセスを
日々、紀藤の頭の中で踏んでいる、
ということ。

このプロセスそのものが、

”自分(紀藤自身)にとって
1日にプラスの意味付けをもたらしてくれる”

のです。

■ゆえに、メルマガ発信をした直後、
己の身に何が起こるかと言うと、

”自分がめちゃめちゃ
ポジティブな気持ちになっている”

という心理的作用が働くのです。

■そんなことを含めて、
何がいいたいのか、というと、

それは、

【「良い1日であった」と決めるものは、
結局、自分の解釈である】

ということ。

ぱっと見、特筆すべきことが
何もなかった1日に見えても
何かあったはず、と解釈してみる。

何気ない日常の間にあった、

小さな気付きや、ふと考えた思索や
新しい発見を虫眼鏡、否、マイクロスコープで
拡大して見て、「ものすごい発見であった!」と意味を与えてみる。

そして、それを
日記でもブログでもメルマガでもよいので
書いて言語化する。可視化する。

ふわっとしたものを
言葉によって明確にし、杭を打ち込む。

■そうすると、その結果
たとえ、なんてことない普通な1日でも、

「今日も学びある1日であった」とか
「今日も思索を深めた1日だった」とか
「今日はリラックスの大切さを認識した1日だった」

というように、

「ああ、今日も良い1日であった」

という意味づけが生まれる、

そのように思うのです。

ということで、コロナ禍で
なんだか鬱々としている、、、という方は、

「1日に良質な解釈をもたらす、日記を書くこと」

オススメいたします。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

=======================================================
<本日の名言>

すべての日が、
それぞれの贈り物を持っている。

マルティアリス(古代ローマの詩人/40-102頃)

=======================================================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す