メールマガジン バックナンバー

2322号 2020年6月29日

英語の勉強、一旦ストップします

(本日のお話 2705字/読了時間4分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日日曜日は、
システムコーチングの実施。
ならびに読書でした。



また明日、6月30日(火)の夜に、
「7つの習慣勉強会」を行います。

どなたでも参加可能です!

7つの習慣の内容を
2時間で簡潔におまとめして
お話をいたしますので、ご都合がつく方は、
ぜひお越しくださいませ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【「7つの習慣勉強会(無料)」】
■イベント概要
◯日時: 6/30(火)20:00~22:00
◯場所:オンライン
◯費用:無料
◯お申し込みはこちらから:
https://7habits-study-group.peatix.com/view
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



さて、本日のお話です。

最近、色々悩んだ末に
苦渋の決定をすることにしました。

それは

「英語学習を一旦ストップする」

ということ。

この事を考えるプロセスで
いろんな自分の声が聞こえてきて、
「自分が恐れていること」が明らかになったように思います。

今日は自分の葛藤からの気づきを、
皆様にご共有させていただければと思います。

情けない話も多々含みますが、
皆様に参考になる話もあるのかな、と思いつつ。

タイトルは、

【 英語の勉強を、一旦ストップします 】

それでは、どうぞ。

■長らくメルマガの最後で

------------------------------------------------------------------------------
◎昨日の英語学習:0.5時間
(累計215、5時間/目標学習時間まで184、5時間)
------------------------------------------------------------------------------

みたいにカウントをして
英語学習を続けてきました。

しかし、この1週間ほど悩んで、
意思が弱い、ダサいと自分で思いつつ、
一旦ストップすることにしました。

■そもそも英語をわざわざ
衆人環視の中でやろうと思った理由は、

私の中で切っても切り離せない
大きなプロジェクトが

「英語を学ぶ」

という行為でした。

振り返ると、それは
自分が中学生の頃にさかのぼります。
父親がラジオ英会話を聞いて、
そこから拙い英語ながらも身につけ、
勤め先の自動車の海外事業室へと異動になり、
父が新たなチャンスを掴んでいくプロセスを見て、

「英語を身につけるのは素晴らしい」

と、刻まれていたことが
原点にあるような気がします。

■ですが、真面目そうに見えて、
”やり抜く力”がさほどない私。

特に英語を勉強することもなく
遊び呆けた大学時代。

とはいえ、引っかかっているので
10年くらい前から一応、
英語の勉強をし始めました。

単語を覚えたり
教科書的なものをやったりしましたが
さほど伸びず。

最初に自信満々で受けたTOEICは400点。

感覚は700点くらいいったんじゃないか、
と思っていたら、ボロボロでした。。。

■その後、縁あって、
英語塾的なものに入ったりすると、
外圧により一時的にやる気になります。

半年くらい燃え上がって勉強する。
すると、一時的に英語力が伸びます。

でもその急成長期を終えると
能力のボーナス期は終了。

その後もそれっぽく
だらだらと勉強はするものの、
英語力は伸びることはなく現状維持、
、、、もしくは微減。

それを3ヶ月やって→1年休み、
3ヶ月やって→2年休み、みたいに、
ずっと繰り返してきました。

■しかし、だらだらでも勉強すると
少しずつ伸びるもの。

1年半ほど前に受けた最後の
TOEICのテストは、800点を
一応は超えました。

…が、ぶっちゃけ
全然実用に耐えうるものではなく、

今年の2月に行った
カナダのシステムコーチングの研修で
自分の英語力が全然大したことがないことを、
全身で体感をしたのでした。

※海外でケチョンケチョンになった話
↓↓
カナダ日記 vol.4 〜ついていけなくて、孤独を感じ始めた日〜
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/9154/

■カナダに行った1週間。

フル英語で研修を受けていたときは、
一時的に覚醒したようで
英語脳が一気に開いた感覚がしました。

「これこのまま2ヶ月いたら、
英語ペラペラんなるんじゃね?」

とわずか半年弱前は思っていました。

ゆえにカナダに帰ってからも、
こう思いました。

「これを機に、ずっと英語を勉強しよう。
どうやらTOEIC800点→900点だと、
400時間くらいの学習量でいけるらしいから、
それを掲げてやっていこう」

そうして、メルマガでも
学習時間を地味に宣言し、
粛々と30分ずつ積み上げをしてきました。
(積み上げない日もありましたが、、、)

■…しかしコロナ禍がやってきて、

「英語やらなきゃ」

と思いながら、
全然火がつかない自分がいました。

一応、英語塾も更新して、再開したものの、
ちょっとするとすぐ、仕事のことが頭をよぎる。

■言ったことも守れない。

決めて宣言したことも、
やり遂げられない。

ああ、なんてダサいんだ。
なんと、意志が弱いんだ。

、、、そう思いつつも、

今は、仕事にフォーカスをしなければ、
今後の未来がなくなってしまうのでは、、、

という不安も胸を渦巻いていました。

■そして、そんな微妙な感情を
メルマガの編集後記で吐露した際に、

英語を完全に使いこなしている
外資系で働く尊敬する友人(TOEIC970点くらい)から
こんなことを言われました。

「英語は総学習時間ではなくて
どれだけ集中してやれるかですよね。

どうも紀藤さんの話を聞いてみると、
サンク・コストになっている気がします。

止める勇気も必要なのでは?」

という話でした。

■そして、その話を聞いた時に、
逃げ道を見つけたと言うか、
楽になったような気がしました。

そして改めて胸に問うてみた時、
結局自分がやめられないのは、

『メルマガで宣言までしているのに、
途中で辞めて、意志が弱いやつだと思われたくない』

が一番で、

『意志を貫けない自分を認めるのが怖い』

というのが二番目にあり、

”他者の評価”と、自分への信頼をなくすことを
ひたすらに気にしている自分がいることに気づきました。

■思えば、いつも他者の評価を
どこか気にしています。

他の人が何というのか、
どう捉えるのか、
素晴らしいというのかどうか。

このことに、
どんどん敏感になっていた、
そんな自分に気が付きました。

■それは、

SNSで「いいね」がつくかどうかに
一喜一憂する気持ちに似ているものであり、

人から評価されなければ
自分で自分を認めてあげられない
依存的な精神状態にも近いもののようです。

確かに、周りに何が肯定的な評価をしてくれたら
自分はとても嬉しい。

自尊心も満たされる。

かつ、役に立てると感じることは、
自分の仕事や価値を感じさせてくれる。

…でも、それが行き過ぎて、

「自分がどうしたいか?」を置き去りに
「他者がどう評価するか?」だけに視点があたると、

ただただ辛くなる、
楽しめなくなる、

とも思いました。

■実際に、言い訳のだけかもしれません。

ただやり遂げる力がないだけ、
意志力がないだけなのかもしれない。
実のところ、それも一つあります。

カナダにいたときのように、環境が許せば
一気に英語力なんてぶち抜けられる、

と思っているのも、
ただの負け犬の遠吠えかもしれません。

■しかし、同時に思うのが、

『今この瞬間、自分がすべきと思ってしまうこと』

は消そうとしても、どうしても湧き上がってくる。

それを選ばないと、自分が苦しいし、
その気持ちをごまかすこともできない
のも本当だと思います。

どちらが正しいかわからない。

ただそんな葛藤の果てに、

『英語の学習を、一旦やめる』

という決断をしよう、と思ったのが
つい先日の話です。

■でも、そう決めたら、すっきりしました。

今通っている英語塾も、
更新をしたばかりなのに休会にしました。

でも、やることが定まった
肩の荷が降りたような気がしていますし、

24時間365日でこれからの研修の
新しい形づくりにワクワクし始めている自分もいます。

■ただ、投げ出したのか、
何かを得るための止める勇気だったのか、
それは今はわかりません。

ただ、今現状言えることは、

理屈で感情を抑え込もうとしても、
それは難しかった、という事実のみ。

朝令暮改でもなんでも、
今、自分が「これをやるべき」と
思ったことでなければ、できない。

そのことを、自分は感じていますし、
自分を連続して裏切らないよう
仕事の新しいカタチを見つけるために、
とにかく今やるべきことに集中したい、

ただただ、そのように思っている次第です。

■、、、と、
自分の思いの告白になってしまいましたが、
皆様にも、

「自分がすべき」といったことに、
縛られていることはないだろうか?

という問いを持つことで、
気づくこともあるのかもしれませんね。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

=======================================================
<本日の名言>
効果だと?影響だと?
役に立つかどうかだと?
人間は自分のなすべきことをなせばよいのだ。
仕事の成果は、自分以外の人が気にかけることだ。

トーマス・カーライル(スコットランド出身の歴史家/1795-1881)

=======================================================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す