破壊的危機と破壊的イノベーションの時代に、大切にしたい基本スタンスを考えた
(本日のお話 1990字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日日曜日はシステムコーチングを、
打ち合わせを含めて2件。
またお昼からはキックボクシングジムで
汗を流してきました。
やっぱり運動はいい、ですね。
改めて心と体は連動しているなと感じます。
運動、最高。
*
さて、本日のお話です。
最近、特にコロナになって、
「人生は波乗りのようなものだな」
と思っています。
そして同時に、ある経営者の方が言っていた
「経営とは変化対応業である」という言葉が
大変身に沁みている今日この頃。
今日はこの話について、思うところを
皆様にご共有させていただきたいと
思います。
タイトルは
【破壊的危機と破壊的イノベーションの時代に、
大切にしたい基本スタンスを考えた】
それではどうぞ。
■少し前に読んだ本で、
経営共創基盤CEOの富山和彦さんが書いた
『コーポレートトランスフォーメーション』という本で、
「気づけば、破壊的危機と
破壊的イノベーションが交互にやってくる
時代になっていた」
という表現がありました。
そして、その言葉を最近、
噛み締めております。
■今回のコロナショックでは、まさしく
破壊的危機と破壊的イノベーションが、
同時にやってきたことは、皆様もお感じ
の通りかと。
・リモート勤務
・オンラインでのミーティング
・中間管理職の役割
など、コロナショックを発端として
連鎖するように多くの潜在的なテーマが
表面化してきました。
■私自身、研修をしていますが、
以前から「オンラインを混ぜた研修」は
世界的には注目されていました。
ただ、今回の破壊的危機(コロナ)により
”イノベーション”が加速されただけ。
ただ、破壊的イノベーションが加速すると、
当然、その変化に対応することが求められ
ます。
・研修がオンライン化する
↓
・研修カリキュラムをオンライン用に
作り直す
↓
・ZOOM等の研修オペレーションの体系化
↓
・オンライン上でいかに参加者に集中して
もらえるかの工夫
↓
・オンラインを活用した事前動画の作成など
の組み合わせ
などなど、「これまでの勝ちパターンを
繰り返すだけ」というスタンスにいては、
とてもお客様の期待に応えることは、
できなくなってくる、と感じるのです。
このことは、私だけではなく
多くの人材開発に関わる方も同じような
体験をしているのでしょう。
■その中でありますから、先述の
『 経営とは変化対応業である 』
という言葉が身に染みるのです。
思うに、こういった
変化の時に大切なのは、
”変化の波に対して
どれくらいアンテナが高くなっているか”
ではないかと。
こういう時に強いのはやはり「若者」だと
思います。自分が慣れたやり方というのが
確立されていないから、どんどん新しいもの
を取り入れることができる。
守るものがないから、敢えて攻めの一点で
いられる。
これは見習うべきところ。
■一方、気をつけるべきは、
”大きい組織にいて、 新しい情報を
取り入れることが習慣になっていない”
あるいは
“自営業等で自分一人の世界で完結して
しまっており世界の変化に気付けていない”
という、2つのパターンではないかと、
私は思っています。
■人は自分が見ている世界がすべてなので
変化を先取りし変化に対応できているか、
波に乗れているのか、あるいは波を逃して
後ろから追いかけているのかというのは、
自分ではわからなかったりします。
■例えば、私の場合、 この3ヶ月間
ほぼほぼ在宅での仕事なので、街の空気など
を知る機会が圧倒的に減りました。
ゆえに、意図的に情報を取りに行ったり、
あっていない人に、積極的に会いに行ったり、
アポイントを取ったりして、その変化に
取り残されないようにせねば、、、
と強い危機感を覚えつつ、思っています。
■世の中は、気づかないだけで、
本当に劇的に変わっています。
少し前に、
「Googleの音声入力が
劇的にレベルが上がっている」
と勝間和代さんのメルマガで
書かれていました。
それを読んで、テクノロジーの活用の仕方で、
このメルマガを Google ドキュメントの
「音声入力」で記述をすることに変えました。
少し前までは iPhone で音声入力をしていま
したが、実際やってみると、 Googleの音声入
力が本当に劇的に向上しており、ほぼミスな
く予測変換も完璧な形で音声入力がされるよ
うになっていました。
これも知っている人はどんどん活用している
一方、知らない人は「音声入力」という存在
すら知らず、”テクノロジーの波”から遥か
遠いところにいる、と言えるのかもしれま
せん。
■今は、変化がものすごい速度で次から次に
「波」のようにやってきてる、というのが
今の世の中だと言えるでしょう。
ゆえに、一つの波に乗って「上がり」などと
いうことはありえず、次から次にやってくる
波に対して、ここぞというときに的確に捉え
ようとすること。
新しい波にアンテナを立て、
必要に応じて積極的に乗りに行くこと。
安住せず、攻め続けていくこと。
変化に対応し、成果を上げていく上で
る重要なスタンスではなかろうか、
と思っています。
自戒を込めて。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
長く待ち過ぎるより、
早すぎる行動に価値がある。
ジャック・ウェルチ(米国の実業家/1935-2020)
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