「今日、何人を助けることができたのか?」の問いで自由を得る
(本日のお話 1866字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
ならびにチームビルディングについて
ダイヤモンド社主催のワークショップに参加。
新しい『Remo』というオンライン・
ミーティングツールを使いましたが
ZOOM以上にライブ感・参加感のあるもので、
どんどん新しい物が出てくるのだな、と
刺激をもらっておりました。
またこれも、どこかで
「オンライン異業種交流会」のようなもので
試していきたいと思います。
ぜひ、お楽しみに!
*
さて、本日のお話です。
先日某企業様にて主催をした
「リベラルアーツを探求するワークショップ」
にて、ゲスト講師の藤田勝利さんのお話が
改めて考えさせられるものでした。
今日は、その気付きと学びを
皆さまにご共有させていただきたいと
思います。
タイトルは、
【「今日、何人を助けることができたのか?」の問いで自由を得る】
それでは、どうぞ。
■「リベラルアーツ」というと
馴染みがない言葉かもしれませんね。
よく大学などである、
「パンキョ(一般教養)」
と呼ばれるアレです。
具体的には、
哲学、歴史学、心理学、
経済学、政治学、
数学、文学、自然科学、
…など自分の専攻には
特に影響はないもので、
大学時代の私(紀藤)も、
「一体、コレ(一般教養)、
なんの意味があるんだろうか?」
と思っていた記憶があります。
(故に、授業は単位を取るために
”こなす”というスタンスでしたし、
読者の皆様も同じような方もきっといたはず...)
■一応、Wikipedia調べによる
「リベラルアーツ」の解説をさせていただくと、
元々は、古代ギリシャ、
アリストテレスの時代(紀元前4世紀)に、
”人が持つ必要がある実践的な知識・学問の基本”
として定義されたことから
その語源は始まります。
当時は、
文法学・修辞学・論理学の3学、
算術・幾何学・天文学・音楽の4科
とされていたそうです。
ただ、いまでは先述のように
非常に多岐に渡る内容となっています。
■という、リベラルアーツ。
先日のワークショップで
改めて「リベラルアーツ(一般教養)」
を見つめてみたところ、
”今だからこそ、
非常に必要とされる考え方である”
と感じております。
その理由は、
『「自分の思考の枠」を、
拡げてくれるものである』
だからです。
■例えば、1つの考え方の指針として、
「哲学」に分類されるのでしょうか。
こんな寓話から、
「仕事の目的を考えてみる」
という、有名な話があります。
『3人のレンガ職人』のお話。
(ここから)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あるところに、3人のレンガ職人がいました。
1人目はつまらなそうに仕事をしている。
「何をしているのか?」と聞くと、
”見りゃわかるだろ、レンガを積んでんだよ”
と、答えました。
2人目は、真面目に仕事をしています。
「何をしているのか?」と聞くと、
”今、教会を作っているんです”
と、答えました。
1人目の人より、楽しそうに仕事をしています。
3人目は、目をキラキラさせながら
仕事をしています。
「何をしているのか?」と聞くと、
”街の人の心の癒やすための、
大切な場所を作っています”
と、答えました。
誰よりも楽しく、情熱的に仕事をしていました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(ここまで)
…というお話。
■さて、読んでみて、
どのように感じましたでしょうか?
そして、このやや哲学的な寓話から、
何を学ぶことができるのでしょうか。
答えは様々でしょうが、
代表的な答えとしては
やっていることが何であれ
”「何のために仕事をしているのか?」
という『目的意識』を持っているかどうかが
自分自身の日々のやりがいに影響を与える”
という話です。
そして、
どんな目的意識を持つか、
どのように仕事に意味付けをするのかは、
「自分自身で決めることができる」
ここがポイントになります。
■青臭い話と感じるかもしれません。
でも、この話、実際
その通りだと思うのです。
今、やっていることを
どう捉えるのか?
たかが意識の問題ですが、
そうとは言えない大きな大きな影響があります。
■参考になるかわかりませんが、
私(紀藤)の個人的経験を共有させていただくと、
小さいながらも会社を
経営していますので、
やはり「成果(数字)」には、
こだわりながら仕事をしたい、
と強く思っていました。
(もちろん今も)
■そんな会社のミーティングで、
半年ほど前、メンバーでもある妻が
ふと、こうコメントしきました。
「目標金額◯◯◯◯円というのは、
一体、何人に影響を与えたことになるのか?
そういう設定でないと、
私はやる気にならない」
という内容でした。
その時に、たしかにそうだよな、
大切な事を忘れてはいけないのだな、
と思った記憶があります。
■そして、昨日のリベラルアーツと
レンガ職人のたとえ話で、
改めてその事を思い出したのでした。
【「今日、何人に良い影響を与えられたのか?」
という問いを持つ 】
ことで、
日々の仕事は、決して作業ではなくなる。
そしてそれは、気持ちの上で、自分に
自由を与えてくれるものである、
と思います。
■今の仕事を、何故、
何のためにやっているのか。
それは、
どこにいる誰を幸せにしたり、
助けたり、あるいは救っているのだろうか?
そんな「問い」を持つことで、
自分自身の日々の仕事に、
より深い意味づけができ、
そしてやりがいにも繋がり得る、
物凄くシンプルな話ですが、
そのように思う次第です。
想像力、大事ですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
私は生涯に一日も仕事をしたことがない。
それらは、全て心を楽しませることであったから。
トーマス・エジソン(米国の実業家・発明家/1847-1931)
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