メールマガジン バックナンバー

2367号 2020年8月13日

「私」と「あなた」と「第三の視点」を自在に切り替えることで、有意義な対話が実現できる

(本日のお話  1664字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は引き続き茨城の実家にて。

Fire TVという、テレビに
Amazon PrimeビデオやHuluなどが
手軽に見られるデバイスをプレゼント。

全然知らなかったのですが、
これ、かなり便利ですね。
映画好きの方、おすすめです。
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その他、読書と、
夜はシステムコーチングの
オンライン勉強会でした。



さて、本日のお話です。

ほぼ毎週やっている
システムコーチングの資格取得のための
勉強会に参加する中、

昨日は自分がコーチとして
ロールプレイングを行う場面がありました。

その中で、

「対話をする上で持つべき大切な視点」

について、
気づきと学びがありましたので
その内容を皆さまにご共有させて
いただければと思います。

タイトルは、

【「私」と「あなた」と「第三の視点」を自在に切り替えることで、
有意義な対話が実現できる 】

それでは、どうぞ。

■昨日の話。

システムコーチングの仲間たちと
オンラインで十数人集まり、
資格取得のための学びに、
2時間ほど、参加してまいりました。

昨日のカリキュラムでは

私と仲間の一人の2人がコーチ役。

その他の数名がクライアント役で
ロールプレイングを行う、

という内容でした。

■ただそのときの事を振り返って、

「もうちょっと上手く出来たなあ…」

と、少し反省をしております。

同時にその時の事を振り返っての反省は、

「人と人が一緒に対話をする上で、
重要なポイントが含まれるな」

とも思っております。

そのキーワードが

”『私』と『あなた』と『第三の視点』を持つ”

ということでした。

■まず、これは私だけではなく
皆さまも体験したことがあるかもですが、

「人前で緊張する場面に置かれると

”『私』の視点”

でいっぱいいっぱいになる」

ということです。

つまり、

「周りが見えなくなる」

というやつです。

■ある意味、周りが見えない状態で
ぐぐっと突っ走っても、
それはそれで伝わるものもありますが、

一方、周りが見えていないので、
周りの感情が置いていかれる可能性が高まります。

しかし、対話というのは、
必ず相手がいて成り立つもののため、

『私』の視点は持ちつつ、
魔の前の『あなた』の視点を持たないと、

自分と相手の間に、
ギャップが生まれてしまうもの。

すると、一見スムーズに進んでいるように見えて、
なんとなく、その間に妙な空気、雰囲気が流れ、
円滑な対話を阻んでしまったりします。

■ゆえに、対話をする際は、

『私』の視点が
感情的に溢れてしまいがち、
(だって、にんげんだもの)

ということを前提にしつつ、

魔の前の『あなた』は
どんな気持ちだろうか、

緊張しているだろうか、
言いたいことが言えているだろうか、
何を考えているだろうか、

と、意識のいくぶんかは
『あなた』へと並行して置き続けること。

それが円滑な対話を
促進してくれる大切なアンテナになると思うのです。

■「私はこう思うんです!」
と主張するのはOKですが、一方、

(…と言った私の言葉に対して
「あなた」はどう感じているのだろうか)

と言う、相手に対しての
視点を持っていること。

それが雰囲気として相手に伝わり
どちらが正しい正しくないではなお、
建設的な対話の空気を創り出すのでしょう。

■そして更に欲を言えば、
もう1つあります。

それは、「私」と「あなた」だけではなく、
その2人を俯瞰してみる

『第三の視点』

を持つことです。

「私」でも「あなた」でもない、
その間の中立な視点。

自分達は客観的に
どのように見えているのだろうか?

どちらかだけ優位な立場に
立っていないだろうか?

正論を掲げ、一方が攻められるという
片側によったパターンに陥っていないだろうか。

全体としてみた時に、
目に見える言葉だけ、強い言葉だけに
引っ張られていないだろうか?

、、、

■このような
私とあなたを離れた

『第三の視点』

を持ったときに、

二人やチームでは見えなかった、
また違う視点がもたらされるのかも
しれません。

よく言い合いをする夫婦を見て、
親戚のおばちゃんが

「ほんと、二人って仲良しね(笑)」

と言うコメントをサラリと残して、
ハッとさせられる、みたいに。
(良い比喩かわかりませんが)

■そして、そんな『第三の視点』を
いかにして持つのか、といえば、

「意識してその視点を持つ」

ことを通じて、
自分の感性のアンテナを鍛えることで
磨かれてくるものだと思います。

抽象的ですが、
感じるもの、とでもいうのでしょう。

ゆえに、今日の話も
感覚的にわかる方は
わかるかもしれませんが、

よくわからない方は、
なんのこっちゃ…と
なっているかもしれません。
(私の説明能力の有無は棚に上げています。汗)

■ゆえに、親しいパートナー、
友人、上司・部下など、

誰かと深く、
質の高い対話をする際は、
こう、心がけてみましょう。

【『私』と『あなた』と『第三の視点』を持つ】

と。

その3つの視点を、
まるでライブ映像のビュー変更のように
カチッカチッと切り替えて、

そして行き来することで、
お互いの間に齟齬がない、

率直で、相互理解が促進される
深い対話が実現される、

そのように思う次第です。

(上司の皆さま、この視点は
コーチングを実施する際もとても使えるので
ぜひトライしてみてくださいね)

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

しばらく二人で黙っているといい。
その沈黙に耐えられる関係かどうか。

キルケゴール

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