「私」と「あなた」と「第三の視点」を自在に切り替えることで、有意義な対話が実現できる
(本日のお話 1664字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は引き続き茨城の実家にて。
Fire TVという、テレビに
Amazon PrimeビデオやHuluなどが
手軽に見られるデバイスをプレゼント。
全然知らなかったのですが、
これ、かなり便利ですね。
映画好きの方、おすすめです。
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その他、読書と、
夜はシステムコーチングの
オンライン勉強会でした。
*
さて、本日のお話です。
ほぼ毎週やっている
システムコーチングの資格取得のための
勉強会に参加する中、
昨日は自分がコーチとして
ロールプレイングを行う場面がありました。
その中で、
「対話をする上で持つべき大切な視点」
について、
気づきと学びがありましたので
その内容を皆さまにご共有させて
いただければと思います。
タイトルは、
【「私」と「あなた」と「第三の視点」を自在に切り替えることで、
有意義な対話が実現できる 】
それでは、どうぞ。
■昨日の話。
システムコーチングの仲間たちと
オンラインで十数人集まり、
資格取得のための学びに、
2時間ほど、参加してまいりました。
昨日のカリキュラムでは
私と仲間の一人の2人がコーチ役。
その他の数名がクライアント役で
ロールプレイングを行う、
という内容でした。
■ただそのときの事を振り返って、
「もうちょっと上手く出来たなあ…」
と、少し反省をしております。
同時にその時の事を振り返っての反省は、
「人と人が一緒に対話をする上で、
重要なポイントが含まれるな」
とも思っております。
そのキーワードが
”『私』と『あなた』と『第三の視点』を持つ”
ということでした。
■まず、これは私だけではなく
皆さまも体験したことがあるかもですが、
「人前で緊張する場面に置かれると
”『私』の視点”
でいっぱいいっぱいになる」
ということです。
つまり、
「周りが見えなくなる」
というやつです。
■ある意味、周りが見えない状態で
ぐぐっと突っ走っても、
それはそれで伝わるものもありますが、
一方、周りが見えていないので、
周りの感情が置いていかれる可能性が高まります。
しかし、対話というのは、
必ず相手がいて成り立つもののため、
『私』の視点は持ちつつ、
魔の前の『あなた』の視点を持たないと、
自分と相手の間に、
ギャップが生まれてしまうもの。
すると、一見スムーズに進んでいるように見えて、
なんとなく、その間に妙な空気、雰囲気が流れ、
円滑な対話を阻んでしまったりします。
■ゆえに、対話をする際は、
『私』の視点が
感情的に溢れてしまいがち、
(だって、にんげんだもの)
ということを前提にしつつ、
魔の前の『あなた』は
どんな気持ちだろうか、
緊張しているだろうか、
言いたいことが言えているだろうか、
何を考えているだろうか、
と、意識のいくぶんかは
『あなた』へと並行して置き続けること。
それが円滑な対話を
促進してくれる大切なアンテナになると思うのです。
■「私はこう思うんです!」
と主張するのはOKですが、一方、
(…と言った私の言葉に対して
「あなた」はどう感じているのだろうか)
と言う、相手に対しての
視点を持っていること。
それが雰囲気として相手に伝わり
どちらが正しい正しくないではなお、
建設的な対話の空気を創り出すのでしょう。
■そして更に欲を言えば、
もう1つあります。
それは、「私」と「あなた」だけではなく、
その2人を俯瞰してみる
『第三の視点』
を持つことです。
「私」でも「あなた」でもない、
その間の中立な視点。
自分達は客観的に
どのように見えているのだろうか?
どちらかだけ優位な立場に
立っていないだろうか?
正論を掲げ、一方が攻められるという
片側によったパターンに陥っていないだろうか。
全体としてみた時に、
目に見える言葉だけ、強い言葉だけに
引っ張られていないだろうか?
、、、
■このような
私とあなたを離れた
『第三の視点』
を持ったときに、
二人やチームでは見えなかった、
また違う視点がもたらされるのかも
しれません。
よく言い合いをする夫婦を見て、
親戚のおばちゃんが
「ほんと、二人って仲良しね(笑)」
と言うコメントをサラリと残して、
ハッとさせられる、みたいに。
(良い比喩かわかりませんが)
■そして、そんな『第三の視点』を
いかにして持つのか、といえば、
「意識してその視点を持つ」
ことを通じて、
自分の感性のアンテナを鍛えることで
磨かれてくるものだと思います。
抽象的ですが、
感じるもの、とでもいうのでしょう。
ゆえに、今日の話も
感覚的にわかる方は
わかるかもしれませんが、
よくわからない方は、
なんのこっちゃ…と
なっているかもしれません。
(私の説明能力の有無は棚に上げています。汗)
■ゆえに、親しいパートナー、
友人、上司・部下など、
誰かと深く、
質の高い対話をする際は、
こう、心がけてみましょう。
【『私』と『あなた』と『第三の視点』を持つ】
と。
その3つの視点を、
まるでライブ映像のビュー変更のように
カチッカチッと切り替えて、
そして行き来することで、
お互いの間に齟齬がない、
率直で、相互理解が促進される
深い対話が実現される、
そのように思う次第です。
(上司の皆さま、この視点は
コーチングを実施する際もとても使えるので
ぜひトライしてみてくださいね)
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
しばらく二人で黙っているといい。
その沈黙に耐えられる関係かどうか。
キルケゴール
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