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2385号 2020年8月31日

サイゼリアの「しゃべれるくん」から学ぶ、挑戦の姿勢

(本日のお話  1885字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日日曜日は、朝から、
ストレングス・ファインダー・ワークショプの
フォロー用動画の撮影。

その後、システムコーチングの実施。

お昼からは1件の打ち合わせをはさみ、
その後、本日実施予定だった、

オンラインツール『MIRO』を使った
ワークショップの準備。

(と引っ越しの準備)

、、、日曜日でしたが
平日以上に忙しい(充実した)1日でした。

「新しい挑戦」をすると、
確かに緊張するし
体力的に疲れるものの、

同時に、新しいエネルギーを
得られる感覚があります。



さて、本日のお話です。

そんな「挑戦」にまつわる話で
最近話題になったニュースから、

「この姿勢、素晴らしいなあ」

と改めて思うお話がありました。

今日はそのことについて
皆様に学びと気づきをご共有させて
いただきたいと思います。

タイトルは、

【サイゼリアの「しゃべれるくん」から学ぶ、挑戦の姿勢】。

それではどうぞ。

■ご存知の方も多いかと思いますが、

イタリアンレストランのサイゼリアが
8月の頭に、食事用マスクとして

「しゃべれるくん」

なるものを開発したことが
話題になりました。

紙ナプキンとマスクを合わせて、
手軽に使えるということで、

話題性、実用性ともに
非常に旬なテーマで

実際に93%の人が
ポジティブな捉え方をしている、、、

というニュースも出ていました。

■結果論として、
ポジティブな評価となっていましたが、

もし仮にそうではかったとしても、
今回の取り組みは
素晴らしいな、と個人的に思っています。

というのも、
サイゼリアの広報担当の方が、

まさしくこの「しゃべれるくん」を
あるニュース番組で紹介していたときに、

見せていた姿勢をみて、
「かくありたいな」と思ったのです。

■それは「しゃべれるくん」が取材された番組で

女性のレポーターの方が、
広報担当の方の前で

「じゃあ、早速このドリア、
食べてみましょう!

うまく食べれるでしょうか?」

とワクワクした面持ちで、
ドリアをスプーンに救い、
食べ始めたときのこと。

それを見つめるサイゼリア広報担当。

■すると、見事に、

「ドリアがマスク(しゃべれるくん)に
くっついて汚れた」

のでした。

あちゃーという空気が
笑いとともに流れて

女性レポーターの方は、

「難しいですね、、、
これどうやって食べるんですか?」

となんとも言えぬ笑いを浮かべながら
聞いたのでした。

すると、そこで広報担当の方のスタンスは、

「まあ、そういうこともありますよね。

そのときは、ナプキンに息を吹きかけて
「フッ!」とやればいいんです。

そうするとフワっと浮くので、
その間に食べる!のです。

あと、汚れてしまったら、
変えればいいですからね」

、、、と、顔色を変えることなく、

「まあ、ありますよね」
「それがなにか」

くらいの堂々とした様子。

■そして、それを見て、

『「挑戦」とはかくありたいものだ』

と、しみじみと感じたのでした。

思うのですが、

何か新しいことをするとき、
最初からうまくいくことなど、
可能性としては現実問題、かなり低いものです。

でも、失敗は許されない、
みたいな空気がどこかにある気もしていて

それが私達が新しいことに
取り組む可能性を減らしているのでは、

とも思うのです。

■だからこそ、

失敗してしまった、、、

と凹むのではなく、

「普通、”新しいこと”をやるのであれば、
失敗くらい普通だし」

というスタンスで、
堂々と新しいアイデアを形にすべく、
足を踏み出すこと。

その当たり前にも見える原則を、

「しゃべれるくん」

の一連のやり取りを思い出して
美しさというか、
素晴らしさを感じたのでした。

■ちなみに余談ですが、

この機会に、

「サイゼリアは、会社としてどんなことを
大切にしているのだろうか?」

と思い、
ホームページを見てみました。

飲食業界の中でも、
革命的な会社であることは
有名ですし、聞いていましたが、

そこには、「経営理念」として
このように書かれていました。

『提案と挑戦』

とのこと。

■実際、当人が、
どれくらいこの言葉が
浸透しているのかはわかりません。

ただ「言葉」というのは、
何かしらの力を持つものです。

だからこそ、企業理念でもビジョンでも、

その言葉を思考のタグとして
何度も反芻されることで、

何かあるたびにその言葉は想起され、

なんだかんだでそちら側に
引き寄せられていくのであろう、

と思います。

■ゆえに、サイゼリアのしゃべれるくんの
エピソードから、

「挑戦のあり方」

を学び、そしてそれを生み出す
組織の文化づくりの不断の努力を
しているのかもしれない、、、

そんなことを想像した次第です。

今度、しゃべれるくん、
使ってみようかな。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

ぼくは見たり、聞いたりするが、
それ以上に試すことをやっている、
種を明かせばこれ以外に無い。

本田宗一郎(HONDA創業者/1906-1991)

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