誰かのせいにしたくなったときの魔法の言葉、「これは、自分の物語である」。
(本日のお話 1954字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日日曜日は、1件の打ち合わせ。
ならびに、読書や研修の企画など。
オンラインホワイトボード「MIRO」を
使い始めて、1ヶ月ほど立ちますが、
大分操作に慣れてきました。
すると、
かなり温度感がある対話や、
アイデアを拡げることができて、
リモートワークにグッと幅が出来たと感じます。
明日もMIROのワークショップを行いますが、
ご参加いただける方、明日は「MIRO」を使って
ぜひ楽しく遊んでみましょう!
*
さて、本日のお話です。
仕事が忙しくなったり、
自分が思うように進まない、
そしてモヤモヤする、
そして誰も悪くないのに、
無性に誰かのせいにしたくなる
、、、
こういう気持ち、
覚えたことがある人も
いらっしゃるのではないかと思います。
最近、私も色々入っており、
何だかせかせかとして、
心休まらない日々が続いております。
(これはこれで、大変ありがたく、
かつ充実しているのですが)
そして睡眠不足が続いたりして、
自分ばかりが頑張っているように感じると、
モヤモヤっとした負の感情を
感じることがあるのです。
そんな、
「誰かのせいにしたくなったとき、
自分を納得させる魔法の言葉」
があります。
この話を、友人にしたところ
「その言葉、いいね!」と
太鼓判を押してもらった(?)ので、
今日はそのお話を、
皆様にご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【誰かのせいにしたくなったときの魔法の言葉、「これは、自分の物語である」】
それでは、どうぞ。
■数年前に縁あって参加した、
体育会系の自己啓発セミナーがありました。
「自分の思い込みを捨てよ」
という話を、ひたすら考えさせる、
3日間のセミナー。
なんともパワフルな内容で、
参加後はしばらく、講師の方の声が
頭から離れなくなるほどでした。
(なんていうと怪しく聞こえますが、
非常に面白いものでした)
■その中で聞いて、
今でも胸に残っている言葉が、
「人生は(自分が作った)ストーリーである」
というお話でした。
なんぞや?
更に怪しいぞ、、、
と思われたかも知れません。
ただここで言う「ストーリー」とは、
・自分はこういう人間だ
・自分はこういう性格だから仕方ないのだ
・こういう生まれだったから今この状況なのだ
、、、という、
人生のあらゆる認識は「事実」ではなく、
自分の「解釈」のもと、
作り上げた「ストーリー」である、
というお話です。
『7つの習慣』のコヴィー博士風に言えば、
”私達は物事をあるがままに見ているのではない。
私達のあるがままに物事を見ているのだ”
(スティーブン・R・コヴィー)
という格言の通り。
■この「ストーリー」という言葉、
実に深いです。
確かに上述の話も、
言われてみればその通り。
あらゆることは頭の中で解釈した
「ストーリー」というのも、
深く考えれば納得できるし、
実際、そうなのです。
また、別の側面から見れば、
「自分の人生」というのは、
どんなことが起ころうが、
【結局は「自分の物語」でしかない】
これも、やはり事実だと思うのです。
■ゆえに、
・人が思うように動いてくれない、
なんでそうなんだ
・なぜ自分はこんなに忙しいのだ
・自分はどうしてこの不遇の状況なのだ
と思っても、その原因を
誰に求めようとしても、
結局は、
「自分の物語」
でしかなく、
誰も肩代わりしてくれない。
■そういう文脈で考えてみると、
何か上手く行かないとき、
モヤモヤとするとき、
人が動いてくれないと嘆きたくなるときに
『とはいえ結局、「自分の物語」なのだ』
と、自分に言い聞かせることで、
「もうええわ、
自分の物語で、自分の人生だから
自分の好きなようにやらせてもらう」
と、いい意味で開き直りができる、
自分を納得させることが
出来るような気が、私はするのです。
■「自分の物語だ」。
これは、究極に”自責”の言葉です。
でも、つい誰かや何かなど、
環境に原因を求めてしまいそうなとき、
他責にしてしまいそうなとき、
「いや、でもこれは”自分の物語”なのだ」
と唱えることで、
誰も攻めなくて済むし、
そっちのほうが、
誰かのせいにするより、
精神的に楽だと思います。
そして、
「誰がやらなくとも、自分がやる!
俺の物語なのだから!」
と自らを奮い立たせ、
ええい、知るか!と
言いたければ勝手に言え、
と、
自分が動く、自分がやる、
自分が踏み出す、
ことをすると、
その姿勢が周りの人を動かし、
不思議と周りが助けてくれる、
そんなことに繋がることも
あるのだろう、
とも思うのです。
■「言葉」とは、
自分の大切なことを思い出させてくれたり、
自分の感情に落とし所をつける「タグ」
のようなものです。
ゆえに、
【誰かのせいにしたくなったときの魔法の言葉、「これは、自分の物語である」】
これが使えそうであれば、
ぜひ、唱えてみてください。
ちょっと気合が入ります。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
日の光を借りて照る大いなる月たらんよりは、
自ら光を放つ小さな灯火たれ。
森鴎外(小説家・軍医/1862-1922)
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