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2404号 2020年9月19日

人生の哀しさを考えると、忙しさも、愛おしく思える

(本日のお話  1885字/読了時間3分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は4件の打ち合わせ。

並びに夕方から夜にかけて
「7つの習慣 社内ファシリテーター勉強会」の
実施でした。

世の中はシルバーウィークに突入!

私もインターバルという感じで
ホッとしております。



さて、本日のお話です。

基本、誰かに求められて
仕事がたくさんあるというのは
嬉しいことだな、と思います。

でも、時にその「忙しさ」にまみれて、
周りが見えなくなってしまったり、
その忙しさを憎々しく思うこともあるかもしれません。

そんな中、昨日、
親しくさせていただいている経営者の
株式会社ルバートの?上さんとお話する中、
ちょっと哲学的な話で盛り上がりました。

(余談ですが、ルバート社の『資料作成講座』は、
生産性を高める上で、超オススメです)
https://peatix.com/event/1555836/view

今日はそのお話の内容と、感じたことを、
皆様にご共有させていただければと思います。

タイトルは、

【人生の哀しさを考えると、忙しさも、愛おしく思える】

それでは、どうぞ。

■先日、打ち合わせの前に
ちょっとした与太話をしていました。

「最近どう?」なんて話の後で、

「コロナで外に出なくなって、
体を動かさなくなって、”老い”を感じますよね」

という話に繋がり、
「老い」にまつわる哲学的な
人生観の話になりました。

(まだ午前中なのに笑)

■テーマは、

「”老い”を精神的に受け入れるのか?
あるいは、肉体的に老いを避けようともがくのか?
あなたは、どっち?」

というような話。

そんな話を、40前後の男女3人で、
話をしていました。

(まだ午前中なのにagain)

その中でふと思い浮かんだのが、

「人生とは、”アイ”である」

という言葉でした。

■ちなみに、”アイ”とは
LOVEの愛ではなく、

『哀』

のほうのアイです。

私が尊敬している経営者が

「私の履歴書」や「成功者の自伝」、
誰かの半生を描いた
ノンフィクションの映画や小説など
様々な人物の人生を精緻に見ていくと

”結局、人生とは「哀」なのだと
思わざるを得ない”

といっていました。

そして、私もその話を聞いて、
色々考えてみると、そうなんだろうなと
感じるようになりました。

■そんな話を口にしていた際に
仲間の一人がこんな、口にしました。

「見ていないからわからないけど…」
という前置きをしつつ、

「映画『ランボー』の最後でも、
同じような話、スタローンがしていた気がしますよね。

ランボーの最終作は
かつて妻の名前を叫んでいたランボーが
結局、1人で戦うんです。

その理由について、スタローンが言ったのが

”人は、40代くらいまでは
仕事も増え、子供も増え、繋がりが増え、
どんどん”増えていく”ように思える。

でも、ある時を境に、
仕事での役割も後進に譲り、
子供が成人をし、離れ、
時に友人が亡くなる、あるいは
自分の肉体的な衰えを感じるなど、

”なくなっていく”ことが基本となる。

人は、最後は一人になっていく。
だからランボーも最後は一人で戦う”。

って」

、、、

そんな話も重ね合わせて、

”人生とは、何かを獲得していき、いずれ、
それらを手放していくというプロセスである”

そのことに改めて思い馳せたのでした。

■ちなみにこのことは、
”想像”しかできません。

なぜならば、本当の意味で体感するためには、
獲得し、失わないと、わからないからです。

でも、とても大切な概念だと思ったので、
それを「意図的に意識する」ために、

私の部屋には、

『100年カレンダー』

というものを貼っています。

これは自分の誕生年から100年のカレンダーで、
700円位でネットで変えるのですが、

自分が100歳まで生きたときの
全体の年表が一覧になっているというものです。

■これを眺めていると、不思議なことに

”今自分が歩んでいる時間が、
かけがえのない瞬間である”

ように、思えてくるのです。



現在、私は38歳ですが、
40代前後というのは、人生の一部と思えます。

忙しい忙しいと言いながら、
仕事に没頭できる環境。

同じような立場の友人と一緒に、
仕事でコラボレーション出来る状況。

自分自身が成長出来るという実感と
まだ親も健在で、さほど健康に心配がない状態。

その上で、誰かに貢献できる仕事ができること。

加えて、人生を俯瞰して見て、

”この状況も、いずれ失われていくもの”

という前提にたって考えると、
この忙しい忙しいと思う瞬間も、
愛おしく思えてくるのです。

一生懸命、毎日生きよう、

と思えます。

■これは私の個人的な価値観ですが、

人生はバイオリズムのように
大きな流れがあるように思います。

良いときは良いとき。
大変なときは大変なとき。
色々あるけど、それぞれの味がある。

「喜怒哀楽」というのは、
4種類あるからこそ、趣があるように

哀しさも、人生の深さを感じる
美しいものである。

そんな考え方に自分を設定してみると
大げさなようですが、

「人生のあらゆる瞬間がかけがえのないものであり、
忙しすら、愛おしく思える」

そんなことを思ったのでした。

■、、、と自分が
その境地に至れているかというと、
全くそんなつもりはありませんが、

そんな視点で日々生きることが出来たら
とても幸せだな、と思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

マイナスをプラスに変えることができるのは、
人間だけが持っている能力だ。

アルフレッド・アドラー (オーストリアの精神科医/1870-1937)

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