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2406号 2020年9月21日

私たちの能力を、順調・着実・圧倒的に成長させるための、2つの重要なポイント

(本日のお話  3135字/読了時間5分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は1件のシステムコーチング。
また、1件の打ち合わせ。
他、読書など。

また茨城県ひたちなか市にある妻の実家に
30年間調律していないピアノを調律しました。

勉強机に、ピアノなど、
実家もいい感じでリモートワークの
オフィスのように変わりつつあります(笑)



さて、本日のお話です。

昨日読んで、メルマガでもご紹介した
『能力の成長』(著:加藤洋平)において、

”我々の能力を成長させる上での鍵は
「言語化能力」である”

というお話があり、
その話が大変納得し、
ホントそう!ホントそう!と
心の中で連呼するほどでした。

ということで、改めて

「言葉にすることの威力」

を感じております。

今日はこの「言語化」について
学んだことを皆様にご共有させて
いただきたいと思います。

タイトルは、

【 私たちの能力を、順調・着実・圧倒的に成長させるための、2つの重要なポイント 】

それでは、どうぞ。

■「なぜ私たちの能力は思っているほどに
高まらないのだろうか?」

、、、この問いについて、

先日ご紹介した『能力の成長』では、
このように明確に回答をしていました。

(冒頭から答え言っちゃいますが)

私たちの能力が高まらない理由、それは、

【1)知識の圧倒的な欠落と

2)言語化の鍛錬不足 が原因である】

とのこと。

以上。

■、、、というと、メルマガが
終わってしまうので、もう少し詳しく
お伝えしてみたいと思います。

まず、「人の能力が成長するプロセス」とは、

”物事のレベルを上げていくプロセス”

に他ならないわけです。

さて、「物事のレベルを上げる」とは、
どういうことか?

■例を挙げて考えてみます。

私はテニスが好きなので
テニスで例えてみます。

例えば、
”テニスの「フォアハンド・ストローク」の能力をあげる”

とします。

この技術一つを取り上げてみても、
色々なレベルがあることは想像に難くないでしょう。

例えば、私の勝手な分け方ですが

レベル1:ただラケットに当てて相手コートに打ち返すことができる

レベル2:ステップを適切に行い、正しいフォームで打ち返せる

レベル3:適切な回転をかけて、相手コートに
スピードと重さがある球を打ち込むことができる

レベル4:狙った大まかな範囲に50%の確率で
狙った球を打ち込むことができる

レベル5:狙ったより限定された範囲に50%の確率で
狙った球を打ち込むことができる

、、、みたいに、

1つの技術をとっても
いくつものレベルや階層が
そこにあることがわかります。

■そしてこれは、

ゴルフであれ、
囲碁であれ、
ピアノであれ

営業であれ、
マーケティングであれ、
会計の知識であれ、

ぜーんぶ同じです。

それぞれの領域にレベルがあり、

”同じような行為に見えても「質」は異なっており、
その小さな違いを高めるプロセスこそが
「能力の成長」である”

ということです。

■ちなみに先程のテニスの
フォアハンド・ストロークの説明。

テニス経験3年の私の目から見た説明です。
ゆえに、ざっくりこの程度の表現(レベル5のわけかた)ですが、

もし同じ説明を、私の友人で
テニスの東京都の社会人大会で
優勝経験を持つプロ並の友人にしてもらったとすると、

当然、

「いやいや、もっとフォアハンドは深いし、
レベルももっと細かくあるし!」

とツッコミを食らうことになるでしょう。

その道のプロからしたら、
レベル5の分け方などちゃんちゃらおかしく、
レベル30くらいのステップ分け、
否それ以上のステップが脳内にあるでしょうし、

更に実績を出している人はそれらの微細な違いを、

”言語として表現することができる傾向がある”
(ゆえに再現性高く行動できる)

ことができたりします。

■例えば、野球のイチロー選手は、

バッティングについての
常人では表現できないような持論を
持っていることは知られていますし

ハンマー投げの室伏選手は
ハンマー投げについて学術的な研究を行い、
博士課程まで卒業している、

という話もあります。

つまり、

『微細な感覚の違いを、
言語化して、表現できる』

こと。

これが、
私たちが能力の成長を図る上で
とても大切なパーツのひとつである、

ということになります。

■ちなみに、
その質のレベルが上がっていくと、

いずれ「職人の世界」あるいは
「芸術の世界」となっていくため、
上の一部のその微妙な差異が分かる人しか
その”違い”もわからなくなってきますが、
それこそがプロになる、ということなのかと。

■では、そんな前提を踏まえて、
皆様にも、問うてみたいのです。

それは、

<自らの専門分野において、
”成果を出すためのポイント”を
どれほど「言葉」として表現できるのか?>

という問いです。

、、、皆様、いかがでしょうか?

■例えば、あなたの専門領域が
「営業」であるなら。

「マーケティング」なら。

または「会計士」なら。

もしかすると研修講師、
介護士、建築士、ピアニスト、
Youtuberかもしれません。

ただ、それがなんであれ、
自分の専門領域について、

・「成果を出すためのこだわり」

・「それらの”こだわり”同士の繋がり、
組み合わせ、状況に応じた使い方」

・「独りよがりの持論でなく、
一般的な理論との共通点」

等々を、「言語化」として
表現することができるだろうか?

そして、「言語化」をするための
パーツとなる知識をどれくらい持っているか?

、、、

そのように問うてみたとき、
自分のレベルはどうだろうか、

とも思うわけです。

超大な論文のように、
何百ページにわたる微細な違いを
「言葉」にすることができたとしたら、

その人は普段から自分の専門領域において
力を発揮しようとする際、そのこだわりを意識し、
行動しているでしょう。

ゆえに、結果も出すことができる確率が高い
と言えるかと思います。

■、、、そんなことを踏まえて
もう一度、タイトルに戻りたいのです。

冒頭にお伝えした、

「なぜ私たちは思ったより能力が高まらないのか?」

その2つの理由とは、

【1)知識の圧倒的な欠落と

2)言語化の鍛錬不足 が原因である】

と『能力の成長』で定義されたところに、
考えさせられるものがあるなあ、

と思わないでしょうか?

■正直な話、多くの人は、

知識を新しく獲得すること、
そして、その学びを言語化することを、
あまり行っていないように思います。

例えば、「営業」の仕事を
私も長らくやっていますが、

見渡してみるとこれまでに
自分の周りにいた成果の上がらない人とは

・いつもの営業トークと、
いつもの毎週の行動を繰り返しているだけ。

新たな経験と、そこに紐づく”知識”を
継続的に、手に入れていない。

と思いましたし

・営業に関する理論を本で読んだり
他の人の工夫を聴いたりする機会がない。

ゆえに、自分の知らない新たな手法を”知識”として
勉強していない

というように見えましたし、

・自分がこれまでやってきた
アポ取り、訪問時、クロージング、提案などの
各種のポイントを、誰かに説明するなど「言語化」していない。

ゆえに、頭の中で「勝ちパターン」を整理できていない

というように、
私は感じていました。

(その方々からすると大きなお世話でしょうし、
私も自分のことを棚に上げていいますが汗)

■でも、『能力の成長』があるからこそ、
自分にも新たな機会があり、

それにより人が根源的に持っている
成長実感も感じることができる。

とすると、

1,日々の学び(知識)を求め続けること

2,学びを”自分なりに言語化”すること

の能力を思った通り、それ以上に
成長させるために必要であると言えるし

加えて言えば、

『知識を吸収し、学びを言語化することを
常に回し続ける習慣を獲得すること』

が、断続的な能力の成長を実現する上で
極めて重要である、

改めて、自分の実感としても
そのように思った次第です。

■手前味噌ですが、私も上記のプロセスを
「メルマガ」を通じて2400回毎日やってきていますが、
(これはちょっと自慢!)

メルマガを始めてからの成長は、
その前と比べて圧倒的なものがある、

そのように思っています。

言語化、本当に大事ですし、
『能力の成長』のためにブログ、
note、YouTube、メルマガなどは
とても効果的だと声を大にして言いたい!

のでございます。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

「一体どれだけ努力すればよいか」という人があるが、
「君は人生を何だと思うか」と反問したい。
努力して創造していく間こそ人生なのである。

御木徳近

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