メールマガジン バックナンバー

2407号 2020年9月22日

ピアノとお菓子から学ぶ、「努力<環境」のルール

(本日のお話  1865字/読了時間3分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は茨城の実家にて、
ピアノを弾いたり、
甥と戯れたり、ゆっくりしておりました。

その他、システムコーチ仲間との打ち合わせなど
オンラインにて2件。

気持ちの良い連休で、
かなりリラックスできております。



さて、本日のお話です。

今日はシルバーウィークのお休みと、
最近の日常から、

”何かを継続する”とか

”目標を達成する”上で

とても重要なポイントを
改めて思い至りましたので、

皆様にご共有させていただければと思います。

タイトルは

【ピアノとお菓子から学ぶ、「努力<環境」のルール】

それでは、どうぞ。

■少し前のメルマガで

「ピアノを買いました」
https://1lejend.com/b/detail/HSfoIRnMfw/3607583/

というお話をいたしました。

ちなみに買ったのは、
ピアノメーカーのRolandが家具屋と
タイアップをして作った

『Kiyola』(きよら)
https://www.roland.com/jp/products/kiyola_kf-10/

という商品です。

■ただ、商品説明のキャッチコピーが
なかなかナイスで

”日本の職人の技、天然木を活かした
こだわりの家具調デザインと
最新のデジタルピアノの融合。
インテリアに溶け込む新しいピアノの形。”

とのこと。

日本の職人の技。
天然木。
最新デジタルピアノの融合。

なんだか、魅力的な言葉が並びます。

確かに、買った時に見てみると、
すごく小さくて、部屋の邪魔をしない。

でも音やタッチはしっかりしている
アンティーク家具のような雰囲気でした。

自分で言うのもなんですが、
見ているだけで

”上がる(気持ちが)”

のです。

(だからほぼ衝動買いをしてしまったでした)

■さて、そんな電子ピアノ『kiyola』さん。

2週間前から
我が家のリビングに
インテリアのように佇んでいます。

リビングに入ると、目に入る。
すると、なんとなく座りたくなる。
座ると、なんとなく触る。

余談ですが、我が家にはテレビがなく、

「何も考えずにリラックスできる
娯楽が少ない」

のです。

ただそうすると、時に疲れた時に、
その代わりに何気なく

ネットサーフィンをスマフォでする
(Youtube動画)

に走ってしまい、
”息抜き”という名目で後悔することが
しばしばありました。

(その時はいいのですが、
「この時間なんだったんだ…」
とモヤっとするんですよね。。)

■しかし、ピアノだと
あんまりそんな感じがしない。

ゆえに疲れた時、

『YouTube→ピアノを触る』

になることで、
高い自尊心を維持することが
できつつあります。

ピアノというだけで
なんとなく高貴な趣味っぽいし
(別に対して上手くもないのですが)

なんとなく教養もついている気もする。
(コレは多分勘違い)

■でも、

”そこにあるから”

という理由で
日々30分でも触れると、
それなりにうまくなっていくものです。

自分が好きな曲、久石譲の
『Wind of Life』という曲も
なかなか上手く弾けるようになってきている(と思う)
のでした。

■こんな一連の思いをしたためつつ
改めて思ったこと。

それは、

【「そこにあるから、やってしまう」の威力】、

すなわち、「環境設定の威力」です。

別に、めちゃくちゃピアノが弾きたいから
弾いているのではないのです。
努力しているつもりも、ない。

「なんとなく疲れたなー」

「別のことしたいなー」

「リビングに行こう」

「ピアノがあるぞ」

「ピアノでも触るか」

という、ただそれだけ。

でも結果、弾く機会が増えているし、
なんだか生産的っぽい趣味に繋がっています。

そして思うのです。
やっぱり、

【努力<環境】

だなあ、と。

■加えて別の話だと、
昨日実家に帰った時に、

「リビングの机にお菓子のカゴ」
(=ポッキーとかポテトチップスなどいっぱい)

が置いてありました。

別にめちゃくちゃ食べたい、
というわけではないのですが、
そこにあると、つい食べてしまうのです。

「ダイエットしようと思っているんだよねー」

と実家到着時点では言っていたのに、
バクバク食いまくる私を見て、妻曰く、

「やっぱりあると、食べちゃうんだね」

、、、と。

そして、思いました。

ああ、やっぱり

【努力(意志)<環境】

だな、、、と。

■ちなみに実は、この話、
マサチューセッツ総合病院の医師が、
実際に実験で証明した話でもあります。

”環境の力を試す上で
ある病院を舞台とした実証実験”

を、アン・ソーンダイクという
医師が実験をしました。

糖尿病患者が減らない病棟にて
「患者の食生活を変えたい」とアン氏は思いました。

具体的には

「清涼飲料水の代わりに、
水を患者に飲ませよう」

というプロジェクトです。

その際に、
清涼飲料水の自販機は減らさずに、
しかし、病院の至るところに

”「無料で飲める水のペットボトル」を配置しまくる”

ことをしたところ、
優位に患者は水を飲むようになった

という話。

実に興味深いです。

■繰り返しになりますが
やっぱり人は、

【そこにあるから、やってしまう(飲んでしまう)】

だけなのです。

、、、と考えると、
私たちが自分を変えるために、
尽力すべきは何か?

それは、「努力する」以前に、

『いかに、”それ”に触れやすくするか、という
「環境設定」に骨身を砕く』

工夫であろう、そのことを
お菓子で重くなったお腹を抱えつつ、
(あとちょっとうまくなったピアノも感じつつ)

改めて実感している次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

身体、衣服、住居の不潔を黙認すべからず。

ベンジャミン・フランクリン

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