ピアノとお菓子から学ぶ、「努力<環境」のルール
(本日のお話 1865字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は茨城の実家にて、
ピアノを弾いたり、
甥と戯れたり、ゆっくりしておりました。
その他、システムコーチ仲間との打ち合わせなど
オンラインにて2件。
気持ちの良い連休で、
かなりリラックスできております。
*
さて、本日のお話です。
今日はシルバーウィークのお休みと、
最近の日常から、
”何かを継続する”とか
”目標を達成する”上で
とても重要なポイントを
改めて思い至りましたので、
皆様にご共有させていただければと思います。
タイトルは
【ピアノとお菓子から学ぶ、「努力<環境」のルール】
それでは、どうぞ。
■少し前のメルマガで
「ピアノを買いました」
https://1lejend.com/b/detail/HSfoIRnMfw/3607583/
というお話をいたしました。
ちなみに買ったのは、
ピアノメーカーのRolandが家具屋と
タイアップをして作った
『Kiyola』(きよら)
https://www.roland.com/jp/products/kiyola_kf-10/
という商品です。
■ただ、商品説明のキャッチコピーが
なかなかナイスで
”日本の職人の技、天然木を活かした
こだわりの家具調デザインと
最新のデジタルピアノの融合。
インテリアに溶け込む新しいピアノの形。”
とのこと。
日本の職人の技。
天然木。
最新デジタルピアノの融合。
なんだか、魅力的な言葉が並びます。
確かに、買った時に見てみると、
すごく小さくて、部屋の邪魔をしない。
でも音やタッチはしっかりしている
アンティーク家具のような雰囲気でした。
自分で言うのもなんですが、
見ているだけで
”上がる(気持ちが)”
のです。
(だからほぼ衝動買いをしてしまったでした)
■さて、そんな電子ピアノ『kiyola』さん。
2週間前から
我が家のリビングに
インテリアのように佇んでいます。
リビングに入ると、目に入る。
すると、なんとなく座りたくなる。
座ると、なんとなく触る。
余談ですが、我が家にはテレビがなく、
「何も考えずにリラックスできる
娯楽が少ない」
のです。
ただそうすると、時に疲れた時に、
その代わりに何気なく
ネットサーフィンをスマフォでする
(Youtube動画)
に走ってしまい、
”息抜き”という名目で後悔することが
しばしばありました。
(その時はいいのですが、
「この時間なんだったんだ…」
とモヤっとするんですよね。。)
■しかし、ピアノだと
あんまりそんな感じがしない。
ゆえに疲れた時、
『YouTube→ピアノを触る』
になることで、
高い自尊心を維持することが
できつつあります。
ピアノというだけで
なんとなく高貴な趣味っぽいし
(別に対して上手くもないのですが)
なんとなく教養もついている気もする。
(コレは多分勘違い)
■でも、
”そこにあるから”
という理由で
日々30分でも触れると、
それなりにうまくなっていくものです。
自分が好きな曲、久石譲の
『Wind of Life』という曲も
なかなか上手く弾けるようになってきている(と思う)
のでした。
■こんな一連の思いをしたためつつ
改めて思ったこと。
それは、
【「そこにあるから、やってしまう」の威力】、
すなわち、「環境設定の威力」です。
別に、めちゃくちゃピアノが弾きたいから
弾いているのではないのです。
努力しているつもりも、ない。
「なんとなく疲れたなー」
↓
「別のことしたいなー」
↓
「リビングに行こう」
↓
「ピアノがあるぞ」
↓
「ピアノでも触るか」
という、ただそれだけ。
でも結果、弾く機会が増えているし、
なんだか生産的っぽい趣味に繋がっています。
そして思うのです。
やっぱり、
【努力<環境】
だなあ、と。
■加えて別の話だと、
昨日実家に帰った時に、
「リビングの机にお菓子のカゴ」
(=ポッキーとかポテトチップスなどいっぱい)
が置いてありました。
別にめちゃくちゃ食べたい、
というわけではないのですが、
そこにあると、つい食べてしまうのです。
「ダイエットしようと思っているんだよねー」
と実家到着時点では言っていたのに、
バクバク食いまくる私を見て、妻曰く、
「やっぱりあると、食べちゃうんだね」
、、、と。
そして、思いました。
ああ、やっぱり
【努力(意志)<環境】
だな、、、と。
■ちなみに実は、この話、
マサチューセッツ総合病院の医師が、
実際に実験で証明した話でもあります。
”環境の力を試す上で
ある病院を舞台とした実証実験”
を、アン・ソーンダイクという
医師が実験をしました。
糖尿病患者が減らない病棟にて
「患者の食生活を変えたい」とアン氏は思いました。
具体的には
「清涼飲料水の代わりに、
水を患者に飲ませよう」
というプロジェクトです。
その際に、
清涼飲料水の自販機は減らさずに、
しかし、病院の至るところに
”「無料で飲める水のペットボトル」を配置しまくる”
ことをしたところ、
優位に患者は水を飲むようになった
という話。
実に興味深いです。
■繰り返しになりますが
やっぱり人は、
【そこにあるから、やってしまう(飲んでしまう)】
だけなのです。
、、、と考えると、
私たちが自分を変えるために、
尽力すべきは何か?
それは、「努力する」以前に、
『いかに、”それ”に触れやすくするか、という
「環境設定」に骨身を砕く』
工夫であろう、そのことを
お菓子で重くなったお腹を抱えつつ、
(あとちょっとうまくなったピアノも感じつつ)
改めて実感している次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
身体、衣服、住居の不潔を黙認すべからず。
ベンジャミン・フランクリン
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