「未来に向けて積み上がる」ための時間の使い方・2つの工夫
(本日のお話 2514字/読了時間4分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は4件の打ち合わせ。
ならびに1件のオンラインでの
システムコーチングの実施。
夜からはシステムコーチングの勉強会でした。
*
また昨日のシステムコーチングは
「ある3名の経営者達の
プロジェクトチーム」
をコーチングさせていただいたのですが
全6回のコースの最終回でした。
改めて、
”人やチームには、まだ見えていないだけで
膨大なる可能性がある”
ということを
しみじみと感じるプロセスで、
関わらせていただいた私自身、
とても幸せな時間でございました。
(Iさん、Tさん、Nさん、
3ヶ月間ありがとうございました!)
またこのシステムコーチングも、
ホームページ等で紹介してまいりますので
改めてご案内させてくださいませ。
*
さて、本日のお話です。
私事ですが、最近の自分の
時間の使い方を振り返っていて
「あれもこれもやりたい!」
という中で
その時間がなかなか取れなくなっております。
(ゆえに、YouTubeも動画を撮影したものの、
結局、アップロードできていない、とか汗)
そうすると、よく言われるように
「自分しかできない」
という仕事をいかに
・他の人にサポートしてもらう
・仕組み化でカバーする
・そもそもやらない
など選択が必要になってくる、
と思われます。
今日は、
「時間を作る」
をテーマに、思うところを
お伝えできればと思います。
タイトルは、
【「未来に向けて積み上がる」ための時間の使い方 2つの工夫】
それでは、どうぞ。
■「時間がない」。
仕事をしていると、
そこら中で聞こえてきそうな言葉です。
幸か不幸か、リモートワークという
選択肢が増えたことにより、
オンラインミーティングがしやすくなりました。
その結果、なぜだか以前に比べて
”朝から夕方まで会議だらけ。
お昼も休んでいない”
みたいなお話も、時折耳にします。
(ああ、大変…)
■確かに「時間」というのは、
・何気ないメールを返したり
・チャットを返したり
・SNSを開いたり
・必要な社内申請書類を書いたり
・ニュース記事を開いたり
・メールボックスを開いては閉じて…
などしているうちに、
瞬く間になくなっていきます。
そして気づくと、1日が終わっています。
(きっと、皆さまもご経験があるはず)
■しかし、そのような
「打ち返す系の時間の使い方」でいいのだろうか?
と言われると、ちょっと疑問が浮かびます。
これから先の
自分の未来、組織の未来を考えた時に、
”1やって、1リターンがある仕事”
を繰り返していても、
逓増はしていきません。
そうではなく、
”1やったら、(中長期的に)2以上リターンがある仕事”
を重ねていかないと、
日銭を稼ぐだけとなる。
ゆえに、「未来へ繋がらない」わけです。
■例えば、で考えてみましょう。
あるあるの、
『社内の事務的なメールを返信する』
という”仕事”があったとします。
確かに、
社内の関係性とか
信頼関係などを考えた時に、
返信する必要はあるもの、が多いでしょう。
ただ、その仕事の質を考えた時に
「未来への大きなインパクトがあるか?」
(=積み上がっていくのか)
と考えてみると、
少し疑問がわきそうです。
「事務メールの返信」という内容を考えると、概ね
”「1」のアクションに対して、
良くて「1」のリターン”
(あるいはそれ未満)
がほとんどでしょう。
■一方、同じメール関係でも、
違う仕事を考えてみます。
例えば、
『社内の事務的なメールを減らす
仕組みづくりのミーティングをする』
という仕事。
それは、未来に向けて、
時間の余剰を継続的に作る試みです。
積み上がっていきそうな内容です。
「1」のアクションに対して、
中長期的に考えて「2以上」のリターンが
期待できそう。
長い目で見たら、
リターンは100などになるかもしれません。
■『7つの習慣』の
”第3の習慣 最優先事項を優先する”の
「時間管理マトリクス」では、
前者の仕事(=メール返信)を、
・「第1領域」(緊急かつ重要な仕事)または
「第3領域」(緊急だが重要でない仕事)
後者の仕事(=仕組みづくり)を
・「第2領域」(緊急ではないが重要な仕事)
と呼んでいます。
※このお話はものすごく大事なので…
知らない方は、ぜひこちらを御覧ください!
↓↓
7つの習慣の元トップセールスが語る7つの習慣(9)〜「時間管理のマトリクス」ってなんだ?〜
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/9479/
■と、すると、当然ながら
私たちが時間を使うべきところは
『未来に向けてのインパクトを生み出す仕事』
(=積み上がる仕事)
にフォーカスをしていくほうが、
より効果的であることは自明の理です。
個人的なスキルの向上で言えば
・初めての挑戦、
・やったことがない領域へ踏み出す
・人とのご縁が深まる仕事
・自分の強みを活かした仕事
・自分しかできない仕事
などを行うことにより、
1)「新しい能力や知識」を積み上げる
2)「人とのつながり」という資産を積み上げる
3)「自分の専門領域の強化」を積み上げる
などが積み上がるので、
それは個人のキャリアにも繋がるでしょう。
■ゆえに大事なことは、
”短期スパンだけではなく、
中長期の俯瞰した視点を持ちながら、
「未来へのインパクト」を考え、優先順位をつける”
ことだと思うわけです。
では、どうすればよいか?
そのためにはいずれにせよ
「時間を作る」
事が大事です。
そして、
< 「未来に向けて積み上がる」ための時間の使い方 2つの工夫 >
として、
{1} ともかく仕組みを作る
・ 重要ではないタスクが発生しない仕組みづくり
発生しても短時間で終えられる仕組みづくり、など
{2} 他者の力を借りる
・ 他者の時間をかりて、「自分しかできないこと」にフォーカスする
・ メンバーを育成する、などで自分の時間を作る
等を常態として回し続けること。
そして、
自分がすでに出来ることは
どんどん渡していく。
自分は新たな行動を積み上げ続ける。
そして、自らを陳腐化させていくために
新しい挑戦を積み上げていく。
それが、実は自らの未来に対しても、
そして自分の周りの人のためにも
とても大切なことなのだろう、
そんなことを思う次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
少数者による静かな着手、地味な労苦、
黙々と、そして徐々に向上しようとする努力、
これこそが一つの事業がしっかりと根を下ろし
成長していくための地盤です。
フローレンス・ナイチンゲール(イギリスの看護教育学者/1820-1910)
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