「それぞれの旅路の途中で、今たまたま交わっている」と思うと、人との出会いや繋がりが、貴重に思えてくるのかもしれない
(本日のお話 1676字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
一昨日から、コーチングの合宿で
北海道に来ております。
大人になってから二泊三日で合宿なんて
なかなかない機会で、ありがたいことに
とても充実した時間を過ごすことができています。
今日はそんな時間を過ごす中で
ちょっと概念的な話ですが、
「人との縁」
についてしっとりと感じつつ、
思い馳せることがありましたので、
今日はそのお話を、皆様にご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【「それぞれの旅路の途中で、今たまたま交わっている」と思うと、
人との出会いや繋がりが、貴重に思えてくるのかもしれない】
それでは、どうぞ。
■以前からメルマガをお読みいただいている方は
ご存知かと思いますが、現在私は
「システムコーチング」
なるものを学んでいます。
そしてその資格コースなるものに
一年間の時間と相応のお金をかけて
学んでいる旅路の途中です。
■同様に、私と同じように、
時間とお金をかけて学びに来ている
・経営者、プロコーチ、
・企業の人事、弁護士など
様々な人がいて、
それらの人がたまたま集まり、
かつ、シンプルに仲が良いため、
メンバーの1人が住んでいる北海道美唄市で
「学び&親睦を深める合宿」
をしようということになり、
北海道に、この週末に来ているのでした。
■皆、それぞれの分野で
活躍している大人の合宿なので
もちろん遊び、飲み、
楽しむこともすると当時に
しっとりとした、
深い学びの場もあります。
その中で、一つのワークとして
「私たちのチームは、今どのような
旅路の途中にあるのだろうか?」
という深い問いについて
皆で考え、話し合う、ということをやりました。
直感や感覚を大切にする、ということで
それを絵にして表現をしてみます。
■すると、その中で出てきた
メンバーの一人の回答が
このような内容でした。
まず絵は、10数本の
様々な色の流線が描かれており、
線が動き、一箇所で交わり、
また線が離れていく魚のような絵でした。
そして、このように言います。
「今自分たちの旅路は、
『それぞれのメンバーの線が交わり、
またそれぞれの道へとわかれていく混じり合った場所』
のようなものに今、自分たちはいるように思う」
とのこと。
そして、これを聞いて、
とても納得すると主に、実にその通りだなあ、
と思ったのでした。
■日常ではなかなか気づきませんが、
人生の時間軸を、5年、10年と伸ばして、
俯瞰して見てみると
”どこかで人は、必ず
それぞれの道へと分かれていく”
ことに気づきます。
どれだけ縁が深いように見えても、
職場でも異動、離職、退職などもあるし、
友人関係でも、環境の変化がある。
すると、
”今いる自分が好きな人と共にいる時間は、
実にかけがえのないものなのでろう"
としみじみと思うのでした。
■人によって、
昔からの付き合いを、
育み続けている人もいれば、
新しい環境にどんどん飛び込み
違う環境に触れている人もいるかと思います。
ただ、私が自分の場合ですが
振り返って考えてみると、
・10年前、毎日のように会い非常に親しくしていた友人も、
今は、それぞれの道を歩んでいる
と気づいたり、
・前職の同僚で、色々語り合った仲間も、
今はお互い忙しくほとんど会う機会がない
と気づいたり
・あれだけ一緒に共に時間を過ごした
母親、父親、姉とも、今は会う機会も少なくなっている
など、
やはり、どれだけ深い関係も、
それぞれが、それぞれの自分の人生で
大切にしたい仕事や家庭などを見つめると、
深い、深かった、
あるいは深くなりたいと願う関係も、
『今この時は、たまたま一緒にいるに過ぎない』
わけで、
『いずれ、それぞれの道へと分かれていく』
ものである、という一つの事実に、
改めて気付くのです。
■そしてそれはおそらく、
一番身近な家族ですらそう。
身近すぎてわからないけれども
時間を伸ばしてみれば、
人はそれぞれの道を歩み、
必ず分かれていきます。
それは、
『とんび』(著:重松清)
『そうか、もう君はいないのか』(著:城山三郎)
などの本を読むと、
まざまざと感じられ、
そのかけがえのない今に、
ハッとさせられます。
(滂沱の涙とともに、、、)
■そんなことを考えると、
友人でも家族でも、仕事の繋がりでも、
「今、この時にたまたま
一緒に交わっているというご縁」
とは実に貴重なものだな…
と思えますし、
大げさなようですが、
特に自分が大切にしたい人には
「これが最後かもしれない」
と思えるような気持ちで
このかけげのない縁を育むことができたら、
共にいてくれる人への感謝も
希少さも感じられて、
1日の大切さもより深く、
味わうことができるのではないか…
コーチングの素晴らしき仲間と
時間を共にしつつ、そんなことを
感じている次第です。
ということで、
上記のように思える人がいたならば、
その時間を大切にしていきたいですね、
、、、というお話でございました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
生き物は全て孤独である。
そして人間は自らが孤独であることを
最もよく知る者である。
アラン(フランスの哲学者/1868-1951)
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