勇気(Courage)の語源から、”強さ”とはなにかを考える
(本日のお話 1335字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は『7つの習慣』の研修1日目。
北海道から東京に戻ってまいりました。
ここから気合を入れて
仕事を進めていきたいと思います。
*
さて、本日のお話です。
今日は、
”アメリカで注目されているある言葉”
について、友人から
興味深い情報を教えてもらいました。
今日はそのお話について、
皆様にご共有させていただくとともに、
気づきをお伝えさせていただければと思います。
タイトルは、
【勇気(Courage)の語源から、”強さ”とはなにかを考える】
それでは、どうぞ。
■個人的な話ですが、
研修講師仲間の友人の一人から、
「紀藤さん、こんな動画がありましたよ」
とURL付きのメッセージをもらいました。
いわく、
「社名である 『Courage』の語源が
意味深く語られているので、
良ければ見てみてください」
というお話でした。
そしてその内容が、
(私はもちろんのこと)
多くの日々頑張る皆様にとっても
励みになるメッセージではないかな、
と思ったのでした。
■ちなみに、
現在アメリカで大変注目されている
言葉がある(らしい)です。
それが、
『vulnerable』
という単語であるそう。
ちなみに辞書で調べてみると
このように出てきます。
*
vulnerable(形)
”攻撃されやすい、すきだらけで、
弱くて、傷つきやすい、感じやすい、
弱みのある、受けやすくて”
(Weblio辞書より)
*
とのこと。
なんとなく、繊細な感じがします。
■このvulnerableの
元々の言葉の意味は
”ありのまま、あるがまま”
という意味を示します。
自分の弱さや脆さ、
人間らしい瞬間、
醜いところ、過去に負った傷も含めて、
さらけ出していくこと。
このvulnerableという単語が、
1)ありのままでいられる
2)自分の価値を認識する
ことに役立つと言われ、
注目されている、というお話でした。
■そして、今回のタイトルの
『勇気(Courage)』も
このvulnerableに関連しています。
そもそもCourageはラテン語のCOR(=心)から
由来して誕生した言葉でした。
そして、その本来の意味を考えると、
<勇気(Courage)>とは・・・
「心をさらけ出すことによって
自分の思いを話すこと」
なのである、というお話でした。
■何気ない「言葉」の定義についての
情報ではありますが、それでも
「勇気」
という何だか強そうな言葉の中に、
”自分の弱さ、繊細さ、怖れを持ちながら、
それでも前に進むこと”
という柔らかいものがある、と知ると、
「勇気を持つ」
ということについて、
もっと自分ごとになり、
今を前にすすめる武器としての言葉になることもあるのかもしれない、
そんなことも思うのです。
■今、世の中が実に多様になってきました。
ステレオタイプ的なキャリアや人生が
「本当にそれでよいのか」と
再定義されているように感じています。
書店に行っても、
「自分の軸の見つけ方」
「やりたいことの見つけ方」
のような本は、
ますます増えているように感じますし、
人材開発の領域でも、
「セルフ・アウェアネス(自己認識)」
「セルフ・エスティーム(自己肯定感)」
「レジリエンス(再起力)」
など、1人1人が
自分自身に矢印を向ける必要性を語る論調も
明らかに多くなっていると感じます。
■先が見えない中で、
今までの延長線上にないことをするときは、
誰もが怖れや不安を感じます。
その自らの心を理解しながら
それでも一歩進むところに
”美しさ”を感じますし、
そんな行為を
”「勇気(Courage)」と呼ぶ”
のであれば、また強さの定義が
変わってくるようにも思えます。
ということで、
【勇気(Courage)の語源から、強さとはなにかを考えてみた】
というお話でした。
そして、私も自分自身もそうですし、
株式会社カレッジとして、
皆様が「勇気」をもってチャレンジしていくことを
支援していきたい、
そんな思いを新たにした次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆様にとって素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
成功とはただ一つ。
自分の人生を自分の流儀で過ごせることだ。
クリストファー・モーリー(米国の作家/1890-1957)
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