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『あたえる人があたえられる』

今週の一冊『あたえる人があたえられる』

2460号 2020年11月15日

(本日のお話 2200字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日は、区で開催している
とある家族イベントへ参加。

その後、研修プログラムの作成と読書、
夜からは打ち合わせが1件でした。

この3週間は、色々と重なり
ひたすら仕事をしておりますが、
こういった機会があるのもありがたいこと。

(なんて思いながら、
変わらず働いていた週末でしたw)



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する、
今週の一冊のコーナー。

それでは早速まいりましょう。


今週の一冊は、

=====================

『あたえる人があたえられる』

(著:ボブ・バーグ)


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です。



■頭ではわかっているけれど、
なかなかできないこと。

その一つが、


「自分が欲しいものを、
まず”人に与える”」


ではないでしょうか。

■本能と理性が、
葛藤を起こすことであり、

しかし与えることが与えられるというのは、
世の原則(と思われること)の1つでも
あるように感じられます。


私(紀藤)は特定の信仰が
あるわけではないですが、

”与えなさい。そうすれば、
自分も与えられます。”

という言葉が聖書にあるように、
何か意味があるんだろうな、
と思ったりもします。

(というか、間違いなくそうだろう
と思っております)


■実際、自分の僅かな経験を振り返っても、

全然見返りを考えず、
「ただその人にとって
純粋に良さそうだから」

ということで、

どんどん紹介をしたり
人を繋いだり、メリットになることをしていると
(ポイントは自分も楽しみながらしていること)

不思議なところで
思わぬリターンがあったりして、


「ああ、与えていくことは
自らの喜びであると同時に、
自分にも返ってくるものなのだな」


ということを、
少しずつ確信めいた感覚として
得てきた今日この頃です。


■では、

「どんどん与えていけば
いいじゃないか」

と思いそうですが、
一方、別の気持ちも沸き起こるわけです。



例えば、「お金」などは顕著。

まず与えよ、ということで、
寄付や支援をすればよいかいうと、
同時に自分も必要なわけです。

大富豪ならともかく、
そういうわけではない一般人の
自分からすると


「、、、とはいっても、
リスクに備えて貯金しないとなあ」

「贅沢は必要ないけど、
急に倒れても家族が困らないように
しておかないとな」

「親の老後も考えないと」


と考えるのも普通ですし、
そう考えると

「与える者は与えられる」

と何でもかんでも、
大盤振る舞いとはいかないものです。

(、、、と思いますが
いかがでしょうか)



■別に贅沢がしたいわけではない。

かといって、万全なる
余裕があるわけでもない。

その中で

”与えることが与えられる”

的な発想を考えたときに、
はて、どう考えるのがよいのか…?


、、、などと真面目にも考えていた時に、
手にとった本がこの本でした。


今後自分の人生戦略として、
(ちょっと偉そうですが)

「与えること」

をどのように組み込み、
どのように考えていくのか、
その答えを探したいと思ったのでした。



■、、、と、個人的な前置きが、
長くなってしまいましたが(汗)

結論、この書籍は、実に良いです。
素敵な読了感のある本です。


特に、


『”与えること”が人生を豊かにする』


という感覚を、

ある一人の男性の物語を通じて、
追体験をできるような短いフィクションの
小説仕立てになっていて気持ちが良い。


話のストーリーとしてはこんなお話です。

主人公は生命保険会社の営業で、
野心家である一方、成果が出ておらず、
困り果てているときにある出来事が起こる…

というエピソード。

王道ですが、
王道だからいいのです。


(以下本の紹介より)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ー「Get」から「Give」へ
本物の成功者に共通する5つの法則とは?ー
世界20カ国以上で愛読される名著


ノルマ達成が危うくなったジョーは、起死回生の策として、
「伝説のコンサルタント」と呼ばれる謎の大物にいきなり面会を申し込む。

すると相手は意外にもすんなり了承し、
さらには、とてつもない成功を収める秘訣まで教えてくれるという…

いたってシンプルなこの物語が、
世界中のビジネスパーソンの心をつかみつづけるのはなぜか?

すがすがしく満ち足りた読後感にいざなう、現代人への贈り物。


※引用:『あたえる人があたえられる』 内容(「BOOK」データベースより)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


■そして、この本では、

主人公が1週間で、
いわゆる”成功者”に出会っていきます。

その中で彼は
一つ一つ「与えること」についての
法則のようなものを得ていきます。


そして、その五つの法則が、
読んでいて実にエネルギーを感じて、

現実もこうなのであろうし、
ぜひ大事にしたいな、と
感じさせられるのです。



■その五つの法則とは、
このような内容です。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<五つの法則>

■第一の法則「価値の法則」
あなたの本当の価値は、どれだけ多く、
受け取る以上のものを与えるかによって決まる。

■第二の法則「収入の法則」
あなたの収入は、あなたがどれだけ多くの人に、
どれだけ奉仕するかによって決まる。

■第三の法則「影響力の法則」
あなたの影響力は、あなたがどれだけ相手の利益を
優先するかによって決まる。

■第四の法則「本物の法則」
あなたが人に与えることができるもっとも価値ある贈り物は、
あなた自信である。

■第五の法則「受容の法則」
効果的に与える秘訣は、心を開いて受け取ることにある。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

とのこと。


なぜ、この五つなのかを知りたい方は、
ぜひ著書を読んでみてください。


短く、すぐに読める話ですが
大切なことを思い出させられる、
そんな感覚を覚えることでしょう。


世の原理原則は、
理屈だけで説明できない何かがある、
そんなことに改めて思い馳せております。

もっともっと、
与える人になりたいものです。


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<今週の一冊>

『あたえる人があたえられる』

(著:ボブ・バーグ)


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