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2461号 2020年11月16日

コーチングとは結局、"自分"と向き合うことである

(本日のお話 1994字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日日曜日は朝から昼まで
限定でのオンラインでの
コーチングワークショップの実施でした。

その後、昼寝をしたり、
ピアノを弾いたりしつつ、
夜はもんじゃ焼きを食べにいきまいた。

よい休日でございました。



さて、本日のお話です。

先日よりお届けしております、
コーチングシリーズについてのメルマガ。
今日で一旦最後となります。

(一部だけでもお目通し頂いた皆さま、
本当にありがとうございます!)

ということで最終回も、
はりきってまいりましょう!


タイトルは、


【コーチングとは結局、"自分"と向き合うことである】


それでは、どうぞ。



■コーチングで、
相手に問いを投げかけると、
自分の内側にも様々な感情が起こってきます。


「この質問をして、
相手は答えくれるだろうか?」

「学んだコーチングスキルを
上手に使えているだろうか?」

「この質問で気付きを
与えられるだろうか?」

などなど。



■そして、それらの感情は、


”自分のありのままの姿を映し出している”


ものです。


先程の、例としてあげた
様々な感情もそう。
全部、自分の内面を表しています。


「この質問をして、
相手は答えくれるだろうか?」



”相手には必ず、答えがある”
”相手には可能性がある”と
自分は信じきれていないのかもしれない。


または、

「学んだコーチングスキルを
上手に使えているだろうか?」



といつも考えているならば
”相手ではなく自分がどう見られるかが大事”
とする自分がいる


となるし、


「この質問で気付きを
与えられるだろうか?」

と思うのであれば

”与えられるだろうか”という言葉の裏側から
自分はクライアントと対等ではなく、
相手よりやや上から見ているのではないか、
共に作り上げる姿勢とは違うのではなかろうか

、、、

そんな自らの内面が
見え隠れしてきます。



■あるいは別のコーチングのスキルを通じて、
見えてくる自分の内面もあります。

例えば、

『承認』が大事だと
コーチングを通じて知った。


でも、自分はなぜだか
「結果の承認」(相手の成果・結果を褒める)
しかできない。

相手のあり方や人格を承認する
「存在の承認」、たとえば

・真面目に頑張る姿、
・誰かに対して思いやりがある
・勇気を持ってチャレンジすること

など、どうしても違和感を感じて
することができない…


、、、となるのであれば、

自分の中の「何か」が
引っ掛かっている可能性もあるのです。

それは、

・自分で、自分の「あり方」を
認められていないのかも知れない。

・結果を出さないと価値がない、という価値観に
自分は生きているのかもしれない。

・相手のことを本当は認めたくないのかもしれない
認めると自分の価値が下がると感じているのかもしれない

、、、そんな風に
「自分の内面」に
向き合わされるのです。




■他にも、「GROWモデル」の質問でもそうです。


「あなたのビジョンはなんですか?」


問いを投げるのは、簡単。

でも、その問いは
同時に自分にも返ってきます。

もしその目の前の相手が、
自分の近しい部下や友人、パートナーで、


「◯◯さんのビジョンが何か、
参考までに聞かせてもらえませんか?」


とふいに聞かれた時に、
自分はなんと答えることが
できるのだろうか?

もし全く答えられないとしたら、
そんな自分からの問いに
どれほどの重みと深みがあるのだろうか。

そんな事も考えられるのではないか、
と思うのです。




■コーチングには、
色々なスキルがあります。

・傾聴
・ペーシング
・承認
・質問
・フィードバック
・GROWモデル

などのスキルや型、
どれもとても便利です。

そして、使える「定型の質問」。

・ゴールに対して10点だとすると、現状は何点ですか?
・いつまでに、どのような状態になればよいですか?
・この3ヶ月で、何に集中したいと思いますか?
・やりたいけど、やれていないことは何ですか?
・ここまで話してみて、どうですか?

これも確かに有効。

でも、スキルが
本当の意味で機能するかどうかは、
コーチのあり方に帰結する、

そのように思えてなりません。



■コーチングとは対話です。

そして対話をする
目の前の相手(クライアント)も人間です。

そして、向かいうお互いの人間としての
深みや奥行きというのは見え隠れするもの。


ゆえに、結局は、
”あらゆる問いは自分に返ってくる”
ものであると思いますし、

もし、クライアントの人生に、
真剣に役に立とうと思うのであれば、

それが部下であれ、友人であれ家族であれ、


【コーチングとは結局、「自分」と向き合うことである】


で言えるのではなかろうか…

そんなことを未熟な自分ですが
最近しみじみと感じております。



■誰かの役に立つには、
自分の弱さ・恐れも含めて、
向き合っていくことです。

そこを避けて通っても、
本当の価値を与えることはできない、
と私は思います。

結局は「自分」。

このことを片時も忘れず、
一歩一歩進んでいきたい、

コーチングの締めくくりとして
最後は自分に矢印を当てたい、

そのように思っております。



■今日のお話はここまでとなります。

そして、コーチングシリーズについても
まだまだ書きたいことはある気がしますが、
今日で一旦最終回となります。


私自身、皆さまに
「コーチングとはなにか?」を
お届けしていまいりました。

まだまだ発展途上の身ながら
言語化をしていく過程で様々な気づきがありました。
改めて読者の皆さまに、感謝申し上げます。

お付き合いいただいた皆さま、
本当にありがとうございました!

また今後、より良い情報をお届けするために、
よろしければ率直なご感想・メッセージを
いただけますと大変嬉しく存じます。

改めて、いつもありがとうございます。
*ご感想・メッセージはコチラから(↓↓)
https://goo.gl/forms/n7AoHT0xVK3ICcdz2

そして明日からも引き続き、
何卒よろしくお願いいたします。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

人々が孤独なのは、
橋を架ける代わりに壁を築いているからである。

ジョセフ・フォート・ニュートン(米国の牧師/1876-1950)

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