焦りと不安を、人生の推進力に変える方法 〜第2領域を第1領域化する〜
(本日のお話 2758字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は某外食企業の部長クラスの皆さまに、
システムコーチングの実施でした。
全6回の最終回で、
全体の締めくくりを行いました。
”見えていること以外の、
見えない変化がたくさん起こっている”
と改めて思った次第。
問いと対話の価値を
切に感じたプロセスでした。
関わらせていただいた皆さまへの
感謝を込めて。
*
さて、本日のお話です。
最近(というかずっと)、
私は焦りと不安を感じております。
もう、自分の持病みたいなもの。
常にデフォルト、そんな感じ。
ただ、それが
よくないことか?と言われると
そうでもないのです。
”焦りと不安が、
自分を前に進めてくれるエネルギー源”、
大げさに言えば、
「推進力」になっている、
とさえ感じているのです。
今日はこのお話について、
皆さまに思うところをご共有させて
いただければと思います。
ちょっと暑苦しいですがあしからず、、、
(あ、いつものことかw)
それではまいりましょう。
タイトルは、
【焦りと不安を、人生の推進力に変える方法
〜第2領域を第1領域化する〜】
それでは、どうぞ。
■先日の「7つの習慣」の研修で、
グループディスカッションで
受講者がこんな話をしていました。
参加者の一人が言います。
「メンバー育成、本を読む、
勉強する、運動する…
『緊急じゃないけど重要なこと(第2領域)』、
って大事なのはわかるんですけど、
わかっていてもできないんですよねー」
「あー、わかるわかる(笑)
意志が弱いんですかねえ」
、、、という会話。
■この会話の内容、
「7つの習慣」の研修を始め、
実によく聞きます。
そして、よーくわかります。
「大事だけどやったほうがいいこと」
(でもやらなくてもすぐには困らない)
は分かっていても
なかなかできないものです。
ただ1つ、
これらをやる方法、
現実にする方法があります。
■それは何かというと、
【「第2領域」を「第1領域」化をする】
こと。
つまり、
「第2領域(緊急ではないけど、重要な活動)を
第1領域(緊急かつ、重要な活動)に格上げ(?)する」
のです。
具体的に言えば、
・締め切りをつくって
・人の巻き込んで
・プロジェクト化する
のがお勧め。
■冒頭に私(紀藤)が、
> 最近(というかずっと)、
私は焦りと不安を感じております。
もう、自分の持病みたいなもの。
常にデフォルト、そんな感じ。
と書きましたが、
ある週の自分の手帳の
「やることのリスト」には
こんなことが書かれていました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<紀藤のやることリスト(一部)>
★システムコーチングのWEBページの原稿作成
★WEBページのデザイン依頼・作成
★A社様の事例原稿の作成
★B社様の事例原稿の作成
★C社様の事例原稿の作成
★ストレングスファインダー研修のテキストの改修
★大学院受検のための第一週目の本を読み、まとめる
★2021年のカレッジのビジョンを作成、言語化をする
★毎日メルマガを書く
★毎日Twitterでつぶやく
★ステップメールの作成、修正
★オフィス家賃補助の申請(助成金)
・2020年の経費の処理(税理士さんに依頼準備)
・法人区税の振り込み
・給与の振り込み
・メールの返信
・請求書発行
・スタッフの方とのやりとり
・お客様への連絡
・提案書作成
他
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
細かいものを書くと
キリがないのですが、
ざっくりこんなかんじ。
■ずらーっと
「やることリスト」があると、
「ああ、やんないと…」
と、冒頭にお伝えした
”焦りと不安”を
感じ続けるわけです。
■ただ上記のリストには
特徴があります。
それは、
”「★」が付いているタスクは、
実は、元々「緊急ではないが重要な第2領域活動」であった”
ということ。
それを、
・締め切り
・人の巻き込み
・プロジェクト化
することで、
強制的に「第一領域活動」へと
引き上げたものである、
ということです。
言い換えれば
「★」がついているものは別にやらなくても、
”元々は”、困るものではなかったのです。
■しかし、
やったほうがいいだろうな、と思い
誰かを巻き込んだり
宣言をしたりしてしまった(?)ことで
「やらないと困るものに変わった」
わけです。
先日ご案内した
【大学院受験プロジェクト】
「人材開発・組織開発のプロになるための16冊」を学ぼう!の会
https://forms.gle/fLySpASvk6WzY5DMA
も、色々とやることがある中で、
わざわざやらなくても良いと言えば良かった。
■でも、宣言をして
ありがたいことに30名を超える人が
集まってしまったので、
さすがに準備をしないと、
時間をとっていただいた方に悪いし、
何より自分が恥ずかしい想いをするな、、、
と思うようになってしまいました。
この段階で、
【「第2領域」を「第1領域」化した】
のです。
■その他のこともそう。
・システムコーチングのWEBページ作成
・システムコーチングの3社の事例作成
も別にやらなくても
困るわけではない。
ただ、
・お客様に協力の許諾をいただいたこと、
・仲間にもそれをやると宣言したこと
それらのことから
やらざるを得ない状況になりました。
今後のことを考えると、
「今やらないともう時間がない」
というところまで
追い込んでしまったので、
【「第2領域」を「第1領域」化】されて
必然的に足が前に出ることになるのです。
■この状態は、
「ああ、やんなきゃ」
とせっつかれている感じで
焦りがあります。
でも、結果として
自分の人生は前へ前へと
確実に進んでいる。
”進まされている”という感じのほうが
近いのかもしれません。
■ただ私は
自分も含め、普通の人は、
「こうありたいというミッション・ビジョンだけで
日々自分を律して行動できるほど強くはない」
と個人的に思っているので
仕組みと環境設定で
結果、前に進みつつ、
自分が、周りが、そして明日が、
未来がよりよくなっていけば
それに越したことはない、
と思うのです。
■だから、思いついたら
・締め切り
・人の巻き込み
・プロジェクト化
を設けて、
【「第2領域」を「第1領域」化する】
ことをガシガシいれている、
という活動を習慣にしています。
■これが万人に当てはまるかはわかりません。
ある意味
こういうことを言えるのは
私が自分で会社をやっているから、
かもしれません。
それでも、一部の話は
皆さんに当てはまると思いますし、
「自分は決めたことも出来ない…」
と己の意志の弱さを嘆く痛みと、
人を巻き込みプロジェクト化し、
焦りや不安を感じながらも
行動をし、現実化していく痛みを比べると、
後者のほうが
「健全な成長痛」のように
私は感じますし、私にとっては居心地がよいです。
■ということで、
「やりたい、でもできない、、、」
と感じている方は、ぜひ
【「第2領域」を「第1領域」化する】
ことをおすすめします。
それが普通になると、
焦りが常態化しますが
前に進んでいる感じが味わえます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
誰もが自分の選んだ運命や偶然与えられた運命に満足せず、
他の道を歩んだ人々をうらやむのはどういうわけだろう。
ホラティウス(古代ローマの詩人/BC65-8)
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