読書の効果を、爆上げする4つの工夫
(本日のお話 2365字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は朝から10キロのランニング。
その後、金融機関で働く友人が開催した
プライベートの「資産運用勉強会」に参加。
米大統領選挙の結果、
コロナの今後の状況などから、
楽観シナリオ、悲観シナリオなど含め、
大局的に経済の動きを見つめる
とても学びになる時間でした。
(Tさん、ありがとうございました!)
その他、本日11/30からスタートの
【大学院受験プロジェクト】
「人材開発・組織開発のプロになるための16冊」を学ぼう!の会
https://forms.gle/fLySpASvk6WzY5DMA
のための本の読書など。
*
さて、本日のお話です。
上記で
「勉強会のための読書」
と書きましたが、
自分で企画をしたのに、
追い込まれております(苦笑)
ただ、その中で、
「効果的な学習方法」
というのは、やはり
アウトプットこそにあると、
改めて感じております。
今日はそのお話について
学びと気付きを皆さまに
ご共有させていただければと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは、
【読書の効果を、爆上げする4つの工夫】
それではどうぞ。
■私が大好きな(?)法則に、
『エビングハウスの忘却曲線』
というものがあります。
これ、何かというと、
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの発表した
人が時間と共にどれだけ忘れるかを数値化したものです。
メルマガなので
図は表示できないのですが、
人が何かを学んだ時、
・20分後には42%忘れる
・1時間後には56%忘れる
・9時間後には64%忘れる
・1日後には67%忘れる
・2日後には72%忘れる
・6日後には75%忘れる
・31日後には79%忘れる
ということがわかりました。
■たった20分後なのに、
ほぼ半分(!)忘れている。
1日たったら、
7割(!)忘れている。
、、、つまり、
人はどんどん
忘れていく生き物である、
ということですね。
■読書も同じようなものです。
例えば、ビジネス書など読みます。
でも、読んだからといって
それが見についているかというと
全く別次元のお話。
研修でもこういう会話が
非常によく繰り広げられます。
「7つの習慣、読んだことありますか?」
「はい、あります」
「ちなみに、どんな内容だったのか、
覚えていますか?」
「、、、えーっと、
なんかいいことが7つ、
書いてあった気がします…」
みたいな感じ。
別に、これが悪いわけではなく、
ごくごく普通のことなのです。
でも、せっかく時間をとって
「読書」をするならば、
それをできるだけ自分の血肉にしたい。
時が経っても忘れずに
引き出せるようにしていたいものです。
■では、どうすればよいか?
これは、私なりの工夫なので
正解ではありません。
個人的には割と高い効果がある
と思っている4つの工夫です。
(ここから)
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【読書の効果を、爆上げする4つの工夫】(紀藤の場合)
<読むときのポイント>
1、「誰かに教える」を前提に読む
… できれば読んだ内容を「誰かに教える」という場を作ること。
説明することを前提に読むと、理解ができないところを
曖昧にしたまま読み進めることができなくなります。
「自分だったらなんて説明するだろうか?」
この問いを持ちつつ読むことで、理解がグッと深まります。
2、「メモしながら」読む
… エビングハウスの忘却曲線によると
20分で42%忘れていくのです。
ゆえに、読んだ側から自分の言葉でメモをしていく。
そして一章読んだら、そこでの内容をワードでも携帯でも
どんどんメモをしてまとめていく。
学んだキーワードをピン留めすることで
内容を想起しやすくなります。
<読み終わった後のポイント>
3、「学んだことを誰かに話す」
… 家族、友人、同僚、誰でも良いです。
できれば読み終わった直後か1日以内に、
「こんなことを学んだ、感じた、活かそうと思った」
ということを伝えます。そうすると記憶に定着します。
聞いてくれる人が、学習欲が高い人だと
その人にとってもプラスになるので、まさにWIN−WIN。
ポイントは、「喜んで聞いてくれる人をどう探すか」ですね。
4、「ブログ/メルマガにまとめる」
… 最後は、文章で学びを再構成します。
3と4は、どちらか一方でも良いですが、
ダブルでやると最強です。
文字にして残すと、結構書けないことに気付きます。
また言葉の定義なども曖昧で、理解できているところ
そうでないところも明らかになります。
また、忘れてもその内容を観ると
自分も復習になるので、大変お徳。
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という感じ。
でも実際、これをやりながら読んだ本は、
歩留まり高く定着しているし、
人にも語ることができます。
まさに、自分の知識になった、という感じがします。
■このプロセスがすべての人に
効果を発揮するかどうかはわかりませんが、
一つ言えるのは、
読書の効果を高める方法の
あらゆる根幹に流れているのは、
『とにかくアウトプットをする』
ここに尽きるのです。
その代表的な方法は、
1,内省してまとめる
2,他者に教える
どちらかになりますし、
どちらもやると最強、という話です。
■これらの活動は、
実際、ちょっとめんどくさいです。
でも、何かの場を設けて、
そして発信をすると、
結果的に自分のためにもなるし
それが、その内容を学びたい
誰かのためにもなる。
そこに、
自分の小さなプレッシャーや
面倒くささはあるものの、
”総じて、皆ハッピーになる
アウトプット活動”
に読書が昇華される、と私は思うのです。
■ということで、
【大学院受験プロジェクト】
「人材開発・組織開発のプロになるための16冊」を学ぼう!の会
https://forms.gle/fLySpASvk6WzY5DMA
を今日から開催するということで、
こんなことを偉そうにも
書いてみました(笑)
皆さまも日々お忙しい中、
限られた時間の中で、
学びを最大化するための工夫として、
ご興味がある方はぜひ
試してみてくださいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
焦ることは何の役にも立たない。
後悔はなおさら役に立たない。
焦りは過ちを増し、後悔は新しい後悔を作る。
ゲーテ(ドイツの詩人・劇作家/1749-1832)
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