メルカリで結婚式の思い出の品を(二束三文で)売ることを通じて見えたこと
(本日のお話 2052字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は『7つの習慣』研修の2日目。
また間で、午後から1件のセミナー参加。
1件のアポイントでした。
その他、大学院受験に向けての読書など。
まだまだ読書の深堀りの量も質も足りないので
集中していきたいと思います。
全集中ですね(鬼滅の刃にのっかってみました笑)。
*
さて、早速ですが本日のお話です。
昨日「メルカリ」で
いらなくなったある商品を売りました。
そのメルカリで物を売りつつ、
今読み進めている
『組織行動』という本の内容で
ふと思い出す項目がありました。
半ば強引な繋がりですが、
「組織行動」と「メルカリ」から
学びと気付きについて皆さまに
ご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【メルカリで結婚式の思い出の品を(二束三文で)売ることを通じて見えたこと】
それでは、どうぞ。
■皆さまは、
「メルカリ」
使ったことがありますでしょうか?
メルカリと言えば
日本最大級のフリマアプリです。
利用者数が1,350万人(2020年現在)とのことで
国民の10人に1人以上が使っていると考えると、
なかなか凄いアプリ。
■さて、私もメルカリを
ごくたまーに使うのですが、
・何となく捨てづらい粗大ゴミ
・買ったけど使えなかった雑貨等
を、半年に1回くらい、
「中古品」として出品したりします。
■そして、先日ある品を
メルカリに出してみました。
それは、約10年前、
結婚式のときに使った「番傘」。
和紙でできた傘で、
確か当時5000円位だったかと。
深紅の色味がある、
なかなか良い傘です。
、、、が本当に使い道がない(汗)
かと言って、そのまま
粗大ゴミに出すのも、
何となく心が痛む。
思い出を捨ててしまっている感じがするのです。
(そういうもの、
皆さまにもありますよね??)
■そんなときに大体
「メルカリ」のアプリを開いて、
パシャリと写真をとります。
そして、値付けをする。
さっさと売れてほしいので、
大体1,300円くらいかな。。。
と他の商品もみて値段を付けて、
そして待ちます。
、、、意外にも、
あっという間に売れました。
さすが1,350万人が
利用しているだけある。
そして配送手続きをすると、
「配送料1,000円」とあります。
1500円−1000円=500円。
つまり、500円の粗利。
、、、うーん、
工数の割にあんまりだな。。
と正直思います。
■これを大きいか、小さいか、
と考えるのは人それぞれ。
ただ個人的には、正直、
1、アプリを開いて写真をとり
商品内容を入力する
2、いくらにしようか考えたり
文面を考える
3,梱包して、コンビニに行き郵送
という手間を考えると、
金銭的に物凄く大きなメリットがある、
とは感じられはしないのです。
(まがりなりにも、
自分で会社で経営をしておりますし、、、)
■ただ、それが分かっていても、
”なぜ「メルカリ」に思い出の品を出品するのか?”
と言うと、やはり、
『「捨てたくないという思い」が強いから』
ここに尽きるな、
と感じるのです。
他にも、
・サイズを見誤り、買い間違えた
地震対策用のつっぱり棒(新品)
なども、そのまま捨てると
何となく罪悪感。
「もったいないオバケ」が出る気がして
(と幼少期言われて育ちました)
ポイっとは捨てられないのです。
、、、そんな一連の体験をしながら
「ああ、”勿体ない”という気持ちを昇華させ
『金銭以外の価値』を提供しているから
メルカリは支持されるんだな」
と、しみじみと感じた、、、というお話。
■そして、話は唐突に飛びますが
『組織行動 ー組織の中の人間行動を探るー』
(著:鈴木竜太・服部泰宏)
https://www.amazon.co.jp/dp/4641150664/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_QeR0Fb57YRDVZ
という本があります。
この中に、
”人が働く原動力の
一つでもある「報酬」”
について
以下のような説明があり、
そのことを思い出したのでした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「報酬」には種類がある。
その中の代表的な「外的報酬」には、
1)直接的な報酬(賃金・手当・ボーナスなど)
2)間接的報酬(有給休暇・保険・特別な待遇/社用車が使えるなど)
3)非金銭的報酬(秘書がつく、職位の名称が変わる、など)
(以下略)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
他にも、報酬には色々と種類がありますが、
読みながら印象的だったのが、
”人は、目に見える「直接的」な報酬だけで
動くほど単純な生き物ではない”
ということ。
言われてみると当たり前なのですが、
「人が働く」という行為の中には
経済活動以外にも、
・貢献、
・人との繋がり
・自己成長
・自尊心を高める
、、、など
多くの期待が含まれます。
言われたら、
物凄く当然の話です。
■ただ、何となく
「直接的な金銭」
が目立ちがちではないか、、、
(個人的な感想ですが)
とも思ったのです。
■しかし、
”「メルカリ」で二束三文で結婚式の思い出の品を売る”
という行為を通じて、
「きっと、買ってくれた人が
インテリアか何かに使ってくれるんだろう、
と想像することによる幸福感」
を自分のうちに感じつつ、
『人にとって
目に見える金銭だけが
報酬ではない』
という人間行動を理解した、
という気づきがあったのでした。
■おそらく、皆さまも
日々の働く中で
”得たいこと”
があるかと思います。
それは、
・直接的報酬(金銭/経済活動)
はもちろんありますが
それ以外にももっと満たしたいことが
おそらくあると思うわけです。
それが、
・成長感
・人間関係
・自己有用感
・自己成長
・余暇/休暇
、、、
なんなのかは人それぞれですが、
”「直接的ではない大切なもの」に着目すること”
が大事なことではなかろうか、
そんなことを思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
1つのことが万人にあてはまりはしない
めいめい自分にふさわしい流儀を求めよ。
ゲーテ(ドイツの劇作家/1749-1832)
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