「人生の流れが良いとき/悪いとき」に大切な心構えを、3つの名言から考えた
(本日のお話 2216字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件の打ち合わせ。
ならびに、夜は
システムコーチング仲間との会食でした。
こんな時期ですが
リアルの場とはいいものだな、
と人との繋がりの喜びを噛み締めておりました。
*
さて早速ですが、本日のお話です。
昨晩ご飯を食べながら、
「1年って流れがあるよね」
というお話をしていたのですが、
今日はこのお話について、
格言を紹介しつつ、気づきと学びを皆さまに
ご共有させていただければと思います。
タイトルは
【「人生の流れが良いとき/悪いとき」に大切な心構えを、3つの名言から考えた】
それではどうぞ。
■昨日、コーチング仲間の友人たちと
「1年間振り返って、どうだった?」
というような話をしておりました。
コーチングに関わる人は、
人の心を扱うプロです。
ゆえに、思考が深い方が多いと
個人的に感じておりますが、
実際に、昨晩の会食でのお話しも、
「色々あったけど、
なんだかんだ”流れ”があるよね」
という抽象度が高い話で
ひとしきり盛り上がったのでした。
■確かに、皆さまにも
「流れ」を感じることあると思うのです。
現実的なレベルでは、
・なんだかやたら忙しく
仕事が集中する時期
とか、逆に
・落ち着いて、余裕をもって
ワーク・ライフ・バランスを楽しめる時期
などの“流れ”があるでしょうし、
内面的なレベルでは、
・何をやっても悶々として前に進まないと感じる
葛藤・熟成の時期
もあれば、一方
・なんだかやることなすこと導かれている感じ。
人が助けてくれたり、選択肢が見えるなど
ノッていると感じる時期
などの“流れ”の違いも
きっと感じられるのではないかと。
■自分の”今”から少し離れて
時間軸を超えて、俯瞰してみる、
なんてことをやってみると、
(厄年なんていうように)
「やっぱり、人生、大きな流れがあるんだなあ」
と感じられる方も、
少なくないのではないでしょうか
(、、、と私は思いますが、
皆さまはいかがですか。
え、あんまりそうでもない?笑)
■さて、私も今、少し
人生の流れが変わってきていると
直感的に感じております。
そんな時にふと、
”「大きな流れの中でどう生きるべきか?」
についての偉人たち言葉”
を思い出したのでした。
やはり、過去の名言は
考えさせられる物が多いので、
大事な心構えを学ぶヒントになりますので。
以下、私が印象的だったものを、
3つ、ご紹介いたします。
■まず、1つ目。こちらです。
ーーーーーーーーーーーーーーー
逆境もよし、順境もよし。
要はその与えられた境遇を
素直に生き抜くことである。
松下幸之助
ーーーーーーーーーーーーーーー
超有名人、松下幸之助さんの言葉ですね。
興味深いのが、人はつい
「逆境に打ち克つ」ことに
美徳を覚えがちであるが、
”逆境も順境もよい。
十分に楽しめばよい”
といっているのが、イイです。
流れに任せていく、
これが大事、というお話。
■また2つ目。
今度は、中国のこんな名言です。
ーーーーーーーーーーーーーーー
窮するもまた楽しみ、
通ずるもまた楽しむ。
楽しむ所は窮通に非ざるなり。
荘子
ーーーーーーーーーーーーーーー
松下さんの名言と似ていますね。
中国戦国時代の思想家で
道教の始祖としても知られる荘子の名言。
意味は人生の達人とは、
「うまくいっていなくても、
うまくいっていても、とにかく楽しむ。
人生を楽しむというのは逆境や順境に関係しない。」
という”とにかく楽しむ”という点に
やはりフォーカスをしているところです。
これも、
・逆境だから良い悪い
・順境だから良い悪い
という話ではなく、
「あり方が大事」
といっていますね。
楽しむのが大事です。
■そして3つ目。
最後は、ちょっと毛色が変わって
こんな名言です。
ーーーーーーーーーーーーーーー
順境にいて悲観し、
逆境にいて楽観せよ
出光 佐三
ーーーーーーーーーーーーーーー
こちらは出光興産の創業者の言葉です。
”勝って兜の緒を締めよ”よろしく、
「上手くいっているときこそ、
手綱を引き締め、危機感を持て」
「逆境においては、
なんとかなるさ」と楽しもう」
とスタンスをわけているところが
少し前の2つの名言と違います。
上記の2つの名言に、
「奢らず、謙虚に、出来ることをやる」
というピリッとした
背筋が伸びる姿勢が付加された感じでしょうか。
■こんな3つの名言を並べてみると、
「順境・逆境時におけるあり方の黄金律」
のようなものを感じます。
私なりの解釈ですが、
こんな風に理解しました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【「流れが良いとき or 悪いとき」に大切な心構え】
1,どんなときでも、今の状況を受け止め、「楽しむ」
2,どんなときでも、謙虚に、奢らず、「できることを粛々とやる」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
要はこういうことでないかと。
(というか名言を言い換えただけですが、、、汗)
■しかし、自分自身振り返っても、
上手くいっているときに、
今この時を楽しみながらも、
「足元すくわれるんじゃないか」
という不安を持っておいたほうが
結果としてうまくいく気もします。
そして、また逆境・順境が繰り返されるであろう中、
過去の名言から「流れが良いとき or 悪いとき」の心構えを考えた時、
結局できることは、
『いろんな流れの中で、
今あるこの状況に感謝し、楽しみつつ、
とはいえ、奢らず今出来ることを、日々精一杯やる』
ここに行き着くのだろうな、と
思いました。
皆さまも、きっと順境・逆境、
様々なご状況であられるかと思いますが、
ぜひ、上記の格言のあり方、
ご参考になれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
===========================
<本日の名言>
ありのままに見、
あるがままに行動できる者を
勇者と呼ぶ。
チャールズ・キャロル・エバレット(米国の哲学者/1829-1900)
===========================