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2496号 2020年12月21日

「レゴ・シリアスプレイ」のファシリテーター養成講座に参加して学んだこと

(本日のお話 1778字/読了時間4分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日日曜日は、

『レゴ・シリアスプレイ』

というレゴ・ブロックを使った
戦略策定・チームビルディングをする
ファシリテーター養成コースの最終日でした。


「レゴを使った研修」です。
なんていうと楽しげな響きですが、

実際は普段使わない思考を使って
ものすごーく体力を使った4日間でした。
クタクタになりました。。。

そして家に帰ってからは
父母姉&妻とオンラインの誕生日パーティー。
(アラフォーでこういうのもなんですが、
意外と楽しめるものだな、と思いました)



さて、本日のお話です。

今日はタイトルそのまま、
レゴのワークショップから学んだ気づきについて、
皆さまにご共有させていただきたいと思います。

ざっくり言えば、

”「考える」→「形にする」への思考の転換のインパクト”

とでも言うのでしょうか。

さて、それでは早速まいりましょう!

タイトルは、


【「レゴ・シリアスプレイ」のファシリテーター養成講座に参加して学んだこと】


それでは、どうぞ。




■木曜〜日曜日の4日間、

『レゴ・シリアスプレイ』

というレゴを使った研修の
ファシリテーター養成講座に
参加してまいりました。


ちなみに、この
「レゴ・シリアスプレイ」というのは、
あの「レゴ」を使ったワークショップです。

(あれ、そのまますぎますね、、、汗)



■これは、「レゴで遊ぶ」ためのものではなくて

大人が、真面目かつ
チームメンバーが全員参加をし、
アイデアを持ち寄って、

「企業戦略を形にするワークショップ」とか
「チームのビジョンを形にするワークショップ」

などの体裁を取りながら、

『参加した全員が等しく100%アイデアを出せる』

という体系的なメソッドでございます。


※詳しくはこの本に書いてあります↓

『戦略を形にする思考術 レゴ(R)シリアスプレイ(R)で組織はよみがえる』
(著:ロバート・ラスムセン)
https://www.amazon.co.jp/dp/B01J5OH1LC/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_SCl4FbQ1K7B13



■その中で学んだ興味深いことに、

「構成主義」
(コンストラクショニズム)
というキーワードがあります。

通常の私たちの思考プロセスは、

1,考えてから → 2,形を作る

となっています。

ただ、それを
まず手を動かスことから始める。

そう、

1,形を作ってから → 2,(その意味を)考える

というように
思考の順序を逆にすることで

”ぼんやりあるのだけど、
何とも言葉にできないものを
形にして、はっきりさせていく”

ことを通じて、

「あっ、自分本当はこんな事を思っていたんだ」
「自分が大切にしていたことはこういうことだったんだ」
「作品について質問されて気づいたけど、、、」

とう思わぬ発見が浮かんでくるのです。



■このように、

「まず形にする、言葉にする」。

そして、その後
そこから意味が生み出されることを
『構成主義』
(コンストラクショニズム)

と呼ぶそうです。

(専門家の方、ざっくりですみません。
違っていたら訂正をお願いします、、、汗)


ただ、

「言葉やモノを形作り
具現化することによって、
そこに意味が生まれていく」

という思考プロセスは確かにあるし、
そのメカニズムを理解することで、
思考の幅が拡がることを感じると感じるのです。



■そして同時に

”人には言葉にできない思いがある”、

ということを改めて考えたのでした。


、、、思うのですが、

「思考を言葉にする」

という行為は、
実に幅広い技能の掛け合わせであり、
高度な総合スキルであると思うのです。


・そもそもの語彙力

・語彙力を拡げるための
文章を読みこなしてきた経験

・自分の思考を内省する力

・思考を言葉に的確に置き換える力


などがかけ合わさって

「自分の内側にある
ごちゃっとした思いを
”言葉”として表現することができる」

のです。

それが「言語化する/言葉を操る」という行為だと思いますし、
そういう意味では、”選ばれしものが使える技術”でもある、

そんな風にすら思うのでした。




■例えば、若者が使う(?)

「ヤバイ」

と使う言葉。
(多分、まだ使ってますよね?
あれ、考え方古いかな)


この言葉の奥に、どんな思いがあるのか、
願いがあるのか、不安があるのか、
あるいは驚きはや発見があるのか。


これは本人には、
”直感”で、その”質感”がわかっていても、

「ヤバイ」の内容を
的確に伝える力量がなければ、
他者に伝えることができません。



■しかし、レゴ・シリアスプレイでは、


”レゴを活用して、思いをまず形にすること”


を通じて、言葉にできない思いを、
表現することができるようになるのです。

例えば、「ヤバイ」という言葉の背景を
イメージしてレゴで作ったとき、

・どんな色のブロックを使ったのか?
・どんな大きさ、形で表現したのか?
・その形作られたものの意味は何だと思うか?

という”問い”を重ねることで、
自分の奥にある色合いなどを、
より深く知り、相手に伝えることができる、、、


ここに魅力があるな、と感じたのでした。




■レゴ・シリアスプレイは
一つの手法です。

ただ、人には

「言葉にしない/できない思い」

が必ずあるのです。

ただ表現できていないだけ。
長らく一緒に働いている人も
傍にいる人も、言葉にしていない思いが
お互いの中にたくさんあるのです。




■コロナ禍で、
人と人が会うこと自体が
より価値を持つ中で、

アフターコロナでは、

「せっかく会ったのであれば、
オンラインではできないようなことをしよう!」

となることが予測されます。

そんな中で、

”レゴ・シリアスプレイのように
お互いの感性を活用しつつ、
知り得なかったような、深い対話をする”

こういった技法は、
より求められていくのだろうな、
とも思った次第。

感性・感覚は、
ますます重要になっていきますし、
対話も益々求められていくと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>
友人とはあなたのすべてを知っていて、
それでもあなたを好いてくれる人のことである。

エルバート・ハバード(米国の作家・教育者/1856-1915)
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