起業3年を振り返って思う、“そこそこの満足”という曲者
(本日のお話 2921字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
新年となりましたが、
本年もよろしくお願いいたします!
昨日の大晦日は、勉強会の後、
愛知の実家の父母姉と妻と私で、
「オンライン年越し飲み会」でした。
一人でワインを一本飲みましたが、
なかなかそれくらいの量を
最近飲むことがなかったので、
元旦は二日酔い気味でございました(汗)
でもこれもまた
お休みっぽくて良いですね。
*
さて2021年、ついに始まりましたが、
皆さまはどのような1年にしたいなど、
新年の抱負を掲げた方も、
いらっしゃるのではないかと思います。
今日は2020年を振り返りつつ
2021年に向けた個人的な抱負も含め、
思うところをご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【起業3年を振り返って思う、“そこそこの満足”という曲者】
それでは、どうぞ。
■2019年12月に、
「2020年の目標」
をワードに書き記してみました。
振り返ってみると、
達成率は50%くらいでしょうか。
ただ掲げてみたことで
書かなければ実現はされなかったであろう
いくつかのことが達成ました。
例えば、
・海外のワークショップに英語で参加する
・システムコーチングの資格を取得する
・アシスタントを2名採用する
・腕立てを継続して胸板を厚くする
などなど。
■大きいか小さいかは
人によって判断が分かれるところですが、
自分にとっては成長を感じられる一歩を
刻むことはできたようにも思います。
そういう意味で、
「目標は掲げるだけタダ!」
なので、やはり
目標は大事だな
と思っております。
■さて、ここから、
私(紀藤)の2020年の振り返り、
ならびに、2017年12月に起業をして
ちょうど丸3年たつので、
「サラリーマンから起業して
今に至るまでの振り返り」
をつらつらと書いてみたいと思います。
少し長いですが、
ご容赦いただければ幸いです。
*
起業して4年目に入ると、
仕事も安定してきました。
実にありがたいことです。
出会っていただいたお客様とのご縁より
新たな挑戦をさせていただける機会も
なんだかんだ毎月のようにあり、
充実した3年間でした。
仕事と趣味とプライベートの
境界線がなくなり、
大好きな「学びと教育」に
365日浸っていられるのは、
なんとも幸福なことです。
■そんな中、
4年目に入った今感じている
一番大きなことは、2つです。
それは、
『知ってしまったことによる躊躇』
そして、
『そこそこの満足という厄介さ』
です。
■起業して1年目2年目は、
どうなるかわからず、予測もつかず、
ただ売上を上げようと思いました。
それが直接、家計収入にも
繋がるわけでもあり、
ちょっと品がないかもしれませんが、
単純にやる気がでるものです。
ゆえに、とにかく仕事があれば
「できます。大丈夫です。
任せて下さい!」
という、
”「はいか、イエスか、喜んで!」のスタンス”
で、やったことがなかろうが、
できるかどうかわからなかろうが、
情熱体当たりで
とにかく今できることを
全力で積み重ねてきました。
そこに後悔はありませんし、
今もそのスタイルは基本変わりません。
ただそのスタイルは
未知でわからないからこそ
「(堂々と)大丈夫です!」
と言えた側面もあるかと。
■しかし、4年目に入ると
まだまだではあるものの、
いくつかの経験を積む中で、
1年目2年目と「やってみなはれ」の
質感が変わってきました。
その質感の違いとは、
経験を少しずつ積み重ねる中で、
己を卑下するわけではなく、
「自分ができること、
できないことを理解した」
こと。そして2つ目は
「失敗を経験したことによる、
一抹の恐怖心が心のなかに芽生えてきた」
ことでしょう。
(痛い失敗というのは、1年以上経っても
思い出すと「ああぁーっ」てなります)
どちらも一言で言えば、
『知ってしまったことによる躊躇』
と呼べるかと。
痛みや苦労を知ると、
同じようなパターンがあることに対して、
少し面倒臭さや躊躇をしてしまうのです。
■そこに加えて、問題なのは
『そこそこの満足という厄介さ』
です。多分これが、
一番厄介なところです。
この”そこそこできる(気がする)”
というのが最も曲者なのです。
■実際は、まだまだなのです。
言葉通り”そこそこ”なのだから。
お客様のためにできることも、
まだまだあるし、
自分の能力を高めるために
できることもたくさんある。
しかし、売上が
”そこそこ”ついてきたりすると、
平均より
”そこそこ”いい感じだと、
「悪くない」で落ち着きそうになる。
これがなんとも厄介だし、
なんとも気持ち悪いのです。
■私がお世話になっている
経営者の先輩が、起業する際に
こんな事を言っていました。
「起業すると、
1、自己管理ができず、
5年後には消えてしまっている経営者
2、起業して少し豊かになるけど、
そこそこで現状維持が始まる経営者
3、できることを大きくして
拡大し、攻め続ける経営者
に分かれるように思います。
そして、多いのが
「2の現状維持」タイプが
ほとんどじゃないかと思います。
結局、『何を基準にしたいか』ですよね」
と言われたことが
印象に残っています。
■資本主義的な考え方で、
とにかく大きくすることが善でもなく、
「3」が正しいということでもないです。
ただ、「基準を低く」していて
”自分のまだまだ感”や
”自分ができること感”
があるのに、
そしてそれに気づいてもいるのに、
”失敗に対する躊躇”
”今の範囲内でそこそこやろうとする”
などにより、
挑戦に対する一歩が踏み出せず、
100%一生懸命生きている感じもなく、
”そこそこ”なのであれば、
やっぱりそれは、
個人的にはよろしくないと
思ってしまうのです。
■なぜならばそれは、
・自分の可能性に対しての信じていない
ことになるし、
・自分に期待して頂いている周りの人に対して、
失礼なことになる
と思うからです。
、、、しかし、失敗も怖いし、
痛いのも嫌なのも事実で、
”知ってしまったことによる躊躇”
があるのも確か。加えて、
”そこそこ満足している今”
があると、
自分の可能性に対して
足を踏み出せなくなるのも、
人間心理としてあるのも否定できません。
■では、そんな中、
どうすればよいのか?
いかに「自分の基準を高める」のか。
そのための一つがやはり、
月並みではありますが、
『「こうありたい」と思える目標を掲げること』
だと思います。
加えて、
「こうありたい、という目標」に
魂が吹き込まれるためには
自分の先を歩んでいる挑戦をしてきた人、
日々攻め続けている人の背中から、
その人が見ている世界や
その人の生き様を感じることでしょう。
1,目標を掲げる
2,先を進む人の高い視座を感じる
→ 「基準とする目標を上に持つ」
シンプルな、こういったことが、
”そこそこ”を打ち破り、
日々命を燃やして生きる喜びを
感じさせてくれるように思います。
■2020年振り返ると、
人と人が触れ会いづらくなったことで、
エネルギーの交流というか、
人と人が会うことによる刺激が
生まれづらくなったと感じます。
だから、つい
”「そこそこの自分」という箱”
に入りやすくなったのも
あるのかもしれません。
でも、まさしく変化の時代の今だからこそ、
出来ることもまだまだ沢山あると思います。
2021年始まりましたが、
今自分にできることを、
楽しく、一生懸命、
未来の自分に繋がるように
一歩一歩進んでいきたい、
そんなことを思った次第です。
改めて、本年もよろしくお願いいたします!
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<本日の名言>
私は、敵を倒した者より、
自分の欲望を克服した者の方を、より勇者と見る。
自らに勝つことこそ、最も難しい勝利だからだ。
アリストテレス(古代ギリシャの哲学者/BC384-322)
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