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2510号 2021年1月4日

視座を拡げるのは、やっぱり「人に会う」に限る

(本日のお話 1818字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

本日からお仕事が開始された方も
多いかもしれませんね。

2021年は世の中的にも、
コロナ禍による変化が常態化して、
大きな価値観の変化がある、
そんな1年になりそうな予感がしております。

いずれにせよ、本年もどうぞ
よろしくお願いいたします!



さて、本日のお話です。

年始と言えば「目標」と感じるのは
きっと私だけではないかと思います。

・書き初め
・今年の抱負
・新しい手帳の後ろにある空欄の”目標”項目

、、、などなど
何かと目標を彷彿させるものが
多くありますね。


今日はそんな中で、

”より良い目標設定の上で大切なもの”

について思うところを
お伝えさせていただければと思います。


タイトルは


【視座を拡げるのは、やっぱり「人に会う」に限る(こんな時代だからこそ)】


それでは、どうぞ。



■誰かが言っていた名言。


”人は何にでも成れる生き物であり、
何にでも”慣れる”生き物でもある”。


作者は誰か忘れましたが、
なるほどなあ、と思いました。



■「目標」というと
あまりにも一般化されすぎている
”大事なこと”ですが、

りこういった年初に、
「こんな1年にしよう」と思いを載せて
強く考えたものがあるとすると、
なんだかんだ1年経つと、そちらに少しずつ近づいて
行くのが不思議なものです。


このメカニズムを、
『学習する組織』という著書で有名な
元MITのピーター・センゲ博士は

”クリエイティブ・テンション(創造的緊張)”
(=ありたい姿と現状のギャップが目標に向かわせる)

と表現しました。


ゆえに、ちょっと大げさかもしれませんが、
目標を掲げ、歩み続けることで

「人は何にでも成れる生き物」

と言えるのかな、と。



■同時に、もう一つ言えるのが

「人は何にでも”慣れる”生き物」

でもあると思います。


私たちが目標を立てると
そちらに基本近づいていきます。

ただ、一旦目標を立てて
その目標を達成してしまうと、
それが”当たり前”になる、ということ。

例えば、

・毎週ランニングを10キロ走る

・毎日ストレッチをする

という習慣化目標を立てて、
それが達成すると、それは普通になる。

つまり、”慣れる”わけです。



■あるいは、営業で

・売上1億円達成する

という目標を立てて
それをクリアするのが常態化すると
その状態にも”慣れる”。


そうすると、段々と

「まあ、こんなもんだよね」とか、
「まあ、今の状態で十分かな」

と感じて、でも実はまだまだ
発揮できるエネルギーもあると感じていて、、、

というように本当はもっと
自分の内側に、自分も周りもより良くできる可能性が
眠っているのにも関わらず、

”そこそこ”

で終わってしまうことが
往々にして起こりうる、、、

と思うわけです。


でもそれは、勿体ない。

目標設定も、

”適度な難易度“
(=頑張れば届くけど、難しい)”

方が燃えるのです。
能力も発現されやすいのです。

あまりに優しすぎる問題
(あるいは難しすぎる問題)

では、目標に対して進む気が起きない、
というのは心理学的にも言われております。



■、、、では、
”今の自分に慣れる”ことなく、

「より自分の可能性を開き、
良質な目標を立てる」

ために、どんな工夫ができるのでしょうか?


その一つが、
実にシンプルなのですが、


『人に会いにいくこと』


です。

具体的には、

”自分が尊敬する人で、
自分より1〜3歩先に進んでいる人”

がお勧めです。


というのも

・並べて考えるのも恐縮な凄すぎる人
・あまりにも偉大過ぎる人

だとそもそも「自分とは違う」で
終わってしまうから。

ゆえに、

・自分よりも遠くを見ている
・しかし共通点もある
・親しみを感じる

など、

「身近な尊敬できる人」
「身近な刺激をくれる人」

と表現出来る人と会い、
語らい合うと実に刺激になります。



■こういう人に会うと、

「ああ、こういう人もいるのか」

「自分も頑張らないと」

「こんなレベルで仕事をしているのか」


などと視野が
開けていく感じがする、

などが起こりえます。

自分にとって大きな刺激になり、
そして

”より自分を高めてくれる目標設定”

にも繋がる、

私はそのように感じております。



■いつもと同じ人、同じ場所。

そこから一歩外に出ると、
本当に色んな人がいると気付かされます。

ゆえに、今いる環境で力を注ぎつつも、
どんどん外に目を向けていき
自分の視野を拡げていくこと。


【 視座を拡げるのは、やっぱり「人に会う」に限る 】

と思います。

(こんな時代ですが、
なおさらその威力を感じます)


そして、このような姿勢が、
5年10年、このような年始を繰り返したとき、
大きな差になっていくのだろう、

と思います。

やっぱり本ばかり読んでいても、
リアルな人と対峙しないと刺激にはならないなあ、
とこんな昨今ですが改めて感じている次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。


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<本日の名言>

人間は、行動した後悔より、
行動しなかった後悔の方が深く残る。

トーマス・ギロビッチ(米国の心理学者/1954-)

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