中国の欧陽脩は「アイデアが閃く場所は『三上』である」と語った
(本日のお話 1546字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
その他、1件のコーチングの実施。
また夜からは、大学院受験プロジェクトの
人材開発・組織開発の勉強会の開催でした。
『リーダーシップ教育のフロンティア』
(著:中原淳、舘野泰一他)を題材に、
各企業にてどのようにリーダーシップ教育が
行なわれているのかなど、ディスカッションをしつつ
皆で学びました。
ご参加いただきました皆さま、
改めてありがとうございました!
*
さて、早速ですが本日のお話です。
皆さまは、何か考えている時に、
思考が堂々巡りになってしまい
なかなか良いアイデアが
思い浮かばない、、、
ということはありませんか?
一方、何かふとした閃きで
頭の中にあったモヤモヤが消え去る…
みたいな瞬間もあったり。
今日は
「アイデアが閃く瞬間」
をテーマに、
あるお話をご紹介させていただきつつ、
学びをご共有させていただければと思います。
それでは早速参りましょう!
タイトルは、
【中国の欧陽脩は「アイデアが閃く場所は『三上』である」と語った】
それでは、どうぞ。
■皆さまは、
「思考が整理される」
「アイデアが思い浮かぶ」
ときに、どのような傾向があるか
考えたことはありますでしょうか?
言われてみると、
・何をしているときに
頭が整理をされるのか?
・どこにいるときに
ふと閃きが沸くのか?
などは、何か傾向が
ありそうだけれども、
具体的に考えたことがない
問いかもしれません。
■とはいいつつ、
「アイデアが閃く瞬間の傾向」
について、自覚的であることは、
意外と大事なことだと思われます。
、、、と、いうのも
冒頭にもお伝えしましたが人は、
”つい同じことをぐるぐると
ループして考えてしまい、
泥沼のような思考から抜け出せない”
ことが、しばしば起こりがちだから。
■これはコーチングで対話をする中で
よーく思うことです。
人はそれぞれ思考パターンを持っていて
ある種の規則みたいなことがあります。
自分一人で考えていても、
”考えている”ようで、
思考のループにハマり、
”思い悩んでいる”だけである
ことも、結構多かったり
■そんな中で、
・誰かに問いかけられることで
違う視点から捉えられるようになる
・何かをしているときに
別の考えが”閃く”
ということはありますし、
そのときの傾向や、
閃き、別視点が起こる法則のようなものを
知っているか否かで、
泥沼のような思考ループから
抜け出しやすくなる、、、
とも言えるのではないかと。
■このテーマに関して、
こんなお話があります。
中国の北宋時代の欧陽脩は、
【アイデアが閃く場所は「三上」である】
と語りました。
ちなみに「三上」とは、
1,馬上 → 馬の上
2,枕上 → 布団の中
3,厠上 → トイレの中
です。
、、、言われてみると、
今の時代に当てはめても、
「ああ、たしかにそうかも!」
と思いますよね。
たしかに何かをしているときに
ふと思いもよらぬアイデアが出ること、
やっぱり、あるなあと思います。
■私(紀藤)の話となりますが
悶々と悩みがある時に、
フッと閃きや、新しい視点が
降ってくる瞬間には傾向がある、
と感じています。
それは、主に以下の3つです。
<「三上」(紀藤の場合)>
1,ランニング →走っている最中
2,おしゃべり →誰かと話をしているとき
3,セミナー → セミナー・研修への参加中
でございます。
、、、多分これは、
私なりの「マイ・三上」なのでしょう。
ただこうやって、
自分自身のことを理解しておくと
とても便利なのです。
■その理由は、
・なんだか上手く行かない、
・思考のループから抜けられない、
・新しい視点がほしい
というときに、
意識的に、閃き・別視点を
引き起こせる可能性が高まるからです。
実際に、なんかスッキリしないときは
机の上で悶々と考えるより、
サクッと、メモ用のスマフォを片手に
ランニングにいったりするわけです。
そのほうが
その後の活動の生産性が高まって
満足度も成果にもつながることもある。
(やりすぎて、走りすぎると、疲れて
むしろ生産性下がることもありますが汗)
■ゆえに、
”『自分がどんなときに閃きが訪れるのか?』を自覚する”
こと、すなわち、
【「マイ・三上」を理解しておくこと】
が、
自分の精神面・知性面をコントロールし
より望ましい結果を再現性高く生み出す上で
重要なことではなかろうか、
そのように思った次第です。
■、、、ということで
皆様は、どんなときに閃き、
アイデアが降ってきますか?
考えてみると、意外な気付きが
得られるかもしれません。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
若い時われわれは学び、
年をとってわれわれは理解する。
エッシェンバッハ(オーストリアの作家/1830-1916)
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